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会見・コメント

2023-02-28 11:58 追加

久光・栄絵里香「チームの勝ち方が見えてきている」、アタック決定率1位の荒木彩花「ランキングはなるべく目に入れない」、トヨタ車体・鴫原ひなた「自分のプレーがチームの雰囲気に直結する」 Ⅴ1女子会見

V1女子 2月25日 トヨタ車体対久光 会見コメント

SV女子

2月25日に四日市市総合体育館(三重県)で行われたバレーボールV1女子の試合後会見コメントをお届けする。

トヨタ車体クインシーズ 0(19-25、16-25、17-25)3 久光スプリングス

■久光スプリングス

●栄絵里香選手(セッター)

今日はサーブで自分たちの良い流れを掴んで試合を運ぶことができました。ディフェンス、オフェンス共にしっかりチームとして機能していたと感じます。
第1セットの前半、自分たちのサーブミスが続いてしまいましたが、(引き続き)サーブで攻めていこうという話は出ていました。第2、第3セットはサーブがミスにならずに、自分たちが守りやすい展開に持っていけたと思いました。

●荒木彩花選手(ミドルブロッカー)

先週、2連敗という悔しい負け方をしてしまいました。今週はアウェイではあったのですけど、先週の敗戦を糧に勝ち切れたので、チームにとっても大きなポイントになったと思います。
第1セットはサーブミスが多くて相手に簡単に点数を与えてしましました。第2セットからは立て直して、自分たちのやるべきバレーを展開できて良い形で取れました。明日はNEC、またひとつギアを上げて挑めたらと思います。

●中島咲愛選手(アウトサイドヒッター)

相手のスパイカーに対してブロックとディフェンスが機能していました。エースであるカッティーノ・ダニエル選手に良い形で決めさせなかった。第2セットは出だしが良くなかったので、セットの出だしから自分たちのバレーができるようにしていきたいです。

ーー中島選手に。カッティーノ選手をはじめ、トヨタ車体のスパイカー陣を抑え切りましたね。

中島:カッティーノ選手はブロックに付いても上から打ってくる選手です。そこでブロックの手の出し方を工夫して練習をしてきました。ブロックでワンタッチを取って切り返すことができていましたし、その脇のボールもしっかり処理できていたと思います。
相手のパスに対して「Aパスだったらミドル、割れたらサイドしかないよ」と。そのコールもしっかりできていましたね。自分たちのミドルもしっかりブロックに付くことができていました。
ブロックを締めるところと、ディグで処理するところ、そこをはっきり分けることができたのが相手を抑え込めた要因だと思います。

ーー今シーズン、スタメンに定着しました。現時点での総括、課題は?

中島:試合を重ねるにつれて得点の取り方の幅が広がったと思います。そこは継続してやっていきたいです。2段トスとかラリーが続いた時に決定力が下がってしまい、決め切ることがあまりできていません。ラリー中にもう少し点が取れるような入り方だったり、トスの呼び方をしていく。サーブでもう少し攻められるようにしていきたいと思います。

ーー荒木選手に。現在、アタック決定率1位ですがそれについての感想は?

荒木:え…(一瞬固まる)

ーーあれ? 気が付いていませんでした?

荒木:(ランキングは)なるべく自分の目に入れないようにしているので(笑)
パスを返してくれている方の技術だったり、自分の打ちやすいところにトスを供給してくれている栄選手のトス回しとか、それがあって自分が得点できていると思います。
現時点では1位なのかもしれないですけど、誰かに助けてもらって決め切る選手にとどまらずに、自分で(呼び込んで)得点を取れるような選手になりたいと思います。1位ということを自信にして、でも過信をせずに1本1本を大事にプレーしたいと思います。

ーー栄選手に。久光は選手層も厚いですし、特にミドルは4人をフル活用しています。コンビの合わせなどについては?

栄:私自身、ミドルと合わせるのは得意な方です。うちのミドルはそれぞれ特徴だったり良さが違うと思いますが、基本的には誰が入っても自信を持って上げていけると思っています。
荒木、濱松(明日香)はオフェンシブな選手だと思うので、どんどん使って攻撃していきたいですね。

アウトサイドに関しては中島、石井(優希)とオフェンスもディフェンスも安定している選手がいてくれるので、そこに対して安心感を持っています。
深澤めぐみも高卒1年目ですが、高さとパワーがすごくあると思っています。しっかり活かしてあげたいですね。これから先、チームの中心として、エースになってもらう選手だと思っています。しっかりコミュニケーションを取りながらやっていけたら良いな、と。
これまで外国籍選手はミドルでしたが、今年からオポジットに ファンヘッケ・リセが入っています。サイドへの高いトスはどちらかというと苦手ではあるんですけど、リセは悪いトスでもなんとか点数を取ってくれる。そこは頼りにしながら、全員をしっかり活かしたコンビを組み立てていきたいなと思ってやっています。

ーールーク(フォルケ・アキンラデウォ)からリセになったことでチームにどのような変化を感じている?

栄:今までだったらルークを中心にミドルで攻撃して、そっちにブロックが厚くなったら逆サイドで決めていくというパターンでした。
外国籍選手がサイドの場合、トスも高くなるので、ミドルをマークされてからサイドに付かれることが多くて…そこはなかなか自分の中で難しいなと感じてはいました。
でも今はミドルの決定力もしっかりあって、そこの攻撃の幅を活かしながらやっていけていると思っています。
チーム全体がオポジットの外国籍選手に慣れていなくて、シーズンの前半はオポジットのリセに打数を集めるというよりは、満遍なくトスを供給していた感じもありました。チームの勝ちパターンを作れないというか、オポに託すということができていませんでしたね。
リーグ後半になって、託すところはしっかり託す、他で決めるべきところは他で決めるという、チームの勝ち方が見えてきているのかなと感じています。

ーー連覇に向けての自信は?

栄:チームとしては優勝すれば連覇になると思うんですけど、去年からメンバーが入れ替わっていて、私たち自身は連覇を狙いに行くというよりは新しいチームで勝ちに行くという意識、イメージの方が強いですね。
リーグを戦っていく上で徐々にメンバーを固定していくんですけど、リーグ前半からいろんな選手がコートに立って勝ちを重ねてきています。
ですので、連覇を狙うというよりは、このリーグを新しいチームとして戦った結果が連覇に繋がっていればいいのかなと思っています。チームとして力もついているし、若手も力を発揮してくれています。
ここからは一戦一戦が負けられない戦いにはなりますが、先を見過ぎず目の前に全力を注いでいく。まずはしっかりファイナル4への切符を取りに行きたいと思います。

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