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会見・コメント

2023-12-17 08:57 追加

WD名古屋・山崎彰都「勝ちに行くという気持ちを持って、全員でウルフドッグス名古屋らしいプレーができたから今日は勝てた」天皇杯準決勝会見

V1リーグ 男子

■東レアローズ
●富田将馬選手(アウトサイドヒッター)

今日は非常に良いバレーはできていましたが、ウルフドッグさんの方がパスで耐えてしっかりプッシュなどでリバウンドももらって自分たちがいい展開に持ってくるというバレーをしていました。
そこの点で少しだけウルフドッグさんの方が上回ったゲームでした。
●髙橋健太郎選手(ミドルブロッカー)

いいゲームでした。結果的には負けましたし、内容は本当に凄く濃いバレーボールがでたと思います。
勝ちたかったというのは思うところなので悔しいですしクレク選手を中心に崩れても軟打を織り交ぜながらいやらしい攻撃を回してきたという印象です。

――二人に。ウルフドッグスとの準決勝が2年前の天皇杯(1-3で敗戦)以来で、改めてこの試合にどのような思いを持って臨んだか?
富田:2年前のウルフドッグスさんに負けていたっていうところで、勝ちたい気持ちはありましたしほとんどメンバー変わらない状態で戦っていました。
個々の技術で、こちらが上回らないと勝てないなっていうのを改めて感じました。悔しい気持ちでいっぱいです。
髙橋:前回ウルフドッグスさんに負けた試合はものすごく悔しいっていう僕の中でなかなかないぐらい悔しい思いをしたゲームでした。あれを忘れることは今後ないと思います。
そのゲームの雪辱を果たすタイミングだったので気合が入りました。
チームでも意識統一して本当に今日絶対ウルフドッグスさんに勝つという強い気持ちで臨みました。
こういう展開になってしまって跳ね返されてしまったなという感じです
あとは。ボールが(リーグ中のミカサからモルテン)変わるのは1週間もないぐらいの調整期間でバレーボールは難しいなという感想です。
来週からはこうやっていいゲームができて、もうお客さんにも楽しんでいただけて、Vリーグをさらに盛り上げて年末いきたいなと思っています。
ボールがミカサ代わって自分たちが慣れ親しんでいるボールになります。
本当に内容がある試合だったので、これは次に繋がり糧になると僕たちは思っています。
本当にこういうゲームができて、次のそのグレートベアーズさんとの順位争い(東京GB7位、東レ8位、ファイナルラウンドは6位まで出場)でしっかり勝って、今回の天皇杯負けが今後良いものだったなとなれるように頑張っていきたいと思います。

――富田選手に。酒井(啓輔)選手がパダル(クリスティアン)に頼らないトス回しをしており勝負所でサイド陣を使っていたが。
富田:大事なところで上げてくれるのは信頼してくれている証拠です。
東レはクリス選手だけではなくて小澤(宙輝)、僕、ミドルであれば健太郎さんだったり(上條)レイモンドであったりいろいろしっかり打てる選手がたくさんいます。一人に固執するっていうよりは、ああやって搔きまわすようなトス回しをしてくれた方が、もっと東レらしいバレーボールができると思うので、とてもいいトス配分だったと思います。

●篠田歩監督

第3セット以外はどちらに転んでもおかしくないゲームでした。最後の第4セット取り切れなかったのが非常に残念です。
今東レは4勝10敗の8位です。天皇杯を1つのきっかけにしたいということでこれまで出場していなかったレイモンド、小澤を起用しました。
今日小澤は機能しませんでしたが攻撃のサイドアウト率を上げるというところを目標にしてやってきました。
ある程度チームの形は出せました。これを継続してVリーグに繋げていければと思います。

――今仰っていた上條、小澤選手を天皇杯で起用したのはシーズン全体を見て流れを変えたいというところがあったか?
篠田:シーズンを戦ってきてブロックは健太郎と西本(圭吾)がいて、チームのブロックディフェンスという部分はかなりいいと思っています。
ただそのフィニッシュ今Vリーグのチーム別のスパイク決定率のランキングでは結構下の方にいます。(10チーム中7位(46.3%))
いくら守ってもやっぱ攻撃を決められないと勝てていけないというのがあります。
攻撃的なクイックもそうですけど、そこを上げていこうかなっていう意図で2人を起用した形になりました。

――この布陣で臨んでのその攻撃というところに対しての評価と今後のVリーグに繋がる収穫について。
篠田:チームのデータ見たらいいですが、攻撃的な起用で小澤を使ったのにアタック決定率が30%台というところは上げてもらいたいなというところです。
レイモンドを使って、やっぱりクイックどん決められるのでこれは1個チームの攻撃の武器になるかなというのを感じました。
もともとうちのミドルブロッカー陣はブロックの方はいいので、あとは攻撃が大事だと思うので、このレイモンドは今回のこの天皇杯、かなり収穫になりました。

――酒井選手のリーグ当初からの成長について。
篠田:真ん中のゾーンでパイプ(バックセンターからのアタック)は使いますが、クイックを使わないのは彼の特徴です。それを少しずつ変えています。
レイモンドが出場することによってレイモンドに自信を持って上げられるようになっています。
試合の中で(セット(トス)が)浮いてしまったり埋めきれないところはあります。
その点を修正していければVリーグ後半戦に向けて浮上のきっかけになると思っています。
チームの武器として一つ作っていけるかなという感じがします。

――酒井選手のトス回しでパダル選手に頼らず勝負所でサイド陣を使っていたのは監督の指示か?
篠田:Vリーグのホームゲームで(WD名古屋)と戦った時に1戦目勝った時は結構クイックにマークが来ていましたが、2戦目負けた時にクイックを使えずマークをされていませんでした。
今回もそうやってくるだろうなと思って真ん中は最初使えと指示をしていました。
それが彼の中で結構嵌って駆け引きは良かったかなと思います。
小澤が第1セット緊張なのか気負っていたのがわからないですが、1回出て(途中重藤トビアス赳選手に交代し)まだ入ってきたことによって、小澤自身の調子も上がっていったので、それを見て多分酒井も使っていたのかなと思います。
僕が指示出していたというわけではありません。

写真:黒羽白

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