2023-05-09 20:50 追加
髙橋藍パドヴァ、モンツァにストレートで敗れ今シーズンを7位で終える イタリア1部
パドヴァ ゲームレポート
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イタリア男子バレーボールリーグセリエA5位決定戦準決勝、髙橋藍所属のパドヴァは現地時間5月7日(日)にアウェイでモンツァと対戦し、0-3(23-25, 33-35, 14-25)で敗れました。
髙橋は1, 2セット目に途中出場し2得点の活躍でした。
第1セットスタメン
パドヴァ
OH:ガルディーニ(イタリア)、デスメット(ベルギー)
MB:カネッラ(イタリア)、クロサート(イタリア)
OP:グッツォ(イタリア)
S:ゾッペラーリ(イタリア)
L:レッリ(イタリア)
モンツァ
OH:マー(カナダ)、ダヴィスキバ(ベラルーシ)
MB:ガラッシ(イタリア)、ディマルティーノ(イタリア)
OP:グロゼル(ドイツ)
S:フェルナンド(ブラジル)
L:フェデリチ(イタリア)
●試合レポート
第1セット、序盤はパドヴァはデスメット、モンツァはマーを中心に得点を重ねて6-6と競ったまま試合が進みます。そこからダヴィスキバとグロゼルの連続ブロックなどで4連続ブレイクを決めたモンツァが6-11と一気に抜け出すと、その後もダヴィスキバのスパイクなどで16-19とリードを保ちます。パドヴァも途中出場のアスパルホフ(OP、ブルガリア)のサービスエースなどで20-20とパドヴァが同点に追いつきますが、グロゼルのサービスエースで21-23とモンツァが点差をつけると、最後はダヴィスキバのスパイクが決まり23-25でこのセットをモンツァが取ります。
第2セット、ディマルティーノやグロゼルのサービスエースで3-6と序盤からモンツァが先行します。その後パドヴァもグッツォのスパイクなどで得点を重ねますが、モンツァもグロゼルやガラッシのスパイクなどで逆転を許さず、18-20とモンツァリードで終盤を迎えます。そのままモンツァが21-24と先にセットポイントを握りますが、そこからパドヴァがガルディーニのサーブからグッツォのスパイクなどで24-24としてデュースに持ち込みます。そこからパドヴァはガルディーニや途中出場の髙橋(OH)、モンツァはグロゼルを中心に得点を重ねて30点を超える大接戦となりますが、最後はダヴィスキバのサーブが髙橋の脇を抜けてエースとなり、33-35でこのセットもモンツァが取ります。
第3セット、序盤からグロゼルのサービスエースやダヴィスキバのブロックなどで5-8とモンツァがリードします。パドヴァもアスパルホフのスパイクやガルディーニのブロックなどで13-14と1点差まで追いつきますが、その後フェルナンドのサーブからダヴィスキバのスパイク、フェルナンドのサービスエース、グロゼルのブロック、ディマルティーノのブロックなど怒涛の8連続ブレイクで13-23と一気にモンツァが点差を広げます。そのまま最後は途中出場のマルティッラ(OH、イタリア)のスパイクが決まり、14-25でこのセットもモンツァが取りました。
この結果、パドヴァは0-3でモンツァに敗れました。
MVP:OHヴラド・ダヴィスキバ(18得点(うちサーブ1、ブロック5)、アタック決定率46%、サーブレシーブ成功率44%)
髙橋藍は2得点、アタック決定率100%、サーブレシーブ成功率50%の活躍でした。
これでパドヴァは5位決定戦敗退となり、最終順位を7位で今シーズンを終えました。
●髙橋藍選手コメント
今日はやっぱりチームとしての目的もあったので、自分が試合に出なかったり途中から出場というところで、これもまた自分にとってはいい経験になりました。気持ちの作り方もスタートに入るときと違いますし、だから常にいつ呼ばれても活躍できる準備をしておかないといけないので、そこの気持ちの作り方とかそういう部分はこの5位決定戦の中で得られたものなんじゃないかなというのは、今日の試合も終えて感じている部分です。
今シーズン本当に自分としてはパドヴァですごく成長したなという感覚があります。本当にレギュラーシーズンを通して、1試合ぐらい出てないときがありましたけど、ほとんどの試合をスタメンで出て、最初から世界のトップリーグで戦えて自分自身の成長をすごく感じられたので、 このシーズンは自分にとってすごく大きなものになったんじゃないかなと思いますし、いろいろと良くも悪くも課題が出たんじゃないかなと思っています。
今シーズン、イタリアでフルでスタメンとして試合に出ていろいろ得たものを次は代表でしっかりと出していかないといけないですし、代表では次はやっぱりエースの軸としての役割を求められてくると思うので、自分もやってきたことをすべて出してそこの軸というところは確立していきたいです。また次は助けてもらう立場よりも自分が引っ張っていく立場を目指して代表ではやっていきたいなと思います。
文・写真:堤敏樹(『トシキのバレログ』より)
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