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コラム

2023-05-29 13:36 追加

女子日本代表、ブラジルとの練習ゲームを4-0で圧倒。VNLはサーブに注目!

VNL女子大会 開幕前コラム

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 バレーボールネーションズリーグ開幕前の日本対ブラジルの練習ゲーム第3戦が28日に非公開で行われ、日本は4-0とブラジルを圧倒し、開幕への勢いをつけた。

■いよいよ開幕、ネーションズリーグ名古屋大会
 ブラジルは名古屋大会には若手を中心に早めに来日し、日本と練習ゲームを3回組んだ。4セットマッチで行われ、5月25日第1戦は、日本2(25-22、21-25、25-23、23-25)2ブラジル。26日第2戦は、日本1(19-25、25-19、23-25、20-25)3ブラジル。そして、最終28日第3戦は、日本4(25-17、25-22、25-17、25-18)0ブラジルと、日本が圧倒した。ごく一部の映像しか見ていないが、日本がブラジルのOHジュリア・ベーグマンをサーブで崩し、大きくコート外へはじいたボールをブラジルは攻撃に持っていくことができなかった場面も見られた。このいい流れを開幕戦に持っていきたい。


世界選手権でサーブを打つ石川真佑

■「サーブで崩せない選手は外す」
 5月8日に行われた女子日本代表発表の記者会見で、眞鍋政義監督は、「サーブで崩せない選手は外す」と既に選手に伝えてあると、今年の最重要課題にサーブを挙げた。昨年の世界選手権のサーブ部門のスタッツを見ると、4位に石川真佑がランクされているものの、40位以内にさえ日本の選手は他に誰もいない。今年の課題にサーブを挙げたということは、相手チームの攻撃をブロックとその後ろのディグで対抗する前に、いかに相手チームのスパイカーに万全の状態で攻撃に入らせないようにするかに今一度、重点を置いたといえよう。
 スピードのあるジャンプサーブでレセプションの手をはじく、速攻に入ろうと前の方にいる選手の胸元からのけ反るように狙う、エンドライン際へのびるような球、その逆に前へ球を落とす、選手間を抜くなどさまざまな狙い方がある。
 日本の選手がどのようなサーブを打つのかということと同時に、相手チームの誰が狙われているのかにも注目したい。その選手はなぜ狙われるのだろうか。若手選手であればレセプション技術が未熟ということや、プレッシャーをかける意味もある。チームのエースであれば、その選手がレセプションの後に楽にスパイクの助走に入れないような体勢にさせるためだ。
 女子の試合では、欧米の男子並みの豪快なスパイクやアジアの速攻、それを上げるレシーブやラリーに目が行きがちだが、今回のネーションズリーグでは、サーブにもっと注目してみたい。


初戦のドミニカ共和国のリベロ、ブレンダ・カスティージョ。日本のサーブをどう上げてくるか

■名古屋大会日本戦日程
5月30日 19時40分 日本対ドミニカ共和国
6月2日 19時40分 日本対クロアチア
6月3日 19時10分 日本対ブルガリア
6月4日 19時10分 日本対中国

取材:ブラジル在住 唐木田 真里子
写真:FIVB

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