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会見・コメント

2023-10-08 10:21 追加

パリ五輪出場権獲得のブラン監督会見「夢を掴んで素晴らしいバレーを見せることができた。この大会で試合後に選手たちが亡くなった藤井さんのユニフォームを着てくれたのはうれしいことだった」W杯スロベニア戦

パリ五輪予選/W杯 スロベニア戦 ブラン監督会見コメント

全日本代表 男子

バレーボール男子日本代表は7日、スロベニアにストレートで勝利し、最終日をまたずにパリ五輪出場権を獲得した。試合後のブラン監督の会見コメント。

期待されていた通り、夢を掴んで素晴らしいバレーボールを見せられた。最初少し悪かったところもありますが、昨日一昨日のように自信を見せました。ここで出場権を獲得したことは第一に考えていたので、選手だけでなくスタッフにも感謝したい。

――この大会を通じてチーム全体の守備の完成度。

ブラン:守備は非常に重要。我々の武器。世界でもトップに入るディフェンスを持っていると思います。ディフェンス合っての得点。今日の試合までに見せられた。

この3試合で相手との大きな違いはパスの精度だった。パスの違いが相手との違い。

――今日勝った瞬間の湧き出てきた感想と、試合前にかけた言葉があれば。

ブラン:今日でチケットを取るのは重要でした。選手だけでなく、コーチングスタッフのみなも遅くまで作業していて疲労が溜まっていた。今日で獲得するのは重要なキーの一つだった。
いろいろな選手スタッフが様々な感情を持っていたと思います。言葉に表せない様な感情が溢れ出てコート上でみなでシェアした。

――就任当初からブロックが課題とあげていましたが、この大会のブロックは。

ブラン:良いブロックを持っています。ただシャットをするだけでなく、相手や試合の流れを読んでボールを触ることができたと思う。やはりその点において良くなっていたと思います。ブロックはやはり体格に左右されるので相手を読むのが大事。そこで宮浦は非常にいいブロックスキルを獲得しましたし、甲斐もです。

――エジプト戦の負け、苦しい状況から持ち直したことはパリに向けて収穫になったのか。またパリ五輪のターゲットは。

ブラン:我々は常に相手から学ぶ事が多いです。勝ちはしましたが、フィンランド戦などからいかにナーバスになることが敗戦にもつながるかがわかった。東京五輪では4強という目標でした。パリ五輪ではそれ以上を目指したい。

――今回自力で4大会ぶりに出場権を獲得したということで日本バレー界での意義と、メダルを獲得するために何が必要か。

ブラン:やはりオリンピックに出るのは非常に難しい。12チームしか出れないので。前回はOQTがなかったけど、今回はOQTを勝ち抜くことができた。
技術面でもメンタル面でもこの3大会を勝ち抜いたので、日本にもその資格(メダル獲得)があるのではないかと思います。

――明日のアメリカ戦をオリンピックに向けてどう活用したいか。

ブラン:アメリカは世界のトップ4に入るようなチームなので重要な試合ではありますが、
今までプレーする機会がなかった選手に出場機会を与えたい。

――3月にお亡くなりになった藤井選手。ブラン監督も一緒に東京五輪を戦った一員として、今回藤井選手が常に心にあったのか。

ブラン:彼のような素晴らしい選手は初めて出会った。やはりそういった素晴らしい選手であったので、試合後に彼のユニフォームを着てくれたのは嬉しかった。今日みたいな嬉しさを分かち合えると、彼をアピールできたのは素晴らしいことをしたと思っています。

明日がワールドカップバレーの最終日となり、すでに出場を決めたアメリカとの対戦となる。

写真:縞茉未、坂本清

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