2024-01-07 10:51 追加
日立Astemo・渡邊彩「バスで仙台を通過するときに懐かしい気持ちになりました」、齋藤加奈子「作り上げた絆はどのチームにも負けない」野中瑠衣、境紗里奈 東北4人娘の一関大会 Ⅴ1女子
日立Astemo会見コメント
SV女子
12月23日、24日に一関市総合体育館ユードーム(岩手県)で行われたバレーボールV1女子から日立Astemoリヴァーレの試合後会見コメントをお届けする。
今回は東北出身の齋藤加奈子(秋田県)、境紗里奈(青森県)、渡邊彩(宮城県)、野中瑠衣(秋田県)の4選手にお話を聞いた。
23日 日立Astemo 0(19-25、18-25、22-25)3 PFU
■日立Astemoリヴァーレ
●齋藤加奈子選手(リベロ)
終始、相手のサーブに攻め続けられてしまいました。
PFUさんはブロックが高く、終盤にそのブロックに捕まってしまうシーンも多く作ってしまいました。本来、自分たちがやりたい展開を最後まで相手にやられてしまったと感じています。
明日はサーブとサーブレシーブを修正して、勝ちにつなげられるようにしていきたいと思っています。
●境紗里奈選手(セッター)
自分たちの強みは、サーブで崩してディフェンスから切り返したオフェンスで勝負するところにあります。
今日はサーブで自分たちのリズムが作れない中、序盤から後手後手に回ってしまったと思います。
強みの部分をもう1回見直して、また明日の試合を頑張りたいと思います。
ーーPFUのサーブにはどのような狙いを感じた?
齋藤:まず、伸びるサーブという印象です。スピードでも緩急をつけてきましたし、前後に揺さぶられたところが何本もありました。
フロントレフトだったり、ミドルを潰す意図でゾーン1を狙われた印象です。
(隣との)関係性もそうなのですが、パサー個々の技術のところでも少し崩されてしまったと感じています。
ーーなす術なく終わってしまった印象です。今季の日立Astemoは試合の中で立て直しができる印象でしたが。
齋藤:自分たちと順位が近いチームに「勝たなければいけない」という意識が強くなって、かえって引いてしまうところがあるかなと感じています。例えば、北海道で対戦したトヨタ車体さんだったり、デンソーさん。
もちろん攻めたい気持ちはあるのですけれども体がのってこなかったり、リズムが作れなかったり。
結果、後手に回る。自分たちが作りたいリズムを相手に作られてしまう展開が多いと感じています。
今日の後半も「ブロックフォローから粘って最後を取る」という自分たちが本来やりたいことを相手にやられてしまいました。
ーー境選手に。いつも途中で試合のリズムを変える役割を果たしていますが、今日思うように展開を変えられなかったのは?
境:試合を立て直すときには、ここが「決まる」というイメージができていたり、のっている選手がいたり。そういうものをうまく噛み合わせて盛り返すことができるのですが、今日は押されっぱなしというか…なかなか反撃の波をつかめなかったと感じています。
私の仕事はアタッカーの一人ひとりを活かしたり、修正をしてハードヒットをさせることだと思っています。今日はそこに持っていけなかった。そのために必要な勢いもなかったと感じています。
チームが「何とかしなければけない、勝たなければいけない」というメンタルに支配されてしまっていたように思えました。
ーー今季はどのような思いを持ってプレーしていますか?
境:まずはファイナル6に食い込まなければ、と。
2年連続7位で終わっていますし、今年は1つでも順位を上げていかないと。リーグの期間が短い分、ひとつひとつの試合を大事にしていきたいですね。
自分の役割を全うしていきたいです。
齋藤:日立Astemoに入って7年になります。いろんな試合、いろいろなシーズン、いろいろな監督のもとで試合をさせてもらってきました。
まずは上位に行くことが、ひとつの階段を上るというか。私自身もそうですし、チームとしてもステップが上がるのかなと思っています。
そこに関しては全員が同じ気持ちだと思います。
まず上位6チームに行く。そのことにかける思いは7年の中でもいちばん大きいのかなと思っています。
チームのメンバーが大きく変わってない分、作り上げてきた絆だったり関係はどのチームにも負けないものがあると思います。
私自身もいろんな思いで戦っています。今は(德本)歩未香もいますし、いろいろな若い力を受けつつ、いろいろな刺激を受けつつ、成長できればいいなと思っています。
まずは自分の今持ってるものを1試合1試合出したり、感じたりしながら挑戦できるシーズンにしていきたいなと思っています。
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