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2023-08-11 16:28 追加

大会アンバサダーを務めた木村沙織さん「ボールが重たい、なかなか飛ばない感じなど懐かしい気持ちで見ていた。勝ったり負けたり、いろんな感情がある中で成長していってくれたら」 第43回全日本バレーボール小学生大会

木村沙織さんが全日本バレーボール小学生大会のアンバサダーに

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第43回全日本バレーボール小学生大会は8月7日から10日まで東京体育館など6会場で試合が行われた。最終日の10日には男子、女子、混合3部門のベスト8に勝ち残ったチームが東京体育館に集結し、決勝トーナメントが行われた。

決勝戦は男子が山王(京都府)対鳴東VBC(愛知県)、女子が富の原(長崎県)対小岩クラブ(東京都)、混合が深川VBC(広島県)対兵庫北斗(兵庫県)の組み合わせに。男子は山王、女子は小岩クラブ、混合は深川VBCが優勝を果たした。

大会アンバサダーを務めた元女子日本代表主将で五輪4大会連続出場、ロンドン五輪銅メダリストの木村沙織さんは女子決勝戦を観戦。勝負が決まる場面では涙ぐむ姿もあった。

閉会式では川合俊一日本バレーボール協会会長らとともに、木村さんもメダルなどのプレゼンターを務め、選手たちと記念撮影も行った。


閉会式の後、囲み取材に応じた木村さんは「私は小学生の時、全国大会に進めず、悔しい思い出が残っているのですが、今回初めて小学生の全国大会を見て、レベルもすごく高いですし、何よりみんなが本気でぶつかり合っている姿を見て本当に感動しました。女子の決勝戦では富の原の悔し涙、小岩クラブの喜びの涙の両方にもらい泣きしてしまい、どっちが優勝でもいいくらいの戦いぶりだったと感じました」と語った。自身も母となり、「感情移入するところがたくさんあった」という木村さん。同じく元日本代表の西村晃一さん・菅山かおるさん夫妻は2人の息子たちが東京都代表の立会アタッカーズV・B・Cから同大会に出場。菅山さんからは「自分の現役の頃よりも大きな声を出して応援している」と聞いたそうで、「小学生大会も保護者以外の方も春高のように会場に来て応援してくれるような環境になれば」と思いを話した。

「私の時は、小学生なりに悔しい思いを味わい、次は絶対にこうしたいっていう目標ができたのが、小学生バレーの思い出。今回も優勝した子たちはもちろん嬉しいと思いますが、負けて悔しい思いをした子たちも、その後の目標にまた繋がると思う。将来、いい選手がこの中からたくさん出てくるんだろうなと。みんな本当に上手ですし、ちょっとボールが重たそうな感じとか、なかなか飛ばない感じ、倒れながらボールを打っているところとか、すごく懐かしいなと思いながら見ていました。まずはお疲れ様という気持ちですが、まだまだ負けたり勝ったり、いろんな感情がある中で成長していってほしい。今年は日本代表のワールドカップなどもあるので、プロの選手のプレーを見て、私もこういう選手になりたいとか、 こんなスパイクが次の大会で打ちたいなどの目標を持ったりして、そういうきっかけからどんどん、どんどんバレーボールの輪が広がっていったらいいなと思います」(木村さん)

最近の日本代表については、「男女とも素晴らしい戦いをしているので、ワールドカップが個人的にとても楽しみ。男子は皆さんも見ての通り、すごく面白いバレーボールをしていて、見てる方もとてもワクワクする。女子の方も知ってる選手がたくさんいるので、頑張れって応援する気持ちと、 どんなふうにチームが固まっていくのかが楽しみ。純粋にファンとして応援したいなと思います」と話した木村さん。
「注目してる選手は?」という質問には、「みんなに注目しています。古賀紗理那選手筆頭に石川真佑選手だったり…。セッターの関菜々巳選手はどんな組み立てするのかなっていつも楽しみにしています」と期待を込めた。



写真:堀江丈

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