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インタビュー

2023-11-13 17:43 追加

スポルディング✕ヴィクトリーナ姫路・柴田真果(前編)「フランスで常に高さのある選手とプレーできたことは収穫」

スポルディング企画 柴田真果インタビュー(前編)

V女子 / 全日本代表 女子

バレーボールのVリーグは10月28日にV2女子が開幕。今季はV2を戦うことになったヴィクトリーナ姫路はオランダ出身のアヴィタル・セリンジャー監督のもと、新戦力も加わって、新しい姿を見せている。その新戦力の一人が世界中のアスリートを支えるスポーツブランドのスポルディングがサポートする柴田真果選手だ。フランスでの海外挑戦を終え、日本代表に合流してVNLに参戦。その後姫路入団を発表した柴田選手。前編ではフランスリーグへの挑戦と帰国後の日本代表での活動について聞いた。

フランスリーグでの収穫

――前回同じ企画でご登場いただいた時はちょうどフランスのヴァンドゥーブル・ナンシーへの移籍が発表になり、AVCカップ(優勝/MVP獲得)の合宿が始まる直前でした。今回はその後の柴田選手について、いろいろとお話を伺いたいと思います。まずはフランスリーグでの収穫を教えてください。

柴田:自チームのアタッカーも相手のアタッカーも身長が高い。日本のVリーグでいう外国籍選手という括りで分けられるような選手ばかりのチームで、高いところからのディフェンスは自分自身のためにもなったし、逆に私のトスも高いところで速く上げる練習もすることができたかなと思います。

また、チームが良い状況ではなく停滞した時も、いい意味で切り替えられるのが 外国人選手のいいところだなと感じました。オンとオフの切り替えなど、私生活の部分でも学ばせもらったことが大きかったです。

そして、私はプロになってから 7年目になるのですが、シーズンを通して、ずっとスタメンで出続けるのが、フランスに行ってから初めての経験でした。JT時代はどちらかというと、2枚替えなどの起用が多く、スタメン出場は少ない方だったので、出続ける難しさも勉強になりました。

――控えのセッターの選手はフランス人?

柴田:ドイツの選手でしたが、ナショナルチームには入ってなかったです。

――今、ディフェンスの話が出ましたが、日本代表の眞鍋政義監督はよく、セッターにディフェンス力を求めていると話していると思います。フランスに行く前よりも自信がついた?

柴田:フランスでいろんなアタッカーの球質の異なるボールを受けることができたのは良かったのですが、やはりディフェンスがまだまだ課題が残っているなとVNLで感じました。

――ナンシーは最終的に何位でリーグを終えたのですか?

柴田:9位です。8位以上が次のラウンドに行けるんですけど、最後の最後に行けず…という感じでした。

――海外でプレーしていると、日本人と会えるとホッとするといいますよね。

柴田:そうですね。向こうで日本語が話せるだけで、すごくホッとしたかなと。ナンシーの近くに、日本人の方が経営されているお弁当屋さんがあって、とてもありがたかったです。ちょっと今日はご飯作りたくないなって思った時は、そこに行って日本食を食べていました。

――料理は得意な方ですか?

柴田:まあ、バランスよく食べられたらOKなので、できなくはないですね。でも、簡単なものしか作ってないです。自炊しなければならない環境に置かれたら、誰でも何かしらはできますよ(笑)

――例えば、どんなものを作っていましたか?

柴田:野菜炒めとお肉焼いたりとか、魚焼いたりとか。あとは、日本食のスーパーも近くにあり、豆腐、ワカメ、納豆、味噌なども売っていたので、結構何でもできました。

――日本食のお弁当屋さんとスーパーが近くにあったのはいい環境でしたね。

柴田:ナンシーの町自体が、石川県の金沢市と姉妹都市みたいで、交換留学生が多くて、日本の学生さんも結構多いと聞きました。

――チームでは仲のいい選手はできましたか?

柴田:みんなと仲良かったんですけど、同じマンションに住んでいたスロベニア人のキャプテンの選手には、すごく面倒を見てもらっていました。1歳くらい年下なんですけど。

――現地で同じくフランスリーグでプレーしていた井上愛里沙選手、田代佳奈美選手と会ったりもしていましたよね?

柴田:3人で会いました。クリスマスの時期は基本、クリスマスブレイクといって、日本でいうお正月のように休みなので。その休みを使って、パリ観光したりとかしていました。

――チーム同士は離れた場所でしたよね?

柴田:はい。みんなうまく、ちょうど三角形に離れてたので、 中心がパリかなっていう感じでした。

――いろいろと情報交換もできましたか?

柴田:そうですね。日本のこともそうだし、今後のこともいろいろ3人で話しながら、過ごしました。

――そして、田代選手はまた海外のチームに…。

柴田:トルコの1部のチームに入団されましたね。1段階ずつステップアップしていて、すごい選手だなと思います。

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