2023-05-16 21:48 追加
姫路・堀込奈央「記事を読んで『格好いいな』って言ってくれる人がたくさんいました。自分のやってきたことは間違ってなかったなと思いました」 黒鷲旗退団選手コメント
黒鷲旗 姫路 退団選手コメント
Others / SV女子
丸善インテックアリーナ大阪にて開催された第71回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会の選手コメントをお届けする。
今回掲載した姫路の堀込奈央選手は今季限りの退団を発表しており、ヴィクトリーナ姫路の選手として黒鷲旗が最後の大会となった。
(取材日5月3日)
■ヴィクトリーナ姫路
●堀込奈央選手(セッター/リベロ/レシーバー)
ーー今日のプレー(5月3日、日本女子体育大学戦)について。
堀込:今までのことをとりあえず全部置いておいて、今日は思いっきりやろうと決めていました。(コートに)入っている時間は短かかったですけど、自分の最大限が出せたと思っています。
ーー姫路に入団してからこれまでを振り返って。
堀込:4年間所属しましたが、1年1年役割が全く違う4年間だったと思います。
それぞれの年に明確な自分の役割があったので、自分の目標が具体化できていました。ですので、(目の前の)1年を頑張ろうと。それは達成できたのかなって思っています。
ーー新人で正セッターを任されました。姫路はV1昇格初年度でしたし、背格好が竹下佳江さん(元姫路監督、現エグゼクティブアドバイザー)に近いこともあり、竹下2世というか、比較されるというか、そういう点でもすごく注目されましたね。あのときはどういう思いでプレーしていましたか?
堀込:チームにセッターが1人しかいない状況でした(櫻井美樹選手が負傷で同シーズン欠場)。まずは入替戦に行かないようにチームを勝たせなければ、と。そして入替戦に行ってしまったので絶対V2には戻らないという気持ちでした。自分の中では結構苦しい1年だったと思います。
ーー翌年からリザーブセッターになりましたが、短い時間できっちり仕事をされる姿がとても印象的でした。劣勢を跳ね返したり、サーブからの連続ブレイクも多く「堀込がコートに入れば結果を出すぞ」とワクワクしながら見ていました。
記者会見でも控えの役割についてお話しいただきましたが、その記事には大きな反響がありました。
野球のクローザーや、サッカーのスーパーサブのようにバレーにも控えの重要性があって、仕事の時間帯が違うだけでスタメンと変わらない価値がある。私自身、あらためてそう強く認識させていただきました。
堀込:例えばアウトサイドヒッターだとスタートから出られなくてやむなく控えに回るケースも多いと思います。でも、2枚替えってスタートではないんですけれども、ちゃんと出番が用意されている、役割があるのでやっていて自分の中でも楽しさがありました。
コートに入るときには緊張もありましたが、自分の中で成し遂げたものはめっちゃ大きいと思っています。
記事を読んで「格好いいな」って言ってくれる人がたくさんいました。自分のやってきたことは間違ってなかったな、と。すごく良いシーズンだったと思います。
ーー去年の黒鷲旗からリベロに挑戦しましたね。
堀込:実は海外でプレーをしたいという思いがあってリベロに変わったんです。でも、レシーブを武器にしていたとはいえ、ポジションが違うと動きも全然違う。難しさを感じた1年でした。
ーーファンに向けて。
堀込:姫路を応援してくださる皆さんには会場をピンクに染めてもらったり、ハリセンで…声出しができるようになってからは大きな声で応援してもらって。気持ちがすごく伝わっていました。
キャリアの中ではコロナ禍の方が長かったので、最後にみなさんの声を聞けた、会場に来てもらえたことをすごく嬉しいと感じました。
チームは来季V2となりますが、そこで成長することもたくさんあると思うので、皆さんにはこのまま姫路を応援してほしいと思いますし、自分も応援します。よろしくお願いします。
ーー最後にひとこと。
堀込:ヴィクトリーナ姫路で過ごした4年間はほんまに充実していたし、しんどいこともあったけども、チームプレーの醍醐味を強く感じることができました。やっぱりスポーツをしてきてよかったなって思いました。
撮影 堀江丈
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