2023-03-08 12:45 追加
ブロック7本(翌日は8本)久光・荒木彩花「代表への気持ちはある。まずは技術を磨く」、PFU・田原愛里「自分たちでボールをコントロールできた」、坂本将康監督「大村季色は100点」 V1女子会見
SV女子
■PFUブルーキャッツ
●大村季色選手(アウトサイドヒッター)
第1セットはPFUの良いところが出ていて、自分たちの流れでセットを取ることができました。第2セットからはなかなかサイドアウトが取れず、相手のペースになってしまった部分が多かったと思います。ブロックポイントが多かったので、そこは良かった点かなと思います。
●細沼綾選手(ミドルブロッカー)
第1セットは自分たちのやりたい攻撃が通っていたんですが、第2セット以降は相手が対応してきました。それに自分たちが対応しきれずに単調な攻撃になってしまったのが敗因の一つかなと思います。明日はそこを改善して挑みたいと思います。
●田原愛里選手(セッター)
結果的には負けてしまったんですけど、今までにないくらい上手くリバウンドが取れていました。自分たちのコートサイドでボールをコントロールするというところに関しては今日は良かったと思います。この後の展開をどうしていくのか…もう少し選択肢を増やせるような攻撃だったり、止まってしまったローテーションがあったので改善していきたいと思います。
ーー田原選手に。坂本監督は今季、基本的な部分に対して苦言を呈されることが多いです。今日の試合は上手くリバウンドを取れたとのことですが、チームに改善の兆しがある?
田原:練習でも毎回繰り返し言われている点です。スパイクを決めたりとか相手を仕留めたりとかするわけですけれども、その土台として準備を早くすることだったり、早く下がって相手を見ることだったり。セッターだったら決まった決まらないじゃなくて、ブロッカーの枚数を確認したりとか。
戦うにあたって基本的な部分をやり切ってからその先が見えてくると思います。ミスが出てしまうのは仕方ないとは思うんですけど、先に繋がるミスでなければ、というところです。
基本的なところを残りの6試合で徹底してできたらその先に繋がるというか、次が見えてくるんじゃないかなと思います。結果にとらわれずに、自分たちが強くなるために、そういうところはもっと追及していかなければいけないなと思います。
ーー昨シーズンはそこまで顕在化していなかった問題のように思えますが。
田原:チームにはパワーもあるし、高さもある。選手層の厚さも昨シーズンとは違うと思うんですけど、上手くかみ合わないときにそのままずるずる行ってしまうことが今年は多いなというのは選手みんなも実感していると思います。そこは選手たちでもがいている部分です。
(戦力アップして)周りの期待とかもあったと思います。期待してもらっていることは嬉しいことですし、その期待に応えられないというのは歯がゆいのですけれど、今やれることは残りの6試合で自分たちが強くなるために基本的なことをまずやるということです。そこに結果がついてくると思いますし、戦う姿勢をしっかりと持ち続けていきたいです。
ーー途中出場になりましたが、コートに入ったらどういうトスを供給しようと思った?
田原:試合に出れなくて外からコートを見ている時間が多くありました。チームには高さがあるし、そこがやっぱり自分たちの一番の武器だと思うので、そこに速さが加わってきたらもっといいなと思っていました。今日の試合では、まずは外から見て相手のブロッカーのスペースを考えていました。コートに入ったらスパイカーがしっかり打ち切れる、勝負に行ける展開を丁寧に作ろうと思っていました。
ーー細沼選手に。今シーズンチームに加入して感想、手応えは?
細沼:パワーのある選手がいたり、セッターも3人いるんですけど、それぞれが違う組み立て方をして面白いチームだなというのは入ってからもより感じています。
自分の課題としてはブロックに関することです。もっと周りに指示を出せるようにしたりとか、シャットすることも必要なんですけれど、もう少しきれいなタッチだとか、その後の攻撃が展開しやすいようなブロックをもっとしていかないといけないなというのはずっと感じています。
ミドルが機動することによってサイドの高さが活きてくると思うので、もう少し決定打を出していきたいと思います。
ーー代表を意識しての移籍だったのではないかと思っています。代表への思いや、今少しチームの結果が出ないことで焦りなどは?
細沼:その舞台に行きたいと思って移籍しました。自分の強みであるブロックをもっと活かしていかなければと考えています。チームが上位に食い込んでいけなければ、自分もそのステージには行けないと思っているので、残りの試合、あと少しですが、上のチームに食らいついて勝ち取っていくことをやっていきたいなと思っています。
ーー大村選手に。リリーフサーバーでコンスタントに起用されていますね。プレーの手応えは?
大村:自分の持ち味は力強いサーブだと思います。私はドライブサーブを打ちますが、大学の時は決定本数が多かったのですけど、Vでは相手のレシーブ力がありますし、自分としては納得のいくサーブが打てていないと思っています。リリーフサーブで出していただける機会が多いからこそ、そこで流れを変えてブレイクを多く奪っていきたいです。
ーー坂本監督からどういう声をかけられている?
大村:セットの終盤に出番があると言われています。出るからには力強く行かなくちゃいけない。緊張はしているんですけど…ドライブサーブって入れていくだけではチャンスになってしまうのでそこは思いっきり打とう、と。何回か試合を重ねてきているので、ちょっとずつ緊張もほぐれて慣れてきているかなというのはありますね。
ーーチームの印象や新しい発見などは?
大村:大学時代にPFUの試合を見ていました。見ていて楽しいし、やっている人たちも楽しそうだなと思っていて、その印象が強くありました。背の低い選手もしっかり自分の良いところを出していましたし、そこで自分も挑戦したいなと思ってPFUを選びました。実際に入ってみて、チームのブロックが高い分、リバウンドからの攻撃回数が多いので、その部分では自分のプレーも…えー
細沼:引き出しが(小声で)
大村:引き出しが増えていっています(笑)。
同じカテゴリの最近の記事
- 埼玉上尾・メイレレス美帆、サラ・ロゾを語る「常に謙虚、感謝の気持ちを忘れない選手。通訳の私も試合を楽しめています」 SV女子 [SV女子] / 2025.01.31
- ”わたし”を見つけたAstemoリヴァーレ茨城・高間来瞳「トライの繰り返し。そうやって自分は成長していく」 [SV女子] / 2025.01.28
- 東京GB・後藤陸翔「速いバレーボールスタイルに対して突き通す心がなかった」 SV男子会見 [SV男子] / 2025.01.18
- ヴォレアス・池田幸太「僕自身としても今回バックアタックのバリエーションをいろいろ増やした」 SV男子会見 [SV男子] / 2025.01.17
- 吉永有希、笠井季璃、中村悠。若手が躍動するクインシーズ刈谷。「車体」の魂は継承されゆくか [SV女子] / 2025.01.13
コメント
Sorry, the comment form is closed at this time.