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インタビュー

2023-11-04 10:57 追加

【バレー】ワールドカップ出場で自身の成長を手応え 東レ・髙橋健太郎ミニインタビュー「SNSで『バレー初めてだけど観に行きたい』という方に『バレー面白かったね』といっていただけるプレーをしたい」V1男子

髙橋健太郎ミニインタビュー

V1リーグ 男子

バレーボールV.LEAGUE DIVISION 1MENは4日、開幕から第4週目を迎える。FIVBの規約などで開幕週の試合を延期したチームもあったが、東レアローズは日本製鉄堺ブレイザーズ、ヴォレアス北海道、パナソニックパンサーズとそれぞれ2戦ずつ戦い、2勝4敗と厳しいスタートを切っている。アウェイのパナソニックアリーナでの2戦は、土日ともデュースに持ち込むなど接戦となったが、いずれも1-3で破れた。

パリ五輪予選を通して大きく成長した髙橋健太郎
しかしミドルブロッカーの主力である、高橋健太郎は下を向かない。
「こんなにたくさんのお客さんの前でプレーさせていただけることは、本当にありがたいことです。パナソニックさんは以前からホームゲームでいろんな工夫をされていて、僕らも見習わなければいけない所も多い。来週は僕らのホーム。対戦相手は昨季覇者のウルフドッグス名古屋さん。絶対に負けられない」と前を向いた。

パリ五輪予選のときは、序盤でつまずいたチームに途中から加わり、明るい雰囲気とかたいブロックで崖っぷちだった五輪出場権獲得に大きく貢献した。当時「満身創痍ですよ」と腰をおさえながらコメントしてくれたが、今節も聞いてみると
「僕はいつも満身創痍ですよ(笑)。もうそれが当たり前なんです。それをいかになんとかプレーできる状態に維持していけるか。そこも大事なコントロール力だと思っています」と朗らかに答えた。

テレビを見て初めてバレーの試合を見に来てくれる方に「バレーって面白い」と思ってほしい

続いて髙橋は、「SNSなんかを見ると、ワールドカップ(パリ五輪予選)をテレビでみて、SNSなんかで『バレー面白そうだから、初めて見に行くことにしたんだ』といった方がとても多いんですよね。そういう方に『やっぱりバレーって面白いな、また来たいな』って思っていいただけるような試合をしたい。そういう方に恥じないプレーをしたいですね」と盛り上がったバレー熱をVリーグに持ち込むことに意欲的だった。

「今節は2試合とも負けてしまいましたけど、内容はとても濃かったと思います。本当に悔しいですけど…見に来てくださった方はきっと楽しんでいただけたんじゃないでしょうか。あのブロック吸い込みは、本当に自分のキルブロックだと思っていたので一瞬わからなかったです(苦笑)」

29日には東レが18本、パナソニックが15本というキルブロック合戦となった。その中で髙橋健太郎選手は自分がキルブロックできたと思って自チームを向いてガッツポーズをしたが、得点表示はパナソニックに。納得がいかない髙橋選手と、なだめるパナソニックのメンバーたち。一つとなって五輪出場権をとりにいった仲間たちとの対戦で、少し熱くなっていたのかもしれない。

ワールドカップ(パリ五輪予選)を通じて自分が得られた手応えと課題はなんだろうか。
「メンタルの面で成長ができたとすごく思いますね。これまで自分はメンタルでの問題が大きかったので。そこでチームに貢献できた。自分も奮い立たせられた。これを東レでもやっていきたいし、選ばれるかどうかはわからないですけど、まず来年の代表に選んでもらえるようがんばりたい。もちろん、今はチームの優勝だけが目標です。代表のためにリーグを戦うのではなく、チームのために戦ったそのあとに代表が見えてくると思います。

持ち味はブロックですが、攻撃やつなぎでも負けないようにしたいですね」

でも、サーブが入るようになってよかったですねというと、髙橋は少し頭をかいた。
「いやーサーブはね。なんとかなんとか。これも課題ですけど、あまり意識しすぎないように、頑張ります」

次節はホーム三島で昨季覇者のWD名古屋との対戦だ。チケットは完売。
「次こそは絶対に負けられません。ホームですし、ファイナルステージに向けてもそう。満員の東レファンの皆さんの前で、ぜひとも勝つ姿をお見せします。期待してください!」

写真:木頼緑
次節は4日、三島市民体育館で14時試合開始だ。2勝4敗からいくつ白星を積み上げられるか。

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