2023-04-20 10:25 追加
宮浦健人ニサ、第3戦もジェシュフに1-3で敗れ準々決勝敗退 ポーランド1部
ニサ ゲームレポート
Others / 全日本代表 男子
ポーランド男子バレーボールリーグ(プルスリーガ)準々決勝第3戦、宮浦健人所属のニサは現地時間4月14日(金)にホームでジェシュフと対戦し、1-3(26-24, 19-25, 20-25, 18-25)で敗れて準々決勝敗退が決まりました。
宮浦健人は各セット途中出場し、スパイクで3得点をあげました。
第1セットスタメン
ニサ
OH:エルグラオウイ(モロッコ)、クファソフスキ(ポーランド)
MB:ヤンコフスキ(ポーランド)、ゼルバ(アルゼンチン)
OP:ベンタラ(チュニジア)
S:シュチュレク(ポーランド)
L:ビニエク(ポーランド)
ジェシュフ
OH:チェブイ(スロヴェニア)、デファルコ(アメリカ)
MB:コザメルニク(スロヴェニア)、コハノフスキ(ポーランド)
OP:ムザイ(ポーランド)
S:ジズガ(ポーランド)
L:ザトルスキ(ポーランド)
●試合レポート
ニサはこの試合にジェシュフで行われた2試合とは違うスタメンで臨みました。
第1セット序盤は競った展開となり、ニサはベンタラ、ジェシュフはムザイを中心に得点を重ねて11-11まで進みます。その後コザメルニクのサーブからエースを含む4連続ブレイクで11-15とジェシュフが抜け出すと、さらにコハノフスキのブロックで12-17と点差を広げます。ニサもエルグラオウイとベンタラのサービスエースなどで18-19と1点差まで迫りますが、コハノフスキのスパイクで22-24とジェシュフが先にセットポイントを奪います。しかし直後にニサがベンタラのスパイクでサイドアウトを取って23-24とすると、そのベンタラがムザイを連続ブロックで仕留めて25-24と逆にニサがセットポイントを握ります。そして最後はエルグラオウイがこのセット3本目のサービスエースを決めて、26-24でニサがこのセットを取ります。
第2セット、序盤からジズガ、デファルコ、チェブイにそれぞれサービスエースが出て、ジェシュフが5-8とリードします。その後もコザメルニクのサービスエースやデファルコのアタックなどでジェシュフがブレイクを重ねて12-17と点差を広げます。ニサもゼルバの連続アタックで17-20と少し点差を縮めますが、終盤にもムザイのサービスエースが決まってジェシュフが18-23と点差を戻します。最後はデファルコのスパイクが決まり19-25でこのセットをジェシュフが取ります。
第3セット、ジェシュフがデファルコとチェブイのブロックで2-4とリードしますが、ニサもベンタラのスパイクやクファソフスキのサービスエースで6-6と同点に追いつきます。しかしチェブイのサーブから2ブレイク、ジズガのサーブから3ブレイクとニサのサーブレシーブの乱れからジェシュフが連続得点を決めて8-15となります。ニサは終盤にエルグラオウイのサーブからブレイクを決めて18-22とやや点差を縮めますが、最後もコハノフスキにサービスエースを決められて20-25でこのセットもジェシュフが取ります。
第4セット、今度は序盤でデファルコが2本のサービスエースを決めるなどして3-8とジェシュフがリードします。ニサも3セット目途中から入ったクラムチィンスキ(MB、ポーランド)のブロックやエルグラオウイのサービスエースで9-12と点差を縮めますが、コハノフスキのブロックやデファルコのサービスエースで11-18と再度点差を広げられます。ニサは最後の望みを託して宮浦(OP)、ズコウスキ(S、クロアチア)、ブシェク(OH、ポーランド)の3人を投入。宮浦が高い決定率で続けてスパイクを決めますが、ジェシュフがムザイとチェブイのサービスエースで15-23と点差を縮めさせません。そしてそのまま最後は2枚替えで入ったブツキ(OP、ポーランド)のスパイクが決まって18-25でこのセットをジェシュフが取ります。
結果、ニサが1-3でジェシュフに敗れ、通算0勝3敗で準々決勝敗退が決まりました。
MVP:OHトーリー・デファルコ(20得点(うちサーブ4、ブロック3)、アタック決定率65%、サーブレシーブ成功率58%)
宮浦健人は1~3セット目はリリーフサーバーで、4セット目はスパイカーとして途中出場し、3得点、アタック決定率100%の活躍でした。
次は現地時間4月21日(金)20:30(日本時間翌3:30)からホームでオルシュティンを相手に7-8位順位戦が行われます。
●宮浦健人選手コメント
1セット目は序盤からしっかり、お互いにサイドアウトの展開になって、中盤少し離されたんですけど、その後サーブでなんとか流れを持ってこれたっていうところでは、本当に自分たちらしいバレーができたのかなと思います。あとはメンバーを変えたことによってレセプションが1セット目には安定して返っていて、多分メンバー的にもすごくフレッシュな感じで勢いよくやれてたのかなと思います。2、3、4セット目に関しては、そうですね、相手もかなりいいサーブを打ってきたので、デファルコ(OH、アメリカ)とか。それに対して自分たちも勝ってる時はサーブで勝ってますし、特にサーブが2、3、4セット目は良くなかったのかなっていうところですかね。
個人的にはサーブはミスがなかったんですけど、ブレイクを1個しか取れませんでした。そこは難しいですけど取れたかもしれない場面で言ったら、自分が出てデファルコがフローターみたいな感じで返してきて、しっかり自分がパスを返せなかったっていうところがあったので、そういうところは1点を取るために、サーブ以外のところでもしっかりやらないといけないのかなと思いました。
今シーズンはあと2試合しかないので、まずは自分たちのパフォーマンスっていうところにフォーカスして、もう自分たちの強みだけを出していくっていうところで。本当にそこだけかなって思います。自分たちのベストを尽くすっていうところと、強みを生かして戦うっていうところですね。
文:堤敏樹(『トシキのバレログ』より)
写真:筆者撮影
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