全日本バレー、Vリーグ、大学バレー、高校バレーの最新情報をお届けするバレーボールWebマガジン|バレーボールマガジン


バレーボールマガジン>会見・コメント>東京GB今季最終戦会見 古賀主将「目に見えて練習の質は上がった。自チームだけでなくバレー界全体の発展に尽くしたい」長友優磨「初めてバレーを見に来た方もたくさんいたので盛り上げていきたい」V1男子

会見・コメント

2023-04-02 19:06 追加

東京GB今季最終戦会見 古賀主将「目に見えて練習の質は上がった。自チームだけでなくバレー界全体の発展に尽くしたい」長友優磨「初めてバレーを見に来た方もたくさんいたので盛り上げていきたい」V1男子

東京グレートベアーズ会見

SV男子

バレーボールV.LEAGUE DIVISION MEN1 2023年3月26日に行われた堺ブレイザーズ対東京グレートベアーズの試合後記者会見をお届けする。試合はストレートで堺の勝利。東京グレートベアーズはFC東京が活動停止してチームを引き継いだ。ファイナル4に進出ならず、また入れ替え戦にも回らなかったので今季最後の試合となった。なお、黒鷲旗の出場も辞退しているため、リーグだけでなく今年度最後の試合でもある。

■古賀太一郎選手
 最終戦ということで、順位も確定した状態だったんですけど、チームとしては今できる最大のベストメンバーで臨んだ。結果は伴わなかったですが、最後までいろんな想いを形にできたと思っています。そういった意味でチームとして戦えて良かったと思っています。

■長友優磨選手
 昨日より自分たちのミスが目立った試合になってしまって、最終戦勝ち切れなかったことがすごく悔しいです。

■小田嶋大貴選手
 古賀選手が言ったように、自分たちができるパフォーマンスを出そうとは思ったんですが、結果上手く行かなかったので悔しいですが、来シーズンの課題として前向きに捉えて、今後頑張って行きたいと思います。

――FC東京時代から数えて、初の2桁勝利と勝利数を伸ばしたシーズンでしたが、今後さらに勝利数を増やすために、また上位争いに加わるために必要なことは?

古賀:上位チームとの違いは間違いなくスパイク決定率で、もちろんそこを高めるためにトスの質やパスの質は全て関係してくるのですが、単純にスパイクを決めれば負けることはないので、そこの精度を高める。分解していって解像度を高めて、一つひとつのスキルを上げていくことの積み重ねでしかない、何か一つを上げろと言われても上げられない。バレーボールはスパイク決定率と順位が比例するので、来シーズンはそこを追求していくようにしないと今年と変わらない結果になると思います。

長友:1人ひとりの技術の向上、レベルアップが一番必要なのかなと思います。

小田嶋:2人が言った通り、個人のフィジカルの強化、仲間とのコンビネーションをもっと詰めていかないといけないと思っています。

――東京グレートベアーズが新しくできて、ホームゲームのイベントや来場者数など様々な出来事があった1年目でしたが、試合以外の部分で東京グレートベアーズの今後の目標は?

古賀:今シーズン始まったチームですけど、いろんな話題があった中で、注目を浴びるチームというのは、選手としてはやりがいがありますし責任感もありますし、そういうバレー界であって欲しいと思っています。そういった中で、僕ら東京グレートベアーズというのは、いろんな意味で注目を浴びさせて頂いたので、自分たちだけのものではなくバレーボール界の発展が最終的なゴールです。チームとしては今年がスタートで何か一つ達成したと思っていませんし、これからもしっかりとバレー界の発展のために、尽力を尽くしていくクラブであり続けたいと思います。

長友:今シーズン、バレーを初めて観に来ましたという方がたくさんグレートベアーズのファンにいらっしゃったので、他のチームよりも先頭に立ってバレー界を盛り上げていけるように、プレーも勿論ですけど引っ張って行けたらなと思っています。

小田嶋:今年は最多来場数とか達成したりしたんですけど、もっと東京に根差したチームを目指しているので、それに繋がることをいろんな仕掛けを選手としても一緒にやっていけたら良いなと思っています。それがバレー界の盛り上がりに繋がると思っていますので、そこは手を抜かずにやっていきたいと思っています。

――東京グレートベアーズで全員がプロ選手となりましたが、プロになって変わったことは?

古賀:取り組むところ、考え方はバレーボールに24時間かけられるので、目に見えて練習の質は上がりました。もちろん結果が全ての世界なので、なかなか評価はされないかもしれませんが、去年までのチームよりバレーの質も上がりましたし、プロクラブとしてファーストシーズン、今後に繋がる礎のメンバーになったかなと思います。
 (FC東京時代)仕事をされていた時は、午前中は肉体労働で大変な仕事をやられた後にバレーボールだったので、そこで体力は削られますし、仕事のことを考えないといけない。そういった意味でバレーボールの練習に100%踏み切れるのは、意見の質も練習の質も変わってくるので、具体的に例えばというのはないですが、日々感じることが出来たので感謝しています。

小田嶋:バレーボールにかける時間が増えたことがあり、自分のプレーをしっかりしなきゃいけない、そのためには何が必要かを前より考えるようになりました。あとはいろんな行動がプロ選手として見られているという意識が出たというか、スタッフからも言われますし、自分でも変えていかないといけないと思ったシーズンでした。

――ビーチバレー参入で黒鷲旗辞退となりましたが、どういう風に捉えているか?

古賀:もちろん決断に至るまでは選手としての協議はありましたが、東京グレートベアーズというのはこれまでの良いところを伸ばしていく、バレーボールの可能性を広げていく活動を今後もしていくので、ビーチバレーの参入はバレー界の発展を感じたというのがフロント側の意見でもあります。これまでやってたからやらないといけないという理由はないですし、そこに大義名分がないと続けることは難しくなってきます。僕らのこの選択、決断がどう転ぶか分からないですが、僕らとしては明確なプロジェクトがあるので、そこに向かって突き進むだけかなと思います。

――1年目は認知してもらうシーズン、2年目は勝つことを厳しく求められていると思いますが。

古賀:結果が出ていないことは真摯に受け止めて反省すべきところですが、相手があることで自分たちがコントロールできないところは間違いなくある。急にチームが強くなるのならどのチームも強くなっていますし、いろんな試行錯誤をされてやられていることなので、簡単には勝てないと感じていますし、どのチームもそうだと思います。
 来シーズン、結果にこだわらないといけないとなったとき、今年のままではいけないと自分たちが分かったのが大きな財産。このまま負け続けて、集客をしたけどファンが離れるのは、自分たちが一番望んでいない形ですので、今年の負けた理由をきちんと分析して、そこの解像度を上げて来シーズンに活かしていきたいと思います。

>> 会見・コメントのページ一覧へ戻る

同じカテゴリの最近の記事

コメント

Sorry, the comment form is closed at this time.

トラックバック