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2024-05-05 03:53 追加

デンソー、久光、日立Astemo、岡山が準決勝に進出 黒鷲旗女子

黒鷲旗女子 準々決勝の結果

SV女子 / 大学バレー 女子

 第72回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会は4日、Asueアリーナ大阪(大阪市中央体育館)で準々決勝男女各4試合が行われた。

 女子の第1試合はデンソーがKUROBEに3-1で勝利。グループ戦では敗退したPFUに敗れ、金蘭会高とフルセットになるなど苦戦したデンソーだが、大会後の引退を発表している中元南主将がチームを牽引し、若手の山下晴奈、石倉沙姫も躍動し、準決勝に駒を進めた。


 第2試合はグループ戦を全勝で突破したJTと、筑波大に敗れるなど苦戦しながら勝ち上がった久光が対戦。久光はこの大会を最後にチームを退団する濵松明日香が21得点(内ブロック2得点)、アタック決定率65.5%と健闘した。対するJTもこの大会ではアウトサイドヒッター(大学時代はミドルブロッカー)に入っているルーキーの大山遼らが活躍したが、久光が3-1で勝利した。

 この大会を最後に退任するJTの吉原知子監督は「宮部愛芽世が体調があまり良くない中、本人が試合に出たいということでベストを尽くしてくれた。(大山、宮部ら)若手には、これからどんどん自信をつけて頑張ってもらいたいなと思う」と話し、自身の今後については「まだ何も決まっていないし、現役時代からあまり休むことなくやってきたので、ゆっくり考える時間を作りたい」とした。

 第3試合はグループ戦を全勝で勝ち上がった日立Astemoとトヨタ車体が対戦。この大会好調の日立Astemoがストレートで勝利し、準決勝進出を果たした。トヨタ車体のセッター・高佐風梨は「チームで自分たちの失点をなくしていこうと話していたが、今日も自分たちの要所でのミスが結果に直結したと思う」と敗因について語った。

 第4試合はグループ戦全勝、久光、東レとV1の2チームを破って準々決勝に進出した筑波大と岡山が対戦。筑波大の勢いがどこまで続くか注目されたが、岡山がストレートで勝利し、準決勝に駒を進めた。筑波大のセッター・熊谷仁依奈(2年)は「相手は速いバレーでディフェンスも素晴らしく、学ぶところがたくさんあった。この大会で経験したことを大学リーグでも活かしていきたい」と話した。現在開催中の関東大学春季リーグで筑波大は負けなしの6連勝中で、こちらの展開も注目される。

 5日は準決勝が以下の組み合わせで行われる。毎日新聞社のサイトで無料配信があるほか、CSのGAORAでも生中継で放送される予定。

10:05~ 久光 ✕ デンソー
12:05~ 日立Astemo ✕ 岡山


写真:堀江丈

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