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バレーボールマガジン>会見・コメント>アランマーレ・柳沢紫子「アランマーレはスパイカーを1人にしない。昔はV2でも勝てなかった。負けが続いていますが、支える力の見せどころだと思っています」 V1女子

会見・コメント

2024-02-03 07:00 追加

アランマーレ・柳沢紫子「アランマーレはスパイカーを1人にしない。昔はV2でも勝てなかった。負けが続いていますが、支える力の見せどころだと思っています」 V1女子

SV女子

ーー柳沢選手に。柳沢選手の考えるアランマーレらしさ、とは?

柳沢:プレーとしては「サーブからのトータルディフェンス」です。私が入団したのはチームができて3年目の時、チームは今、9年目になりますが、ずっとそこが強みだと私は思っています。
昔は今みたいな攻撃力はなかったのですが、サーブからのトータルディフェンスを信条としていて、ディフェンスを強みにしていました。そこは今でも健在だと思っています。
小さくてもサーブとディフェンスはできます。私の中でのアランマーレらしさはそこだと思っています。

プレー以外のところでは 「全員バレー」ですね。チーム力で勝つということをずっとテーマに掲げています。
スパイカーをひとりにしない。スパイクを打つのはスパイカーですが、コートにいる残りの5人が「行けー」という気持ちを乗せてあげればスパイカーも勇気を持ってスパイクを打てますので。
全員で1点を取りに行くのがアランマーレらしさだと思っています。

ーージュニアチームの監督もしていますね。

柳沢:ジュニアでは監督の立場でやらせてもらっています。
選手とは全然視点が違うというか、選手だったらこうするけれども、監督になると考え方も変わるというか。今、いろいろ学んでいるところですけど、監督としての考え方が少しずつできるようになっていますし、それをトップチームにも還元できていると思っています。
ジュニアの大会では2位になりましたが、自分が選手をやってるからこそジュニアの選手たちの気持ちもすごくわかりますね。
ジュニア選手権大会の決勝戦は監督視点からの言葉もかけましたが、同時に選手としての声がけもできました。監督と選手を両立してる強みを感じられました。

ーー柳沢選手は長くV2を戦ってきました。必ずしも毎回試合に出られたわけではないですし、陰で支える役回りも課せられました。試合に出られないことで葛藤もあったと聞いています。
しかし、V1昇格時に北原監督から「アランマーレは柳沢のような選手を作っていきたい」と賛辞の言葉を送られました。今、V1で戦っている中で感じていることは?

柳沢:その話を聞いた時にはすごく嬉しくて、自分がやってきたことだったり、考えてきたことが間違いじゃなかったんだなって思いました。
選手ですから、やっぱり試合には出たい。その中で葛藤もたくさんあったのですが、その気持ちを抑えて頑張ってきた部分を北原監督が言葉で表してくれたのがすごく嬉しかったです。
この先も今までやってきたことを続けていけばチームのためになると強く感じました。

V1に昇格して、チームは負けが続いています。でも、私がV2で1年目、2年目の時も負けの方が多かった。
最近はV2で常勝チームになりましたけれども、昔は本当に勝てなくて。
私たちはそういった経験をしてきましたので、こういう時にこそベテランの存在意義の見せ所といいますか、プレーでなかなか表現できない分、プレー以外のところでしっかりチームを支えて、アランマーレはV1でやっていけるんだっていうのを見せたいですね。下の子たちが伸び伸びとプレーできるように支えていきたいと思っています。

ーー木村主将の掲げる「アランマーレらしさ」、岡村選手の言う「局面」。そこにもっていくためには?

木村:チャレンジャーとしてガンガン攻めていくことが相手のチームにとっては一番嫌だと思います。まずは気持ちの面でしっかりと相手と戦えるように勢いを持って戦っていくことがアランマーレらしさに繋がってくると思います。そこを発揮してこそのサーブからのトータルディフェンスですね。スタートの入りの部分をしっかりとやっていきたいなと思います。

岡村:(勝負のできる)局面に持っていくためには私たちのバレーを展開しないと難しいです。ミスを恐れずにチャレンジしていく、そういう気持ちを前に出して、これからの試合に臨んでいきたいと思っています。

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