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会見・コメント

2024-01-20 12:08 追加

KUROBE・佐藤彩乃主将「チームが強くなっていくためには自分自身が成長することが必要」デンソー・モンチベレルロザマリア「練習でやってきたことが出しきれてない」V1女子会見

V1リーグ 女子

●伊東克明監督

まず勝ったっていうことが一つチームとしても良かったです。
年明け(能登半島)地震があったり、先週私も体調不良で対応できなかったことがありました。
今週もコクラムが来ておらずなかなかいい状態ではありませんでした。
その中で普段使っている体育館が練習で使えず、地震の時、選手が避難したり、余震があってなかなか眠れずVリーグの試合に集中するということがなかなか難しい時間帯も多かったです。
先週もそうですけど、コンディションを整えるというのが普段とは違いました。
ストレスがかかる中で結果が出たのは非常に良かったと思います。
内容も当然修正するところもありますが、来週からのゲームにも繋がるいいところもたくさん出ました。
そういった意味でこの勝ちというのがいろんな意味で良かったです。
チームにとってもそうですし、地元で応援してくれる方々、いろんな人にとって良かったとまずはそう思います

――能登半島地震の影響がある中、スポーツ選手、クラブとして率直な思いは?
伊東:地震で僕らも被災したというほどではありません。
少し普段とは違う生活になってしまっています。
僕らより、もっと大変な人もたくさんいて。未だに水が富山県の中でも水が来ない、建物が倒れた、避難所でいらっしゃる方がまだいるという中で、まず僕らはバレーボールやっていていいのかなということがあります。
僕らはこれが仕事なのでやるしかないですけど、バレーボールやっていていいのかな? どうなのかなという葛藤はあります。
自分たちのコンディションも普段とは違っていて他のチームはVリーグにフォーカスしてやっているところに対して、僕らがこの状況で対戦していいのか、日本のトップリーグの中でやっていいのか?いう葛藤はありました。
試合を開催するということがリーグの中で決定しましたし、僕らはそれが仕事である意味プロなので、与えられた環境でゲームの中で全力を尽くさなければいけません。
僕らがやっていることで活力を与えたいという思いはあります。でもそれが活力になるのかどうかわからないです。
けれども僕らを見て、当然否定的な方もいらっしゃるでしょうけど、応援してくれる方々もいらっしゃると思います。
僕らのバレーを見て被災している方被災してない方は別として、単純にバレーボールファンの方とかそういった方が元気になる。
何かそういったものでやるために僕たちがバレーボールというスポーツ一生懸命やって、その中で勝った負けだとかありますけど、そういった頑張っている姿を見て、これ何か力にそういった困っている方々の力になる。
普段籠っている方で辛いことを思いしている方々の力になるって事は、僕たちが今できることなのかな、むしろそれしかできないかなと思っていました。
まず勝った、負けたというよりは自分たちでもう一回感謝の気持ちが持ってバレーボールがやれるそういう環境があることを感謝の気持ちを持って戦う、それだけです。

――浮島選手の評価について。
伊東:今シーズンもちょこちょこ試合に出ましたが、なかなかその中で数字が残せていません。
ずっとフルで出ているわけではりません。
その中で彼女もなかなか結果が出ず悔しい思いもしたとかあると思います。
そこで下を向かずにまた次の自分のチャンスが来た時に力を出せるように、それで取り組んできた結果が最後ゲームの中で数字に表れて結果に繋がったことはあると思います。
あと昨日JTさんで今日のデンソーさんもどちらも外国人選手がオポジットにいるチームなので、うちのレフト側からの攻撃が(相手のブロックが高く)少し苦しいかなというのを思いました。
であればライト側からなんとかしなければということと、彼女がうまくそこを切ってくれました。
昨日は負けましたが内容としてはいいところもたくさんありました。
そういったところでは昨日今日のゲームを見た中では非常によく頑張ってくれました。
本人も悔しい思いをしながら、ゲームの中で体現してくれたということが、本人の成長にも繋がります。
チームにとってもいいし、コクラムが良くない時とか、そういった時のオプションとして一つ武器ができたと思います。

――能登半島地震の影響がある中で、フルセット(ここまで2勝5敗)で勝利したことについて。
伊東:当然勝つことが一番ですし、ストレートで勝つ越したことはありません。
僕らは今までも2勝しかしてないチームですから、そんなことが言えるチームではないです。
JTさん、今日のデンソーさんもそうですけど、まず勝つということよりは自分たちがやるべきことをやらなくちゃいけないというそこが一番です。
そういった意味では、昨日は自分たちでやりたいこともやれましたが最後は JTさんの力に屈したというか、最後は自分たちの力よりJTさんの力の方が強くてそれに力負けしました。
今日もいいところも当然ありますが、良くないところ、負けるセットというのは結構差があってパスが返らない。どんどん悪循環になっています。
それでバスが返ればウチはミドルが決まっていて、今日だったらライトなのでそこで切れるっていうパターンが作れます。
それができなかったのは相手がどうこうより自分たちがちゃんとパスをする3人が連携を取れているのかとか誰が取るって決まっているのかとか足を動かして、ボールの正面に入って取ろうとかしていそういう細かいところです。
そういうのは自分たちで普段から練習でやろうとして取り組んでいて、それがまず試合でできたかどうかっていうところです。
毎回まずは自分たちがやろうとしていること、やりたいことを徹底してやろうということが、僕らが試合に全ての試合で臨むところです。

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