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会見・コメント

2023-09-15 15:55 追加

アルテミス 元NECの小山綾菜が現役復帰。「NECで同期だった上野香織が飛び上がって喜んでくれました」 V3女子

アルテミス北海道 小山綾菜が現役復帰会見

SV女子 / V女子

 バレーボールV3女子のアルテミス北海道は14日、同チームのシニアマネージャーで元NECレッドロケッツのアウトサイドヒッター・小山綾菜の現役復帰会見を行った。

 小山は94年7月13日、北海道札幌市生まれ。地元の札幌山の手高卒業後、2013年、NECレッドロケッツに入団。2018年に同チームを退団して現役を引退し、NECの社業に専念となった。
 その後、2022年にチームディレクターとしてアルテミス北海道に入団。チームがV3に参入する2023-24シーズンから現役復帰をすることとなり、今回の会見となった。シニアマネージャーの職務も引き続き兼任するという。
 
 復帰を決めたきっかけはいくつかあった。まず、20代最後の年となり、やり残したことはないかと考えた時に地元の北海道でプレーできるチャンスが巡ってきたこと。そして、小山と同じくかつてはNECでプレーして一度現役を引退し、その後久光で復帰を果たした成田郁久美監督の存在も現役復帰を決断するきっかけとなった。成田監督は「私が復帰したときも歩くことから始めたよ。しっかり体を作りなさい」と励ましてくれたという。

 一方、NECでは同期入社の上野香織と、大学を経て入団した同い年の小島満菜美、山内美咲、塚田しおりの計4人が現役で、それぞれが昨シーズンの優勝にも貢献した。(山内は23-24シーズンはタイで期間限定海外挑戦の予定)
 7月に行われたV・サマーリーグ東部大会で会えた元チームメイトには直接現役復帰の報告をした。「特に同期だった上野香織選手は飛び上がって喜んでくれました。上野をはじめ、同い年の塚田、小島、山内が今もチームの柱として頑張っているので、私自身もとても頑張るパワーを貰っていますし、94年組がそれぞれの場所でそれぞれの立場で輝いていることを嬉しく思います」と話してくれた。

 2歳年下で、現在は日本代表で主将を務める古賀紗理那もNEC時代に仲がよかった選手の一人だ。「紗理那とは直接会えてはいないですが、SNS上で現役復帰について投稿すると、『すごい!(笑)』といつもの紗理那らしい軽い感じでメッセージをくれました。私がNEC時代から使用していた古いシューズをまだ使っている話をしたときは、『シューズも日々進化しているので新しいのを!』と注意されました(笑)」と、16日からパリ五輪最終予選を戦う古賀とのエピソードも語った。


NEC時代。現在はアルテミスでチームメイトの奥山優奈の姿も(撮影:堀江丈)

 「NEC時代は地元でプレーする機会がないままでした。今は地元でプレーを見てもらえる機会ができ、嬉しく思っています。アルテミスは仕事をしながら競技をする環境なので、選手の意識が問われます。時間を見つけてトレーニングをするなど、選手が個々で意識を高めていくことが必要です。チームとしての目標はV3優勝。個人としては怪我なくやりきりたい」と話す小山。今シーズン、どんなプレーを見せてくれるのか、引き続き注目していきたい。


写真提供:アルテミス北海道

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