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会見・コメント

2023-02-18 06:00 追加

大分三好・山田滉太「リードを取られ自分たちの悪い展開になったことが一番の敗因」 V1男子会見

SV男子

●山田滉太選手(アウトサイドヒッター)

サイドアウトがチームとして苦しい状況が続きました。
相手にブレイクを沢山取られ、リードを取られ自分たちの悪い展開になったことが一番の敗因です。
第1セットビハインドから追いついた勢いでセットを取っていたらもっといい試合ができたと思います。
そこで取り切れない自分たちのチームの弱さが出ました。そこは反省するべきところですし、今後の課題だと思いました。
●久保田雅人主将(リベロ)

昨日に続き敗戦になりましたが、第1セットが接戦の中で取り切れなかったことが敗因です。
東京GBさんの勢い、ホームゲームの力が今日は出たのかなと思います。
土壇場で自分たちの力が出せなかったところでそこが自分たちの弱さでもありこれからの課題でもあると実感しました。
後半戦まだ続くので今日で終わりではなく先を見越してやることも多いと思います。
そこを改善できるようにやっていければと思います。
●井口(いのくち)直紀選手(セッター)

有明コロシアムでこの観衆の中でバレーボールができたことが自分自身幸せに感じます。
試合に関しては、この2試合勝たなければいけない試合と思い臨みました。
結果的に勝つことができませんでした、敗因については分析をしてやっていかないといけません。
スパイカーは頑張ってくれましたが自分が決めさせられなかったのが一番の敗因です。

――山田選手に。カンタパット選手が途中起用された中サーブで狙われた中カバーをしているシーンが見られたがどのように対応したか?
山田:カンタパット選手が入ることでどのチームもターゲットにして狙ってきます。
そこはリベロと2枚(レセプション)、3枚で行くのか話し合っています。ジャンプサーブ(スパイクサーブ)に関しては2枚で行くのは不可能です。
まっすぐのラインだけレシーブに入ってもらって左にずれたボールは僕たちがカバーに行くという感じでやっていました。
サーブレシーブで崩されたとは今日は感じませんでしたが、そこから(レシーブをした後の)僕の体制が崩れてしまい攻撃参加ができなくなりました。
そこで攻撃に入れずに相手のブロックを絞らせてしまい、カンタパットと(イノック)モゲニにブロックが2枚厚くいってしまいました。
サーブレシーブを2枚でやったときも自分でリズムを作って攻撃に参加する意識を持ってやれば他のスパイカーも楽に決められるようになると思います。
そこは個人の課題で今足りないところです。

――怪我で離脱する期間があったが現在のコンディションは?
山田:僕が怪我をしていた期間でチームが3勝(東レ1勝、VC長野2勝)しています。
僕的にもチームが勝つことは嬉しいですが、(怪我前の出場中に勝利という)結果が出ていなかったので悔しさはありました。
試合勘は難しかったですが、コンディションは今だんだん上がってきている状態です。
そこに関しては結果も出さないといけないですし今まで他の選手が頑張ってくれていました。
僕がそこで代わって入ってチームのリズムが崩れたりしたら意味がありません。
求められているものは僕がしっかりやってチームの結果を出すということで恩返しできたらと思います。

――第2セット以降スパイクサーブの精度が落ちたが?
山田:自分の感覚的には変わっていませんでした。集中力の疲労というか、トスの精度が落ちていました。
第1セットはいいトスが上げられましたが第2、3セットは前に流れたり上目に上がったりしました。
集中していなかったわけではありませんが、そこの体力(持続力)がまだで自分が打ちたいトスを100%上げられるという状態ではありませんでした。

