2023-05-19 09:36 追加
姫路・ 荒谷栞「復帰は自分が考えていたより難しかった。膝と向き合ってこれからも成長していく。待っていてくれてありがとうございます」 黒鷲旗コメント
Others / SV女子
ーー来季もキャプテン?
荒谷:まだわからないですね。監督も変わりますし。今シーズンで辞める選手がすごく多いので、この黒鷲旗が来シーズンに繋がるというよりも、黒鷲旗を今シーズンの集大成としてやる、このメンバーでできる最後の試合と位置づけて臨んでいます。黒鷲旗から来シーズンへの流れは自分の中でもチームとしてもなかなか考えられないと思いますね。
ーーヴィクトリーナ姫路はここまでを全力で駆け抜ける、そういう感じなんですね。
荒谷:そうですね。「悔しい思いをした分、ここで」というのと、現役最後の選手、移籍する選手がたくさんいる中で、このメンバーでできることを楽しもう、と。ひとつでも多く試合ができるようにしたかった中で、明日も試合ができるかもしれない(準々決勝進出)のはすごく嬉しいです。
ーー準々決勝では、どういうところを見てもらいたい?
荒谷:今シーズン勝てなかった、結果を残せなかったので、周りの皆さんからも「あまり元気がないね」と言われることが多かったです。勝敗がどうであろうとまず楽しく伸び伸びとしたプレー、ヴィクトリーナらしさを持って全員がやっているところを見てもらいたいです。楽しんで思いっきりプレーすることにフォーカスを置いて臨みたいです。
ーー復帰戦が古巣のNECだったことに関しては?
荒谷:NECの方々もすごく心配してくれていました。会うたびに「膝はどうなの?」と聞いてくれて。今シーズンNECが優勝しましたけれども、そのことはすごく嬉しかったんです、私も。
だから昨日、一緒にやっていたメンバーの試合で復帰できたことは嬉しかったですし、先輩、メンバーとコートで対面した時にすごく感じるものはありました。でも、自分のパフォーマンスが全然…だったので申し訳ないなっていう気持ちもあって。もっともっと高いレベルで試合ができるように、もっと頑張らなきゃなって思いました。
ーー復帰を待ってくれたファンに向けて。
荒谷:「待っていてください」という言葉をずっと言い続けて、リーグが終わってしまいました。
「大丈夫? 怪我はどうなの?」っていう言葉をかけてもらって、でも自分もどう答えたらいいかわからなくて。そのくらい復帰の難しさがあったのですが、公式戦で…このメンバーでできる最後の大会でやっと復帰ができました。
去年この黒鷲旗が終わって中谷(宏大)監督が辞任されましたが、また中谷監督の元で復帰ができたという感慨もあります。
パフォーマンスとしては全然まだまだなんですけど、ユニフォームを着て、コートに立っている姿を喜んでくれるファンの皆さんがいてくれたお陰で、自分もここまで挫けずにやり続けることができました。
今はもう「待っていてくれてありがとうございます」という感謝の言葉に尽きますね。それから…もっと頑張ります(笑)
本当にもっともっと練習をして、この膝と向き合いながら元の自分のパフォーマンスに戻っていく。そこからさらにレベルアップできるように頑張っていきますので、これからも応援して欲しいです。
撮影 堀江丈
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