2023-02-10 10:51 追加
JAぎふ・高石明美「気持ちはひとつで戦う」、GSS東京・張心穆意「ヤバイ!と思っていたサーブが入った」、群馬銀行、ヴィアティン V2女子会見
V女子
第2試合
群馬銀行グリーンウイングス 1(18-25、18-25、25-20、22-25) 3 JAぎふリオレーナ
■JAぎふリオレーナ
●高石明美選手(アウトサイドヒッター)
今週は1試合だけ。この試合にしっかり集中して挑むことをチームの目標としてやってきました。自分たちのバレーを出すためにまずはサーブで攻めること、1本目をしっかりまとめてそこから攻撃することがしっかりできたかなと思います。
群馬銀行さんは攻撃力もあるし、ブロックも高いチームですが、自分たちのリズムで戦えたのが良かったかなと思います。
●山根茉唯加選手(オポジット)
何が何でも勝とうという気持ちをもって試合に臨んだことも勝因の一つだったと考えています。試合の中では上手くいかない時、こちらの弱い部分が出てしまった時もあったんですけど、全員で声を掛け合いながら立て直していって、自分たちの有利な展開で進めて勝つことができたと思います。
ーー群馬銀行を攻略にできたポイントは?
高石:サーブで相手の1本目を崩せたというのが一つ大きかったのかなと思います。ブロックが機能してワンタッチが取れた。抜いて打たれることも多くあったんですけど、いいところでタッチが取れて、全員がさぼらずあきらめないで何回も攻めることができたかなと思います。
ーーチームはシーズン序盤に苦しみましたが、今はいい方向にまとまっている?
高石:自分達には明確なエースがいません。全員で少しでも攻めて、少しでも崩して、自分たちのやりやすい形に持って行くことがチームにとって大事だと思っていて、そこはどの相手に対しても引き続き続けていきたいなと思います。
(特徴である)バックアタックはもちろん使う予定ではあるんですけど、1本目が入らなったり、今はなかなか使えない状況なのでしっかり修正して、攻撃枚数を確保できるようにもう一度作っていきたいなと思っています。
ーー最近の試合で柳沼優花選手、唐川愛璃選手が負傷してしまいました。欠場者に応える気持ちも力になったのでは?
高石:気持ちは一つで戦うということを常に思っています。スタートで出ていた2人がいない中ですが、誰が出てもしっかり戦うことを常に練習していました。今もう一度、チームが一つになれたのかなと思います。
ーー柳沼選手が松葉杖姿で帯同し、写真を取ったりチームに貢献されていました。
高石:後ろにいてくれると安心に繋がりますし、後押しをしてくれて、すごく力になったと思います。
ーー山根選手に。力強いサーブが印象的でした。
山根:サーブはドライブサーブ、攻めるサーブを打っています。基本は攻めるんですけど、入れていかなければいけない時とかもある。自分で考えるようにはしていますが、コートの中やベンチから「行っていいよ」という声が聞こえて、そういう時は「よし、打ってやるぞ」と思って攻めています。
ーー新人ですが、レギュラーとしてチームに貢献できていることは?
山根:オポジットとして点数を取らないといけないポジションです。サーブレシーブだったりディグだったり、カバーしてもらっている部分が多くて、その分自分が決めないといけません。でも、まだできていないことが多いので、責任感をもって点数を取る意識でもっとやっていかないといけないなと思っています。
●鈴木智大監督
現在首位の群馬銀行さんとの試合になりました。タレントぞろいのチームです。攻撃も高さがありますし、ブロックも固いですし、フロアディフェンスもいいものを持っています。そういった相手に対してどうやって点を取っていくか。どういうふうに守るか。ミーティングでしっかり明確にして臨み、それを選手が体現してくれたことが勝利に繋がったと思います。
ーー開幕直後は波に乗れず、苦労されてきました。今はチームの立て直しが形になった状況でしょうか?
鈴木:そうですね。開幕時に比べたら勝星も点数も取れているんですが、選手と共に目指しているバレーにはまだまだ…遠くはないですけど、そこには到達していないので、残りの試合でしっかりリオレーナのバレーを見せられるように頑張って行きたいです。
ーーサーブが良かったですが、連勝中に強化した部分がある?
鈴木:「JAぎふと言えばサーブ」と他のチームからも言ってもらえているようですが、前半はなかなかサーブが入らず、そのためシーズン中盤は失点を恐れて入れるだけのサーブになってしまいました。相手にいい状態で打たせてしまうことが多かったんですけど、最近は割と強いサーブも入るようになってきて…。
「サーブミスに関しては何も言わない、サーブは攻めてなんぼ」と掲げてやってきましたが、年明けからは少しだけ変更しました。タイム明けなどは確実に入れるようにしましょう、と。でも、群馬銀行さん相手にはそんなことをしたらやられてしまう。今日は当初の方針に戻って、「サーブミスは気にしなくていいから、とにかく攻める」ことを話しました。
ーーチームとしては柳沼、唐川選手の負傷離脱が痛いところですね。
鈴木:リーグ途中での離脱は本人の身体的にも精神的にもダメージが大きいと思います。でも、試合に出れなくてもチームの一員。一緒に戦って欲しいなと思います。帰りを待っています。
ーー少し前の話になりますが、1月のホームゲームでミドルブロッカー梅田莉樹子選手に代えて柳沼選手をフロントで使われましたね。どういう意図だったのでしょうか?
鈴木:あれは本来目指していた形に近いです。セッターの対角に高石を入れてあとはサイド陣。高石とセッターにはミドルをやってもらう。それが今シーズン、うちが本来やりたかった布陣なんです。
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