2023-11-17 20:28 追加
PFU・池谷優佳「後悔してもいいと思った。今はPFUで新しい風を吹かせています。坂本監督は時々難しいことを言うのですが深く考えないようにしています(笑)」 Ⅴ1女子
SV女子
●坂本将康監督
昨日の敗戦から気持ちを切り替えて挑みました。気持ちの切り替えは上手くいったと思いますし、ゲームの入りも良かったです。第1セットも取れた。
ある程度の成果は得られたのですけれども、20点以降のミス…ミスというか駆け引きの部分なのかもしれませんが、終盤で点数を取り切れずに、相手にカウンターを食らう局面が多くありました。
どこのチームそうでしょうが、ミスを減らして得点を挙げる。その収支を向上させていかなければならないわけです。
1週間空くので、そこでできる限りのことをやり尽くす。やり尽くして次のゲームに挑む。その意欲が更に湧いてきた試合だったと思います。
ーー昨日トヨタ車体に敗戦して、選手がとても悔しそうな表情を浮かべていました。今日に向けてどのような話を?
坂本:まあ、そうですね。「同じことを繰り返すな、課題は同じだから」っていうことですかね。
選手は夜にミーティングをしていますが、昨日はそこで少し口を出して「明日のためにやれることを今からやっていこうよ」と伝えました。
今朝のミーティングでは気持ちを切り替えるというか、今日はユミ(林有美選手)とティティが誕生日でしてね。
「2人は今日が誕生日だね」「はい」「で、昨日は何の日?」「昨日は何でもない」「昨日はポッキーの日だよね、明日は?」「明日は何でもない」
みたいな会話をしてね。
「昨日と今日は違うんだよ。今日が来たら年齢も一つ変わっている。昨日と今日が違ってしまう理由は単に日付が変わったからなのか、寝たら切り替わったからなのかは俺にはわからないけれど、とにかく昨日と今日は違うんだよ。だから今日という時間、瞬間を全力で戦おう」という話をしました。それだけですかね。
ーーその昨日の悔しさをバネに今日は第1セットを先取しました。JTの連勝を止めるのはPFUではないかと思えるような力強い内容でした。
坂本:そうですね。私もそう思いました。
「JTが7連勝しているのは昨日までのこと、今日からは違うからな」とみんなにも言っていてね。もう少し気の利いた言葉が言えてたら、また結果も違ったかもと思っています。
ーー第2セットの接戦を取り切れなかったのは自分たちに原因がある? 相手の対応が上回った?
坂本:どっちもだと思います。お互い連続得点、言いかえれば連続失点している中でそのシーソーみたいなものがどちらに傾くか。
原因と解決策は見えています。ゲームの中で自力で解決できるかどうかはまた別なんですけどね。それが試合というものだと思います。
ーー今季は特にセッターの山下選手にかかる重圧というか、役割もさらに大きくなると思います。山下選手にはどういうことを求めている?
坂本:コミュニケーションですね。アタッカーとのハブ(HUB)になるというか。バレーボールはセッターが一番ボールを触りますから。
しっかり発言してチームの中心になってもらいたいですね。一番難しいところなんですけどね。
彼女はメンタルが強い。しっかりしてるし、一生懸命、真面目に努力を重ねてくれていて、確実にプレーが上手くなっている。
そこからもう一歩先に行くには自らおしゃべりになって、みんなの会話の中心になってもらいたいですね。
やっぱりおしゃべりが重要だと思うんですよね。セッターって。
(筆者注:坂本監督はセッター出身)
撮影 堀江丈
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