2023-02-18 09:44 追加
仙台・佐藤あり紗監督兼選手「選手一人ひとりを見て、 応援してほしい」、千葉・森田実夢「普段は明るいチーム。そこをもっと残りの試合で出していけたら」 V2女子会見
V女子
――小澤主将と加藤選手に。佐藤監督とプレーヤーとして一緒にプレーして、影響を受けたことは?
小澤:ディグとかディフェンス面です。私はあまりディフェンスをするプレーヤーではなく、高校時代などもパスに入ったりすることがあまりなかったんですけど、リガーレに来て、 いろんなポジションをさせていただいたり、いろんなレシーブの方法を教えていただいたりしました。間近でお手本となるあり紗さんがいるので、自分の中でもディフェンスの意識がすごく上がって、今ではどちらかっていうと、ディフェンスをやる、頑張る人になれたと思います。そこがすごく自分の中で影響を与えていただいたので、一緒にプレーできて楽しいです。
加藤:自分はセッターとして使っていただいて、トスだけではなくディフェンス面でも、あり紗さんと隣に並んだ時によく同じ動きをして、同じボールを取りに行ったりすることがあります(笑) そういうところから、自分もそのあり紗さんと同じ動きをできているっていうことは自分の自信にもなりました。トスの面ではあり紗さんもセッター経験があるということで、いろいろなことを教えてもらっています。多分、強気で攻めるセッターが好きなんじゃないかなとは思います(笑) よく試合中にツーを打つようにと言われるのですが、「全部ツーで決めていいよ」みたいな感じのスタンスなので、そういうところでは、攻めの気持ちをつけてもらえたと感じています。
――両選手には残されている試合の中で最後にあり紗さんと何を成し遂げたいか、佐藤監督には選手のみんなと何を成し遂げたいかを教えてください。
小澤:リガーレ仙台はやっぱり愛されるチーム、愛される人になろうっていうところをあり紗さんから教わってきて、最後になってしまうんですけど、その中でも愛されるチームで、 私たちらしく笑顔で楽しんでバレーをしているところをたくさんの人に見ていただきたいです。そこはぶらさず、楽しんでバレーをするために、しっかりと準備をしていきながら1戦1戦を勝ちにこだわって気持ちを出して戦っていきたいと思います。
加藤:小澤も言ったように、リガーレ仙台自体がいろんな方から応援していただけるようなチームになろうっていうところから始まっています。チームメイトの家族も毎回会場に足を運んでくれて、 遠いところまで来てくれたり、ファンの方も来てくださって、応援がすごく力になっています。なので、1勝でも多く勝って、みんなで笑えるように、最後まで走り抜きたいと思います。
佐藤:私も監督と選手を兼任してますけど、他の選手もマネージャーみたいなことを兼任してくれたりとか、グッズのことを事務局とやり取りしてくれたりとか。私は肩書きとしてありますけど、他の選手も見えないところで兼任してくれたり、私が苦手なことをやってくれたりとか、本当に助けてもらっている状況です。負担も多い中、頑張ってくれているので、少しでも報われてほしいなと思うし、いい思いもさせてあげたいし。それが一緒にいる間にはいろいろな事情でできるかはわからないですけど、さっきも「愛されるチーム」という言葉が出ましたが、チームを応援してくださって、愛してくれている皆さんがいるので、その方々の前で、一生懸命私たちらしく、粘り強いバレーをして、コートの中で輝けるように、全員で頑張っていきたいなって思います。
――小澤主将に。あり紗さんの退団後も意思を継いでチームを盛り立てていかなければならない立場になるかと思いますが、どのようにしていきたいと考えていますか?
小澤:これまでと変わらず、愛される人になる、愛されるチームになるってところはぶらさずに。地域の方々やスポンサーさん、雇用先にも支えていただいていますし、たくさん応援してくださる方もいらっしゃいます。 そういった方々を大事にしていくというところは、絶対にぶらさずにやっていきたいなと思います。
――佐藤監督に。引退会見と重複してしまいますが、現役時代の思い出に残っている試合、日立時代、日本代表、リガーレ仙台に来てからのそれぞれを教えてください。
佐藤:日立時代は入替戦、まず内定選手で出場させていただいた時に負けてしまって、入団1年目は今でいうV2リーグ(当時のチャレンジリーグ)で過ごしました。そこからの1年間、今のブレス浜松で監督をされている濱田義弘さんが当時の日立で監督をされていたのですが、毎日夜の10時くらいまで練習していました。当時の日立は社業があり、8時から12時まで仕事をして、午後は2時から10時まで練習して、それを1年間。そういうのを乗り越えて戦って、入団1年目の入替戦でデンソーに勝った試合が印象的でした。V1のチームとの大きな1戦だったので、今でも鮮明に覚えています。
日本代表時代には、地元の仙台でプレーできたことがいちばん印象に残っています。
リガーレに入ってからは、本当に毎試合印象に残っていますし、こんなにディグが繋がるチームに今までいたことがなかったので、いろいろなシステムとかレベルとかもあるんですけど…。本当に繋ごうという意識が毎試合あるので、これとひとつには決められず、全部です。でも、クラブカップで1日3試合あった時は暑い季節でもあり、きつかったです(笑)
――佐藤監督からファンの皆様や応援してくれる方々にメッセージをお願いします。
佐藤:皆さんには試合会場に来て、応援してもらいたいです。リガーレ仙台には気持ちを込めたプレーをする選手がたくさんいるので、選手一人ひとりを見て、 応援してもらいたいと思います。その分、私たちも応援してもらえる選手、応援してもらえるようなプレーだったり、姿勢、振る舞いをしていきたいので、まずは観に来ていただけたらと思います。
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