2023-04-24 07:31 追加
石川祐希ミラノ、逆転でチヴィタノーヴァに2-3で敗れて勝負の行方は第5戦へ イタリア1部
ミラノ ゲームレポート
Others / 全日本代表 男子
イタリア男子バレーボールリーグセリエA、石川祐希所属ミラノはチヴィタノーヴァとのプレーオフ準決勝第4戦を現地時間4月22日(土)にホームで戦い、2-3(25-23, 25-18, 19-25, 22-25, 7-15)で敗れました。
石川祐希はこの試合スタメンで出場し、チーム最多の23得点の活躍でした。
第1セットスタメン
ミラノ
OH:メルガレホ(キューバ)、石川
MB:ロセル(アルゼンチン)、ピアノ(イタリア)
OP:パトリィ(フランス)
S:ポッロ(イタリア)
L:ペサレージ(イタリア)
チヴィタノーヴァ
OH:ニコロフ(ブルガリア)、ヤント(キューバ)
MB:シネニエゼ(フランス)、アンザーニ(イタリア)
OP:ザイツェフ(イタリア)
S:デチェッコ(アルゼンチン)
L:バラーゾ(イタリア)
●試合レポート
第1セット、序盤はお互いにセットを散らして色んなアタッカーで得点を重ねるも、石川のスパイクなどでミラノが7-5とリードします。さらに中盤にロセルのアタックや石川のブロックで16-11とミラノが更に点差を広げます。チヴィタノーヴァもそこからザイツェフやニコロフのスパイクでじわじわとブレイクを重ねていき、終盤で23-23と同点に追いつきます。しかし最後はメルガレホのスパイク、さらにピアノのブロックが決まったミラノが25-23でこのセットを取ります。
第2セット、序盤から石川が怒涛の4連続サービスエースを決めると更にロセルにもサービスエースが出て7-2とミラノが一気に抜け出します。チヴィタノーヴァもシネニエゼのサーブやニコロフのスパイクで8-6と点差を縮めますが、ピアノの連続ブロックなどで12-6とミラノが再び点差を広げます。その後もチヴィタノーヴァがザイツェフのスパイクなどでブレイクを奪いますが、ミラノもパトリィのサービスエースなどでブレイクして19-113と点差を縮めさせません。そして最後は石川とロセルのスパイクが続けて決まり、25-18でこのセットもミラノが取ります。
第3セット、ミラノが石川とロセルのサービスエースなどで6-3と再び序盤からリードを広げます。しかし今度はシネニエゼとデチェッコのサービスエースで7-8とチヴィタノーヴァが逆転すると、さらにニコロフの連続スパイクなどで13-16と点差を広げます。その後もザイツェフのアタックやヤントのブロックでチヴィタノーヴァが連続ブレイクを決め、最後はニコロフのサービスエースで19-25としてこのセットをチヴィタノーヴァが取ります。
第4セット、出だしからお互いにブレイクをしつつ6-6と競った展開が続きますが、メルガレホのサービスエースや石川のスパイクなどでミラノが11-8と先に抜け出します。しかしヤントが連続でアタックを決めて14-14とチヴィタノーヴァが同点に追いつくと、そこからまたサイドアウトを取り合う競った展開となります。終盤でポッロがヤントをブロックで止めて21-19とミラノの2点リードとなりますが、石川がアンザーニに止められて21-21と再度同点となります。さらにザイツェフのスパイクとアンザーニのブロックでチヴィタノーヴァが連続ブレイクを決めて22-24とすると、最後はヤントのサービスエースが決まって22-25でこのセットをチヴィタノーヴァが取ります。
第5セット、序盤からザイツェフのスパイクやサービスエース、シネニエゼのブロックで得点を重ねたチヴィタノーヴァが2-5とリードします。ミラノも石川とメルガレホでサイドアウトを取るもブレイクを取れず、逆にアンザーニの連続ブロックやヤントのスパイクでチヴィタノーヴァが4連続ブレイクを決めて5-12と点差を広げます。そしてヤントのサービスエースで6-14とチヴィタノーヴァがマッチポイントを握ると、最後はピアノのサーブがミスとなり7-15でチヴィタノーヴァがこのセットを取ります。
結果ミラノは2-3でチヴィタノーヴァに敗れました。
MVP:OHマーロン・ヤント(26得点(うちサーブ3、ブロック2)、アタック決定率70%、サーブレシーブ成功率38%)
石川祐希はチーム最多の23得点(うちサーブ6、ブロック2)、アタック決定率48%、サーブレシーブ成功率41%)の活躍でした。
これでミラノは準決勝通算成績を2勝2敗とし、次の第5戦の勝者が決勝に進むことになります。
プレーオフ準決勝第5戦は現地時間4月25日(火)18:00(日本時間翌1:00)からアウェイのチヴィタノーヴァで行われます。
文:堤敏樹(『トシキのバレログ』より)
写真:LegaPallavoloSerieA
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