2023-04-27 21:27 追加
トヨタ車体、故障者が相次ぎ、黒鷲旗を辞退。今季得点王、ベスト6のダニエル・カッティーノら6選手の退団も発表 V1女子
トヨタ車体 黒鷲旗辞退と退団選手の発表
SV女子
バレーボールV1女子のトヨタ車体クインシーズは27日、5月1日から6日まで大阪府大阪市にて行われる「第71回黒鷲旗全日本男女選抜大会」を辞退することを発表した。
同チームは今シーズンのV.LEAGUE終了後、黒鷲旗大会に向けて練習を重ねてきたが、負傷部分の治療に専念している選手が多く、先週末もケガのアクシデントが重なった。そのため、慎重に熟慮を重ねたが、現状では試合で十分なパフォーマンスを発揮できないと判断したという。
また同じ27日、同チームは2022-23シーズンをもって、原幸歩、山形理沙子、ダニエル・カッティーノ、熊井風音、杉原若葉、林田愛佳の6選手が退団することを発表した。今シーズン、日本で初めてプレーしたアメリカ代表のダニエル選手は圧倒的な得点力でチームに貢献し、得点王、ベスト6賞を受賞した。
退団する6選手からのコメントは、以下の通り(チーム公式サイトより)。なお、山形選手と熊井選手は退団後は社業に専念する。
●原幸歩選手(2020年入団。誠英高→関西大/OH)
今シーズンで引退することを決めました。小さい頃から常に生活の一部にバレーボールがありました。
今までたくさんの人に出会い、たくさんのことを学び、バレーボールが私を大きく成長させてくれました。
今までの経験全てがかけがえのない宝物です。バレーボールをここまで続けてこられたのは、応援してくださったファンの方々、仲間、家族、学生時代の先生方、会社の方々、支えてくれた皆さんがいたからです。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
今思えばVリーグでバレーボール選手としてプレーをすること自体、夢のようでした。
内定期間に試合に出させていただき、たくさんのスポットライトを浴びてプレーをしたあの瞬間を私は一生忘れないと思います。約2年間、早く復帰してみんなとバレーボールをやりたい、もう一度あの舞台に立ちたいと思い、辛いリハビリに負けまいと一生懸命取り組んできましたが、自分の身体をなかなか戻すことができませんでした。でも、その時間があったからこそ成長できた部分もたくさんあると思っています。
膝と肩の手術をし、復帰できずにこのような形で引退を決めたことは本当に悔しいです。
復帰を待ち望んで声をかけてくださったファンの方々には申し訳ない気持ちでいっぱいです。
でもこれからは、バレーボールで学んだことを次の人生に繋げていきたいと思います!
本当にありがとうございました。これからもトヨタ車体クインシーズへのご声援、よろしくお願いします!
●山形理沙子選手(2017年入団。延岡学園高→鹿屋体大/S)
今シーズンをもちまして、引退することを決めました。
Vリーグの選手として、クインシーズの一員としてバレーボールができたこと、とても幸せに思います。
試合に負けて悔しい気持ちやチーム一体となって勝利を掴む喜びを体感することができ、そしてバレーボールを通してたくさんの人と出会うことができました。
どんな時も変わらず応援してくださったファンの皆様、一緒に戦ってきたチームメイト、スタッフ、優しくどこまでも応援にきてくれた家族、友人、そして社内で声をかけてくださる会社の方々、私の周りには応援して支えてくれた人がたくさんいます。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました!
今後は、今までたくさん応援していただいた分、クインシーズファンの方々と、クインシーズをたくさん応援します!!!そしてこれからも、人を大切に、出会いを大切にして、新しい場所でも前向きにたくさんのことに挑戦していきたいと思います。
引き続きクインシーズへのご声援をよろしくお願いします!
●ダニエル・カッティーノ選手(2022-23シーズンの外国籍選手として入団/OP)
皆さんのたくさんの応援、そして愛を本当にありがとうございました!
私は本当にクインシーズの皆さんが大好きで、皆さんと離れるのはとても寂しいですが、クインシーズは私にとって忘れることのない特別な場所です。本当にありがとうございました!
Thank you to everyone for all of the support and love their that I received.
I truly love and will miss everyone there, Queenseis will forever have a special place in my heart.
Thank you so much!!
●熊井風音選手(2020年入団。下北沢成徳高→日本体大/L)
いつもたくさんのご声援をありがとうございます。今シーズンを最後に引退することを決めました。
3シーズンという期間ではありましたが、クインシーズの一員として過ごせたことはとても幸せです。
リベロにポジション変更してからは、毎日学ぶ事ばかりで、悩む事も多くありましたが、クインシーズの選手、チームスタッフのみなさんにたくさん支えてもらいました。
そしてどんな時でもクインシーズを熱く応援してくださるファンの皆様には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました! 今後は、バレーボールとは離れてしまいますが、新しい事に挑戦することの大切さ、自分自身を成長させるためには何が必要なのか、自分で考え行動するということを忘れず、常に感謝の気持ちと謙虚さを胸にこれからの人生を熊井風音らしく生きていきます!
引き続き、クインシーズのご声援をよろしくお願いします。本当にありがとうございました!!!
●杉原若葉選手(2021年入団。安来高→東レ→KUROBE/MB)
日頃よりクインシーズへの温かいご声援ありがとうございます。この度クインシーズを退団することになりました。
一度は現役を退いた私に再びバレーボール選手として過ごす時間と場所を与えてくださったチームの皆さん、トヨタ車体の皆さんには心より感謝しています。
私のバレーボール人生においてとても素敵で濃密な時間を過ごすことができました。
そしてファンの皆様、どのような状況でも共に戦ってくださりありがとうございました。
これからのクインシーズは必ず高みへいけると私は信じています。
引き続きクインシーズへの熱いご声援よろしくお願いします。
2シーズンという短い間でしたがありがとうございました!
●林田愛佳選手(2021年入団。誠英高→福岡大/MB)
日頃からたくさんのご声援ありがとうございます。
突然のご報告になりますが、自身の将来を見つめた結果、2022-23シーズンをもちましてトヨタ車体クインシーズを退団させていただくことにしました。
約1年間という短い期間でしたが、未熟な私を受け入れてくださったチーム関係者の方々、チームの先輩方や後輩、温かく応援してくださったファンの皆様に心から感謝しております。
憧れていたVリーグでのプレーは喜びと苦しみの繰り返しでしたが、プレーヤーとしても社会人としても多くのこと事を学ばせていただき、とても貴重な時間だったと思っています。
今後は自分の決断を信じて色々なことにチャレンジしていきたいと思っています。
これまでたくさんのご支援、ご声援をいただき、本当にありがとうございました。
これからもトヨタ車体クインシーズへの温かいご声援をよろしくお願いします。
写真:坂本清、黒羽白、堀江丈
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