2023-03-11 07:49 追加
230試合達成の埼玉上尾・山岸あかね主将「思い出の試合は岡山との入替戦と3年前の3位決定戦」、姫路・セレステ・プラク「私の役割はスパイクで点をとることと、チームを元気づけること」 V1女子会見
SV女子
●大久保茂和監督

今日は山岸あかねの230試合達成という、この記念すべき日に勝利を飾ることができて、本当によかったと思います。
キラは2013年2月2日がVリーグ初出場で、入団した年にチームがトップリーグに初昇格しています。まさしく、この10年のメディックスの歴史というか、成長、発展の立役者だと思いますし、今もキャプテンを務めていますが、彼女のエネルギーがチーム全体に勤勉さとか、努力することとか、いろんなポジティブな影響を及ぼしてくれているので、 本当にこの日に勝てたことは嬉しいです。
――今日は第1セットからサーブが走っていましたね。
大久保:姫路さんのサーブレシーブの隊形がミドルの金田(莉実)選手はパスに入ってから攻撃を仕掛けてくる。ちょっと変則的な形でしたが、うまく足止めすることができたんじゃないかなと思っています。もちろん、プラク(セレステ)選手、宮部藍梨選手と破壊力のあるアタッカーがいて、それに対してどういうふうに自分たちの形を崩さずに我慢強くディフェンスできるかというところが鍵だったと思います。非常に粘り強くディフェンスして、それをいい形で丁寧に返せたかなと。
――ラリーを埼玉上尾が取ることが多かった印象ですが、監督はどのように捉えていますか?
大久保:ブロックとディフェンスの関係のところで、どこをブロックしてほしいのか、どこをレシーブでカバーできるのかっていうところを、相手に関わらず、毎週毎週繰り返し練習しています。特にうちの場合はキャリアのある選手が多いということもありますが、試合を重ねるごとに良くなってきているという感覚はあります。
――3レグに入って、土曜と日曜で対戦相手が変わる中、対策はどのようにされていますか?
大久保:基本的には土曜日のチームをメインにミーティングを行って、練習を組み立てています。
――土曜日の対戦相手をメインにする理由は?
大久保:頭の中が情報過多にならないようにという意図があります。両チームについてミーティングをすると、頭の中がパンパンになりすぎてしまう。どこが相手であっても基本的には自分たちが目指してるバレーをして、自分たちが良くなるために、練習を費やしたい。私の中では詰め込みすぎは良くないなと。今はタブレットなどで相手のデータを簡単に見ることができますが、基本的には自分たちの伸びしろはどこにあるのかにフォーカスして1週間の練習を組み、そこに自分たちの強みと相手の戦力を照らし合わせながら取り組んでいます。スタッフも対戦相手について「こういうことは気をつけようという」と情報を一生懸命調べて与えますが、あれ気をつけろ、これ気をつけろってなると選手が動けなくなってしまいます。そういう意味で先に試合がある方に情報を絞っています。

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