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会見・コメント

2023-05-17 08:00 追加

WD名古屋・クレクバルトシュ主将「控え選手たちに自分が一緒に戦う姿を見せたかった」山田脩造「引退、退団される選手と、この成績を一緒に出せて良かった」黒鷲旗優勝コメント

WD名古屋黒鷲旗優勝会見

V1リーグ 男子

丸善インテックアリーナ大阪にて開催された第71回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会決勝戦で勝利をし優勝を飾ったWD名古屋の選手のコメントをお届けする。

■優勝 ウルフドッグス名古屋
●ヴァレリオバルドヴィン監督

凄い1週間でした。選手たちを信じて、彼らがこのチームにとってどれだけ大事なものかということだと思います。
彼らがコートの中で何をするかだけが大事ではなくコート外でも選手1人1人にとってモデルになる姿をクレク主将が演じてくれています。
日本代表に選出された選手を欠く中で試合に臨むのは簡単なことではありません。
今日まで黒鷲旗でプレーしてくれた選手たちのステップアップの機会として、コーチ陣が要求したプレーを忠実にコートの中で集中して実行してくれました。
最後は本当に素晴らしい結果に繋がったと思います。

――監督が日頃言っているconsistency(一貫性・安定性)についてVリーグとメンバーが違っている中でコートの中で表現ができたか?
ヴァレリオ:試合の中だけではなく、練習中にも求めているものです。今日プレーした選手たちは(レギュラーメンバーも含め)全く同じコンセプトで鍛錬をしてきています。
今回彼らのやってきたことを皆様にお示しするチャンスをもらえました。例としては大会を通じてミスが非常に少なかったという風に自分としては思っています。

●クレクバルトシュ主将(オポジット)

(ジョークで)沢山お話をしてしまったので何をお話しするか忘れてしまいました。
我々の成し遂げた結果は非常に素晴らしいと思います。
シーズン最後で信じられない素晴らしい結果になりました。
黒鷲旗とVリーグの2つで優勝できたということで我々がシーズン通して一生懸命やってきたことが証明できました。
本当に選手たちは皆よくやったと思いますし、私はチームメイトをリスペクトしたいと思います。
この勝利をしばらくはちょっと喜んで、2・3日はこの勝利に浸ってバレーボールを忘れてもらって、またその後戻ってくるという形で少しみんなこの勝利を味わいたいなということだと思います。

――第3セットデュースが続いてだいぶ疲れの色も見えたが?
クレク:1点ずつ取ることをしていました。バレーボールは先のことを見通してできるわけではありません。
試合の先がこうなるだろう、過去のことを思うことではなく目の前の1点1点を取ることがバレーボールの本質であるところです。
もちろんアドバンテージを取った後に取れなかったりしたら少しがっかりします。それでも1点1点を取ることを大事にしていかないといけません。
しっかりやり切らないといけないということだと思います。

――今回のチーム作りはゼロからだったと会場インタビューで言っていたがキャプテンとしてどのようにチームを纏めていったか?
クレク:私は特別なことはやっていません。黒鷲旗をプレーした多くのプレーヤーはVリーグのシーズンではプレーをしていません。
黒鷲旗で見せてくれたプレーはレギュラーで出場した選手に引けを取らない非常に近い存在です。
Vリーグで優勝できたのもBチーム(レギュラー以外で組まれているチーム、Aチーム(レギュラーのチーム)vsBチームで試合練習を行うことが多い)が弱くなくしっかりしてくれているからです。
彼らが(黒鷲旗で)毎日コートに立って勝利をしてくれたのがその証明です。

――Vリーグでコートに立っていない選手をどのように見ていたか?
クレク:先ほど言った通り彼らはシーズンを通して素晴らしい仕事をしてくれています。
凄くいい選手たちです。難しい役割を成し遂げてくれています。スターティンメンバーになることはある意味難しくないのかもしれません。
もし彼らがコートに立つという機会さえ与えられていたら実力をきちんと発揮できるということだという風に自分は感じています。

――他の外国人選手も帰国された中で大学のチームとも戦ったがクレク選手のキャリアにとってどのようなものだったか?
クレク:今私は怪我もしてませんしいい気分です。もし体に不調があれば黒鷲旗でプレーすることが非常につらくなるかもしれません。
第2に控え選手たちに自分が一緒に戦う姿を見せたかったです。
彼らは日頃一生懸命練習をしています。Vリーグの中での中で彼らがそのコートに立つ機会、スポットライトが当たるのが限られた状況です。
そのようなことを思いながら、彼らは今はそういうチャンスを黒鷲旗で得たわけですから、彼らを置いていくとかそういうことではなく、やっぱり彼らと一緒にいたかったです。
それが自分のこの黒鷲旗に対するマインドセットでした。

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