2023-01-21 10:51 追加
JAぎふ・唐川愛璃「元気とか、笑顔とか、感動を届けていかないと」、GSS東京・中澤恵「期間は3か月。応援してくれる人に感謝の気持ちを伝えたい」 V2女子会見
V女子
●鈴木智大監督
シーズン前半戦、サーブレシーブが返せず、苦しい思いをしました。まずはそこを修正しようと年明けの2戦に臨みましたが、やはりサーブレシーブが乱れてハイセット中心になり、レフトサイドオンリーになってしまっていました。前半戦はそうなってしまうと点が取れずに苦戦したのですが、この2戦はその状況でも得点できるようになっています。
ーー今日のGSS東京はチームの雰囲気も良く、再浮上を狙うJAぎふにとって厄介な相手になったのではないかと思います。
鈴木:GSS東京さんはもともとの技術が高い、上手な選手が多いチームです。純粋なスキルだったり、ディグ能力は向こうに分があるから、そこで勝負するのではなく、まずサーブでしっかり攻める。そうすればチャンスボールが来るから、そこをしっかりものにしようと試合前に話していました。でも、やっぱり点数を取るとノってくるので、ちょっと嫌な相手ですね(笑)
ーーそのGSS東京から西條華子選手が移籍で加わりましたね。
鈴木:彼女もスキルは高いものを持っています。同じポジションの山根茉唯加が打力では勝る分、スタートで出ることは少ないんですけど、彼女が途中から入ってサーブレシーブを安定させてくれましたし、ディグも拾えますし、ブロックもいい。今日は結果を残してくれて本当に助かりました。
ーーチームの特徴でもあるバックアタックがほぼなかったのが気になりました。
鈴木:男子バレーでは当たり前になっているバックアタックの標準装備。女子もトップチームだけでなくて、V2カテゴリーでも攻撃枚数を増やしていくためにバックアタックは必須だと思っています。
そういう思いで、昨年からバックアタックに取り組んできました。
今年もサマーリーグ、中部総合、国体予選、皇后杯予選と戦う中でバックアタックもしっかり形になって、「JAぎふはバックアタックのあるチーム」と印象付けることもできたんですけど、リーグに入ってパス、セット、スパイクなど、少しスキル面で不安定な傾向が出てしまい、ボールが狙いの位置に集められず、前半戦はそれでも無理に使おうとした結果、合わずに失点が増えていって、強みにしていたバックアタックが逆に失点源になってしまっていました。
現在はそれを立て直しているところです。
ーー少し気がかりなのは昨シーズン、サーブレシーブの柱として奮闘した栁沼優花選手に元気がないことです。彼女に期待する声もよく耳にするのですが。
鈴木:そういう声があるのは僕も把握しています。彼女のポジションはかなりのハードワークが強いられる。昨シーズンは本当に耐えて耐えて頑張ってくれました。リーグの開幕前も良かったですし、練習では調子が良いのですが、今は少し試合になると数字が残せない状況です。
ーー栁沼選手がリズムを取り戻してくるとチームもまた勢いを増しますね。
鈴木:そうですね。いま柳沼のところに入っている山本裕香はオポジットもできますので、そうするともっとチームにバリエーションが出せると思います。
ーーV1共催のホームゲームについて。
鈴木:東レアローズさんのセカンドホームである岐阜県で合同開催となります。たくさんの方が来てくれると思いますので、そういった方にV2の試合も見てもらって、V2も楽しいと思ってもらえるようなゲームをしたいですね。
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