2023-02-15 12:49 追加
石川祐希ミラノ、ピアチェンツァに1-3で敗れる「被ブロックとサーブミスが多かったので、修正して次戦に臨みたい」 イタリア1部
ミラノ ゲームレポート
Others / 全日本代表 男子
イタリア男子バレーボールリーグセリエA後半第8節、石川祐希所属ミラノ(7位)は現地時間2月12日(日)にアウェイでピアチェンツァ(6位)と対戦し、1-3(25-27 18-25, 25-18, 19-25)で敗れました。
石川祐希はこの試合スタメンで出場し、チーム首位タイの15得点の活躍でした。
第1セットスタメン
ミラノ
OH:メルガレホ(キューバ)、石川
MB:ヴィテッリ(イタリア)、ロセル(アルゼンチン)
OP:パトリィ(フランス)
S:ポッロ(イタリア)
L:ペサレージ(イタリア)
ピアチェンツァ
OH:ルカレッリ(ブラジル)、レアル(ブラジル)
MB:シモン(キューバ)、カネスキ(イタリア)
OP:ロマノ(イタリア)
S:ブリザール(フランス)
L:スカンフェーラ(イタリア)
●試合レポート
第1セット、序盤はサイドアウトの取り合いとなり6-6まで進んでいきますが、そこからMBシモンがOPパトリィとOH石川を連続でブロックしてピアチェンツァが6-9とリードします。しかしミラノもすぐさまOH石川のサービスエースなどで11-10と逆転に成功し、そこからは再び点差が3点以上広がらない競った試合となり、ミラノはOPパトリィ、ピアチェンツァはOHルカレッリを中心に得点を重ねていきます。そうして24-22とミラノが先にセットポイントを握りますが、そこからOHルカレッリとMBシモンのスパイクが続けて決まり24-24と土壇場でピアチェンツァに追いつかれて試合はデュースに。その後OPパトリィにスパイクミスが出て逆にピアチェンツァにセットポイントを握られると、最後はOHルカレッリのサービスエースが決まり25-27でピアチェンツァがこのセットを取ります。
第2セット、序盤の4-5の場面でOPロマノのサーブから自身のエースやOHレアルのスパイク、Sブリザールのブロックなどで一気に7連続ブレイクで4-12とピアチェンツァが大きくリードを広げます。そこからさらにピアチェンツァはOPロマノのスパイクやブロックでブレイクを重ねて10-20と10点差をつけます。その後ミラノもOH石川に代わって入ったOHエバディプール(イラン)のスパイクやブロックなどで13-20とやや点差を縮めましたが、最後はOHルカレッリのスパイクが決まって18-25でこのセットもピアチェンツァが取ります。
第3セット、後がないミラノはOHを石川とエバディプールでスタートします。序盤はミラノにミスが重なって4-6とピアチェンツァにリードを許します。しかしOPロマノのミスで7-7とミラノが追い付くと、さらにSポッロのサーブから自身のサービスエースやOPパトリィのスパイクなどで8連続ブレイクに成功して16-8と一気にリードを広げます。その後もミラノはMBヴィテッリのブロックやSポッロのツーアタックなどで22-12と点差を広げ、そこからピアチェンツァに代わって入ったOHバシッチ(フランス)のスパイクなどでやや点差を縮められるも、最後にはOH石川がしっかりとスパイクを決めきって25-18でこのセットはミラノが取ります。
第4セット、このセットは中盤までお互いに一歩も譲らないサイドアウトの取り合いとなり、ミラノはOH石川やOHエバディプール、ピアチェンツァはOPロマノやOHレアルを中心に得点を重ねて15-15まで進みます。そこからピアチェンツァがOPロマノのスパイクでブレイクに成功して15-17と2点差をつけると、さらにSブリザールのサーブからMBシモンのスパイクとOPロマノのブロックで2連続ブレイクに成功して16-20と点差をさらに広げます。そして終盤にもMBシモンのサービスエースなどでブレイクしたピアチェンツァが18-24とマッチポイントを握ると、最後は好調のOPロマノが古巣相手にスパイクを決めきって19-25でこのセットも取ったピアチェンツァが1-3でミラノに勝利しました。
MVP:OPユーリ・ロマノ(19得点(うちサーブ1、ブロック2)、アタック決定率62%)
石川は15得点(うちサーブ1、ブロック1)、アタック決定率45%、サーブレシーブ成功率30%の活躍でした。
これでミラノは通算9勝10敗26ポイントとして8位に順位を下げました。
次回は現地時間2月19日(日)20:30(日本時間翌4:30)から、ホームで3位のトレントと対戦します。
文:堤敏樹(『トシキブログ』より)
●石川祐希選手コメント
今日はピアツェンツァに1-3で負けてしまいました。1-3なのですが、今日の試合はどちらかというと僕たちの我慢が足りなかった試合だと感じています。1セット目も終盤リードしたところで1点を取り切れずに取られてしまって、2セット目は僕たちの集中力が切れてしまい、そのあと3セット目はなんとか取り返したのですが、4セット目も中盤まではずっとサイドアウトを取って取られての繰り返しで、こちらのサーブミスが少し多かったなと感じています。
大事な1戦を逃してしまったので、残り3戦でなんとかポイントを取るしかないのですが、まず個人的に今日アタックがブロックされるケースが多かったですし、サーブミスも多かったと感じているので、そこを修正して次戦のトレント戦に向けて臨みたいと思います。そして、チームとして波にのりたいところで、まだまだのりきれていないので、そこをつかめるようにしていきたいです。また、常に安定したチームの流れをもたらせるプレーだったり、プレー以外のところでも、もっともっと成長しなければいけないなと感じているので、そこを引き続き課題として取り組んでいきたいと思います。
写真:PowervolleyMilano
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