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コラム

2024-05-28 18:13 追加

ネーションズリーグ女子第2週、五輪予選の時よりパワーアップしたブラジルにリベンジなるか

Others / 全日本代表 女子


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■中国のシュテイの出来はどうか?

中国は東京五輪以降、代表から退いていたシュテイが戻ってきた。右手首のケガと、期待されながら東京五輪でメダルを逃したことからSNSで攻撃を受け、一時は引退を考えるほど落ち込んでいた。しかし、郎平前監督の支えにより、現役続行、そして今年は代表への復帰も決意した。中国の第1週は、3勝1敗。負けたカナダ戦では、サーブを13本取られ、ブロックが1枚になる場面が多く、バタバタ焦っていた印象だ。ここに精神的支柱であるシュテイが戻ってまとまるのか、長い間の代表のブランクはどうなるのか気になるところだ。やはりレセプションがきれいに入れば、スピードのある攻撃になるので、日本はサーブに自信をもって押していきたい。バックからの攻撃は、左右のライン際、中央後方へ、選手の間へと幅広くコートを使ってくる。完全アウェーの状況だが、集中力をもって臨みたい。

中国のレセプションをどう崩すか(写真:FIVB)

■フランスとドミニカ共和国のブロックにも注意

その他の試合は、2戦目がフランス、4戦目がドミニカ共和国になる。フランスは今年からVNLに参加したばかりだが、第1週はブルガリアを破り大喜びだ。ブロックを15本取り、うち9本を主将のオリンガ・アンデラが決めた。日本とは2022年の世界選手権前にパリで行われたプレオリンピック大会で対戦がある。ここは取りこぼしのない様に、しっかりしめていきたい。

初めてのVNLでまずは1勝をあげ、五輪開催国として弾みをつけるフランス(写真:FIVB)

最後のドミニカ共和国は、昨年、北中米大会を制し、そして五輪予選ではセルビア、中国を次々と倒し出場権を獲得した最も勢いのあるチームだ。背番号20、21番のマルチネス姉妹が引っ張る。以前は、連続失点で崩れやすさがあったが、リベロ、カスティージョの堅い守りから攻撃につなげ、今はすっかり自信にあふれている。1週目に参加しなかった主力がどこまで出てくるか、メンバーに注目だ。

攻守に自信がでてきたドミニカ共和国(写真:FIVB)

■日本女子の第2週試合予定(開催地、中国マカオ)

日時は日本時間
5月28日 午後8時30分 対ブラジル
5月30日 午後5時 対フランス
5月31日 午後8時30分 対中国
6月1日 午後5時 対ドミニカ共和国

バレーボールネーションズリーグ公式サイト:volleyballworld.com

取材:ブラジル在住 唐木田 真里子

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