2023-06-20 11:09 追加
VNL男子第2週フランス・オルレアン大会 北中米の強豪に挑む
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■成長したアルゼンチンのヴィセンチン。ブラジルの若手は……
ブラジルは五輪予選を前に若手の成長に力を入れている。特にOHのポジションはなかなか攻守が揃わない。アドリアーノ・カバルカンチはサーブで崩れやすい。そこに入るエンリケ・オノラートは、レセプションは良いがブロックのフォローや2段トスが短いなどつなぎの部分でまだまだだ。もう一人期待されるのが、MBジュジソン・ヌーネス・デ・クーニャだ。ブラジルのスーパーリーグで見せた活躍が世界でどこまで通用するか。ブラジルのレナン・ダルゾット監督は、「日本はレシーブが良い、背の高い選手がでてきたというような部分的な事ではなく、総合力が確実に上がっている」と警戒している。
第2週だけのメンバーを比べて見れば、日本にも十分勝算があるように見えるが、勝ちをあまり気負い過ぎずにいきたい。ブラジルは試合巧者、追い詰められてもここ一番の集中力はさすがなものがあるからだ。
14人のメンバーに定着をめざすオノラート
ブロックでリズムをつかむのがブラジルの特徴。世界へ挑戦するジュジソン(30番)
昨年の世界選手権では、まだ周りに支えられながら活躍していた印象のあるアルゼンチンのOHルシアーノ・ヴィセンチンだが、攻守でチームを引っ張る存在感を見せている。アルゼンチンは1週目の4試合すべてで相手チームを上回るブロックを見せており、しかもどのポジションからも満遍なくブロックで点を取っている。ベテランセッター、ルシアーノ・デ・セッコの巧みなトス回しに惑わされることなく、こちらもしっかりブロックにつき、ブロックのフォロー、ディグと連携して反撃したい。
安定感が出たヴィセンチン(左)
■2週目オルレアン大会の日本の対戦相手(日付は日本時間)
6月20日 午後8時 カナダ
6月21日 午後8時 キューバ
6月22日 午後8時 ブラジル
6月24日 午前8時 アルゼンチン
取材:ブラジル在住 唐木田 真里子
写真:FIVB
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