2023-01-14 08:29 追加
浜松・水上真悠子「手応えはあります。スピードの中に高さも組み込んだ攻撃をしていきたい」、 ヴィアティン・草深ことみ「19年間サイドをやってきた自分がVリーグでまさかのミドル」 V2女子会見
V女子
●西田誠監督
現在3位の浜松さんにフルセットまで戦えたことは一つ自信になったといいますか、メンバーチェンジも含め、層の厚さというのも少し見せることができた部分もありました。また一歩、戦えるという感触も持てましたし、負けは悔しいんですけど、悲観的な敗戦にならなかったのが良かったと思います。
ーーヴィアティンの独特の布陣、通常のミドルの対角に本来オポジットの草深主将を配置しています。ミドルが1枚のフォーメーションというより、独特なミドルがいると解釈すればよいのでしょうか?
西田:そうですね、今はその認識になってきています。もともとはポジションの埋め合わせの問題でサイドをミドルにコンバートということではあったんですけど、現在のフロントオーダーで戦えていますし、ブロックの効果も高いですし、決定力に関してもパスが入らなくても使える攻撃ができますので、この形は通じているなと。男子でそれが通じるのはなんとなく経験でわかっていましたが、女子でもできるな、と。ただ、高いブロックにきっちり2枚マークされた時の対応はまだ未熟だったと思います。
ーーフロントオーダーの意図は?
西田:ライト打ちが得意なサイドの選手がいるということがまず一つ。僕の中では木村沙織さんをイメージしています。その時に日本代表では迫田さおりさんがミドルの対角でバックアタックを打つという「MB1」をやっていました。それを草深が担っているというようなフォーメーションですね、今のメンバーを考えるとそれもありかなと思って、フロントオーダーにしています。
ーー日本代表の特徴的なフォーメーションがヒントになったんですね。
西田:そうですね。日本代表と…自分の経験では筑波大学のコーチをしていた時に一度ライト打ちが得意な子とサイズの大きくないオポジットの子をミドルに回してフロントオーダーをやっていまして、インカレ決勝まで行っているので、それがありました。サマーリーグで熊本さんにも勝てたので行けるのかな、と。それだけでなく、バックオーダーの形もきちんと作ってリーグ戦に臨んでいます。
ーーチームの目標は最終戦のホームゲームとお聞きしていましたが、すでに2勝。その成果については?
西田:非常に選手が頑張ってくれています。そしてスタッフもコーチの竹本由美(元千葉エンゼルクロス)、彼女は素晴らしいセッターだったのですが、彼女を中心に貢献してくれていて、とても頑張りが見える1年間になっています。そこで選手に欲も出てきまして「勝ちたい」と話していました。もっともっと貪欲に勝ちに行けるチーム作りをサポートしていきたいなと思っています。
撮影 堀江丈
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