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会見・コメント

2023-11-04 14:28 追加

日立Astemo・渡邊彩「合わせる時間が短く、コンビミスは想定内。リスクを負っても合わせていこうと話した」、野中瑠衣「アジア選手権でもっとレベルアップしたいという気持ちが高まった」 V1女子

SV女子

●中谷宏大監督

まず勝てたことが本当によかった。苦しい時間帯が多かったですけど、みんなでなんとか勝利を掴めたっていうところが、 開幕で第一歩を踏めたかなと。それが今の率直な気持ちです。

――新しく監督に就任されたチームの開幕戦というところで、どのような形で挑もうと考えていましたか?

中谷:選手個々の能力は本当に高いチームだと思います。ただ、今年、 昨年までの選手の頑張りと、昨年までのスタッフの頑張りによって、いろいろなカテゴリーで代表選手に選出していただき、本当に全員で練習できたのって、ここ1週間ぐらいなので…。いろいろな不安要素は僕にもあったし、選手の中にもあった。そういう中で、今日は「今できるベストをとにかく尽くそう」というところでしかなかったので、今日のベストは出せたんじゃないかなと思います。

――野中選手はB代表で不在の時期もあったと思いますが、オクム(大庭冬美ハウィ)選手と野中選手を同時に起用された狙いは?

中谷:単純に、選手には、今年、練習ゲームをたくさん、いろんなところでやらせていただいて、そういう中で競争して、とにかく スタメンの座をまず開幕戦で決めると伝えていたので、単純に数字が組み合わせの中で良かったというところ、プラス、上坂(瑠子)が故障していて、軸として考えてはいたんですけど、そういう中で、ディフェンスとオフェンスのバランスを考えた時に、野中もオクムもそれぞれの長所があるので、同時に起用する形になりました。

――セッターが3人いるなかで倉田朱里選手がベンチ外でしたが、故障などがあるのでしょうか?

中谷:故障というか、大きなものではないんですけど、パフォーマンスが十分に出せる状況ではないので、 今、練習からは少し離れているという状況です。

――中谷監督は、Vリーグの監督が2チーム目になりますけど、このチームの印象、選手たちの印象は?

中谷:オフェンスに関しては、みんないいものを持っていて、天下一品だなと。課題はディフェンスの面と、あとは去年を振り返ると、みんな言ってたんですけど、いい時と悪い時の差が激しい。ディフェンスに関しては、練習してきたことは、ちょっと今日出たのかなっていう感じはします。 ただ、アップダウンの激しさというところでいうと、今日はセットごとに違うチームであるかのようになったので、そこはアベレージをしっかり上げてくということ。できるだけ調子が悪い時にその中でも状態を高く保つというか、悪くてもどれだけできるかっていうのが強いチームになる要因かなと思っています。

――今シーズンで今の形態のVリーグは最後になりますが、今シーズンのチームの目標は?

中谷:今年は6チームがファイナルラウンドに進出できるので、まずそこに行こうと。3年連続7位なので、まずそこに入り込むということと、あともうひとつ、選手にずっと言ってるのは、去年のトップ5のチームはどこが優勝してもおかしくない数字だったので、そこのトップ5のところに我々が食い込めるようにやっていこうというところは目標です。

――終盤に室岡(莉乃)選手が活躍しましたが、今日の印象は?

中谷:もう天才ですよね。あの身長だったら、多分世界一のプレーヤーだと思います。間違いなく。ただ、身長の高さっていうのはどうしてもマイナスになるところもあるので、僕はどちらかというと、野球で言うストッパーみたいな、リリーフエースみたいな役割で使ったら面白いんじゃないかなと思って、今日も終盤起用しました。
彼女には特に何を言わずともやってくれるかなと。僕が投げっぱなしにしてますけど、それだけ信頼しています。

写真:黒羽白

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