――井口選手に。攻撃参加枚数が減る、B、Cパスが多い中で状況をどのように捉え対応をしていたか?
井口:昨日もそうでした相手のブロックがバンチ・リードで張られていてどうしても試合通してBパスでは絞られて両サイドに2枚(ブロックを)付かれる展開でした。
今日に関しては(ミドルブロッカーの)川口(喬)、安部(翔大)選手がBパスでネットから離れた状態でもクイックという意識を持った上でやっていました。
グレードベアーズさんにそこをディフェンスで上回られ、最終的にモゲニに託すしかなくなりました。
相手のディグ、フロアディフェンスが凄く良かったです。そこに関して自分たちが劣っていました。

――チームとしてサイドアウトで第2セット以降プレーの精度が落ちてしまったことについて。
井口:第1セットもサイドアウトのパーセンテージが低かったです。
昨日もそうでしたがサイドアウトが取れない展開で今日であると山田が6ブレイクで追いついたのでサイドアウトとしては全セット難しかったです

――トランジションの状況で各選手がハイセットなどプレーで細かいミスをしているように見えたが。
井口:気負うではないですけど勝たないといけない展開の中で一人ひとり焦りではないですがそういう面が出たのかもしれません。
自分がフロント(前衛のローテーション)のときブロックチェンジ(※)をしますがその時僕がレフト側(相手側のライト)に跳んだ時にセットアップができないケースが多いです。
その場面で山田選手が(相手側の)ライトポジションでやっているときに他の選手がセットアップする状況になっています。その状況で精度を詰められなかったのが取り切れなかったところです。

――第1セットのデュースの時にCパスに対してセットをオーバーハンドで上げて壁にぶつかるシーンがあった。アンダーで行く選手が多い中オーバーで上げたのは。
井口:あの展開でサイドアウトゲームになる状況で、セッターとして勝たせないといけないその気持ちの中でやっています。
そのプレーは意図的にオーバーで行ったわけではありません。
最終的に打ちやすいトスをモゲニ選手、アウトサイトの選手に打たせることが大切だと思っています。
献身的に潰れてでもスパイカーに勝負をさせるということを意識してやっていました。

――久保田主将に。(入替戦出場の下位2チームの順位を争っている)東京GBに4戦を残した中で迎え2連敗したことについて。
久保田:先週迄の負けが続いている中で今週2連勝をしたいと思っていました。
そこで2連敗をした中でダメージは来ていると思います。そこを引きずるのではなくてリーグは続くのでれ東レ戦のようにどこか上の(順位の)チームに勝てば勝率で上回れると思います。
グレートベアーズさんとも2戦残っていますしVC長野さんも残っているのでそこで挽回をして今日の反省を生かしていけたらと思います。

――久保田主将と山田選手に。有明コロシアムのような大きな会場で試合をした印象は?
久保田:今日出だしからグレートベアーズさんの手拍子が強くてホームゲーム感が強いなと感じました。
ホームの力、応援の力で流れが来やすいです。バレーボールは流れが来やすいですし、流れで変わるスポーツだと思います。
応援の力は僕たちの支えでもありますし、勝つための要因だと実感しました。

山田:個人の感覚としては大きいアリーナで多くのお客さんは入ってくれている中でモチベーションが高い状態できました。
(会場が)大きくなってサーブが打ちにくい選手もいると思いますが僕はそういうタイプではありません。逆に思い切り行けました。
(事前には)サーブレシーブに関しては感覚が難しいということも考えましたが、結果としては難しい感覚はありませんでした。
本当にやりやすい体育館でしたし、多くのお客さんが入ってくれたので楽しかったです。

※普段のブロックポジションとは違うポジションでブロッカーを配置すること。背の低い選手がブロックをするローテーションではそのゾーンをスパイカーに狙われることが多いのでそれに対応するために行う。
大分三好の場合は東京GBでライトから打つオポジットのアラウージョ選手が後衛の時に行われるシーンがあった。
井口選手が普段担当する(相手)レフトゾーンに対するブロックから外れ、アウトサイドヒッターの選手がレフトゾーンに対するブロッカーになり井口選手はライトゾーンのアラウージョ選手に対するブロックをしていた。

写真:黒羽白

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