全日本バレー、Vリーグ、大学バレー、高校バレーの最新情報をお届けするバレーボールWebマガジン|バレーボールマガジン


バレーボールマガジン>会見・コメント>230試合達成の埼玉上尾・山岸あかね主将「思い出の試合は岡山との入替戦と3年前の3位決定戦」、姫路・セレステ・プラク「私の役割はスパイクで点をとることと、チームを元気づけること」 V1女子会見

会見・コメント

2023-03-11 07:49 追加

230試合達成の埼玉上尾・山岸あかね主将「思い出の試合は岡山との入替戦と3年前の3位決定戦」、姫路・セレステ・プラク「私の役割はスパイクで点をとることと、チームを元気づけること」 V1女子会見

SV女子

――岩崎選手に。ラリーを制することが多くなったと監督もおっしゃっていますが、シーズン当初からトスを上げてきて、ブロックとディグの関係が良くなって攻撃の選択肢も増えたなど、チームのシステム的に向上したと感じる部分は?

岩崎:アタッカーはブロックを跳んで、下がって打つという動きが多くなって大変だと思うんですけど、その下がりだったりとか、 何回も攻撃に参加するというところで、すごくサボらずというか、常に全員がバックアタックも含めて準備を早くしてくれているので、私も選択肢が多く持てます。また、ディグの質、パスの質がいい選手が今シーズン多く入っているので、使えるところが増えて、攻撃も良くなっているのかなと思います。

――山岸選手に。230試合達成、おめでとうございます。230試合の中でいちばん思い出に残っている試合を教えてください。

山岸:2試合あります。ひとつは一度プレミアリーグ(現在のV1)に昇格してからチャレンジリーグ(現在のV2)に降格し、プレミア復帰を果たした時の入替戦(2016/17シーズン)です。岡山シーガルズと対戦したのですが、2日目の第2戦が印象的でした。前日負けてしまって、いつもだったらチームの空気がどんよりするんですけど、その日はそれがあまりなく、もう勝ちしか見ていないみたいな感じの雰囲気で臨みました。1セットも落とせない状況だったんですけど、 しっかり3-0で勝って昇格することができて、自分のプレーどうこうというより、チームがひとつになって、絶対昇格するんだという気持ちで戦えました。

もう1戦は 2回目の3位になった試合です(2019/20シーズン)。3位決定戦だったと思うのですが、自分の年齢も上がり、下の学年の選手たちが多く入っていた年でしたが、自分の立場がちょっとずつ変わってきた感覚がありました。それまでは先輩たちに引っ張ってもらっている感覚だったんですけど、年齢も上がったし、年下が結構入っていたってこともあって、「自分がしっかりやらなきゃ」という思いで戦えた試合だったという印象があります。

――230試合達成は大卒では板橋恵さん(当時パイオニア/2010/11シーズン)に続いて2人目ということで、最近は日本代表に選出される選手も大卒が増えてきましたが、どのように感じていますか?

山岸:何となくですが、昔は当時のプレミアリーグに行くのは高卒が当たり前で、大卒で行ける選手は少ないという感覚でした。でも、最近は大卒でもV1や日本代表で活躍している選手が増えてきて嬉しいです。自分もその1人として、何か大卒の選手にも伝わればいいかなと感じています。

――ところで、髪をバッサリカットしてショートヘアにしたのは何かきっかけがあったのでしょうか? 高校以来のショートということでしたが…。

山岸:そうですね、こんな短いのは高校生の時以来です。何となく切りたいなっていう思いはありながら踏み切れないでいたんですけど、リーグ開幕で石川真佑選手(東レ)がショートにしたのを見て、いいなって思っちゃって、ちょっと影響されました(笑)
それでもちょっと悩んでいたのですが、姉が美容師なので相談したら、「行っちゃおうよ!」みたいなことを言われて、思い切ってカットしてもらいました。その後も姉にメンテナンスしてもらっています(笑)

――岩崎選手に。岩崎選手も2019-20シーズンに230試合を達成されていますが、チームメイトとして一緒に過ごしてきた山岸選手の今回の達成については、先輩としてどんな思いで見ていますか?

岩崎:年齢は私の方が上ですが、キラ(山岸選手)は私が移籍してくる前からこのチームにいたので、上尾では先輩なんです(笑)
メディックスの昇格も降格も全て経験していて、今のチームがあるのは本当にキラのおかげだし、 顔とか態度には出さないけど、多分辛いことも大変なこともあったはず。それを乗り越えて、バレーを続ける決断を毎年してくれて、今ここにいてくれて、一緒にプレーできていることが本当に嬉しいです。まだまだ230試合で満足せず、もっともっと頑張ってほしいですね(笑)

――引き続き岩崎選手に。今シーズンの埼玉上尾はスタメン7人中4人が既婚者(岩崎選手、山岸選手、青柳京古選手、サンティアゴ・アライジャダフニ選手)という試合もありますが、ご自身が結婚・出産を経て現役を続けている中で、だんだん結婚後も現役を続ける選手が増えてきていることをどのように感じていますか?

岩崎:特に私は「結婚した方がいいよ」っていうわけではないですけど、でも、結婚するからバレーをやめなきゃいけないっていう考えは、ちょっと違うなとも思います。パートナーがいるから頑張れることも本当にたくさんあるので、もし結婚しても子供が生まれてもバレーを続けたいという気持ちがある人がいるんだったら、サポートしてくれる環境があればいいなと。そういう意味で埼玉上尾メディックスは手厚いサポートをしてくれるというか、理解があるチームなので、そういう選手が多いのかなと思います。

最近は他チームでも既婚者の選手が増えてきていて、例えばNECの古賀紗理那選手は日本代表のエースがそういう決断をしてくれたというのは、何だか嬉しい気持ちです。そして、結婚後もさらに活躍してくれるんだろうなと思っています。

>> 会見・コメントのページ一覧へ戻る

同じカテゴリの最近の記事

コメント

Sorry, the comment form is closed at this time.

トラックバック