2023-12-20 12:00 追加
NEC・古賀紗理那「ブロックは好き放題しつつ、ディフェンスのしやすさを心がけている」、金子隆行監督「サーブとブロックが重要。引き続き強化したい」 皇后杯決勝会見
皇后杯決勝会見コメント(NEC)
SV女子
12月17日に東京体育館で行われた令和5年度天皇杯・皇后杯 全日本バレーボール選手権大会 ファイナルラウンド女子優勝チームNECレッドロケッツの記者会見コメントをお届けする。
●小島満菜美主将
改めて優勝できてすごくホッとしています。
自分たちのやりたいバレーが展開できてる時が、自分たちの強い時だなっていうことを改めて実感しました。
これからもまだリーグ戦は続くので、次に向けてまた精度を上げて、しっかりクオリティ高いバレーをもっともっとやっていきたいと思います。
●塚田しおり選手
今日の試合では、2連覇ということは特に考えず、自分たちのバレーボールだけをしっかりしようということを考えて、私自身はアタッカーに託すというところをまず念頭に置いて 試合に入ったので、その成果が出てよかったなと思います。
●古賀紗理那選手
今日の試合もタフになることはチームでわかっていたと思うんですけど、その中でも私自身はとても楽しみな気持ちの方が大きくて、楽しくプレーができたのが今日の勝因だと思います。
――小島主将に。今後の対戦もあるので、言える範囲でお願いしたいのですが、今日かなり、(マッケンジー)アダムス選手と長岡望悠選手に対して、フロアディフェンスとブロックを絡めて、かなり対応ができていたと外からは見えました。小島主将の手応えは?
小島:このチームは今年特にブロックはすごくいいチームだと思うので、そういったところではブロックの範囲とディグの範囲をはっきりさせて今回の試合も臨みました。そこが相手の傾向と一緒に合わさって、いい形でフロアディフェンスができたことがすごく多かったと思います。
――古賀選手と塚田選手に。NECは全体としてサーブですごく攻めている印象がありましたが、チームとして、もしくは個人としてサーブで意識していたことがあれば教えてください。
塚田:チームとしてはサーブで押していこうという話があって、個人的には高い打点から軌道を低くというところをいつも意識してやっています。それがうまくいき、いいサーブが入って、相手を崩せていたのがすごく良かったなと思います。
古賀:個人としては、緩急、変化を常につけながら打つことを常に意識していて、チームとしてもスピードを出したり、緩急のところはすごく意識しているので、今後さらに精度を上げていけたらいいなと思っています。
――小島主将に。今日もレシーブですごい存在感でした。今年はキャプテンに就任されて、去年の優勝とまた違う思いなどはありますか?
小島:去年も自分たちのやりたいバレーをやれば勝てるという自信があって優勝できたと思うんですけど、 もう一度それを体現すること、結果として出すことが、自分たちがやってきたことの証明になるかなと思っていました。そういった部分では今までとやることは変わらないですけど、そこのクオリティをさらに上げることを常に意識してやっていたので、 特に2連覇とか、そういうのは意識せずにやっていました。
――皆さんに。試合のファーストブレイクが古賀選手のブロックから始まって、古賀選手は今日、8本のブロックを止めました。2点目をブロックで得点したところも含め、古賀選手のブロックを2人はどんなふうに今日感じていて、古賀選手はご自身のブロックの感覚がどうだったのかを教えてください。
塚田:古賀選手は1枚でも駆け引きをしてくれて、後ろの空いたところにしっかり入れば、 抜けてきたボールを拾えるという、とても見やすいブロックですし、やはりアグレッシブに止めに行くっていうところが後ろから見ていても、「あ、絶対止まるな」っていうふうに見えています。
小島:古賀選手はいつもブロックがいいのですが、特に今日は良かったと、後ろに入っていて感じました。古賀選手とは長くやっているので、そういった意味では古賀選手がどういうふうに跳ぶのかということは後ろに入っていてわかります。古賀選手が自由にやるところに、自分は空いているところに入ろうと思いながらいつもやっているので、そこは古賀選手に「ありがとう」って言いたいです(笑)
古賀:今、小島選手も言っていたように、私は 結構好き放題駆け引きをするので、後ろは本当に大変だと思います。でも、それは私の仕事だと思っていて、 だから後ろの小島選手には「好き放題動かすよ」っていうのをいつも伝えています。その中でも今日は押さえるべきところというよりは、「ここに跳ばれたら向こうは嫌だろうな」っていうのを常に考えながら跳びました。その日その日でブロックのテーマはいろいろ違うんですけど、そこは今日は意識して、 結果、キルが増えたっていうのは、私自身も良かった点ではあると思います。チームとして、ここは抜かれたくないとか、そういうのをしっかり話した上で好き放題やっているので、今後もディフェンスのところとしっかり話しながら、フロアディフェンスを詰めていけたらいいなと思っています。
――古賀選手に。第2セットの途中にドルーズ選手に身振り手振りを交えながらアドバイスするような場面があったかと思います。そこは何を話していたのでしょうか?
古賀:ブロックのタイミングとか手の出し方とかが相手に使われる出し方だったので、多分それを伝えたんじゃないかと思います。
――古賀選手に。キルブロックにこだわっているということですが、今はどちらかというとキルが取れなくてもいいから、タッチを取ってブロック戦術に嵌めようという流れが主流かと思います。その中で敢えてキルブロックで自分で点数を取りに行くというこだわりというのは、どういうところから生まれたのでしょうか?
古賀:常に勝負して点数を取りに行きたいというのが一番にあるのと、金子監督からも「好き放題していいぞ」っていうのは一昨年ぐらい前からずっと言われてるので、好き放題しつつもディフェンスのしやすいブロックを意識してやるようにしています。
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