●辻健志監督

本日の試合はチームとしての攻撃の形というか。オフェンスも含めてアグレッシブな気持ちを持って受けに回らないようにというところで臨んだ試合でした。
相手のディフェンスにあったことで少し自分たちのペースを乱す形になってしまって、最終的には相手の勢いに飲まれた形でセットを失っての敗戦でした。
この敗戦の反省を生かして、今後に残り試合戦っていきたいと思っています。

――ファイナル6としては勝ちたい試合だったと思うがこの敗戦について。
辻：KUROBEさんがというよりは下位のチームに勝ち星重ねてきたチームだったので、非常に手痛い1敗です。
残り試合もありますし、またここで沈むにはいかないので、この経験を糧にして次に向かっていきたいと思います。

――今シーズンのチームの調子について。
辻：開幕した当初は怪我人とかメンバーがなかなか揃わない状況でした。
なかなかチーム練習ができなかったですけども、年末年始と皇后杯も挟みましたが、試合を重ねるごとに怪我人も復帰しました。
チームの状態としても形ができていった中で、今日の敗戦は、チームとしてのいい慣れと悪い慣れがあると思いますが、慣れが悪い方に向かったと思います。
慣れの部分をもう一度修正してどこがポイントでチームが回っていくのかを再確認して、次の試合に臨みたいと思います。

――ロザマリア選手が練習をしたことが試合で発揮できていないとコメントしていたが。
辻：練習でやってきたところ、というのはディフェンス、オフェンス面とかも両方あります。
オフェンス面で言うと相手のブロックを突き方が極端にコミットしてくるチームでした。
そういうところ見極めて空いたスペースをついていくところでした。
終盤相手の2枚ブロックに引っかかるケースが多かったので、そういったところも冷静に判断するところと勢いを見せるというところです。
ディフェンスに関しては相手のライト攻撃で（対峙する）こっちのレフト側のディフェンスが最初から最後まで、今日の試合はうまくいかなかった部分があります。
その部分は今一度精査して練習に励みたいと思います。

――石倉選手に期待するところと、チーム合流後直ぐに起用されている狙い、どんな風に育ってチームにどう貢献して欲しいか？
石倉：石倉選手はまだ合流して間もないですが、適応能力が高い選手です。
今日、昨日の試合もそうですけども、途中出場の中で良い働きをしてくれたと思います。
高校大学と見てきた中で、すごくファイティングスピリットの高い選手です。
チームが劣勢の時でも自分のプレーを終始してくれるので、そういったところにはすごく期待をしています。
（先発で石倉選手と）代わった山下（晴奈）に関してもタイプは似ているようで、実際はタイプは違うんですけど、彼女ら2人ともがいい特徴を出し合って切磋琢磨してくれることがチームにとってもプラスになると思っています。
石倉選手に関しても山下選手にしても今後チームのために精力的に競争してもらってチーム力を上げていきたいと思います。

写真：黒羽白

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