2024-06-24 01:38 追加
女子日本代表、イタリアに1-3で敗れるも三大大会では46年ぶりの銀メダルを獲得 VNL決勝
VNL女子 決勝戦の結果
全日本代表 女子
バレーボールネーションズリーグ(VNL)2024女子ファイナルラウンドは23日、タイのバンコクで決勝戦が行われ、日本(世界ランク6位)はイタリア(世界ランク1位)と対戦。1-3で敗れたが、銀メダルを獲得した。日本は同大会初の決勝進出となった。
日本チームのスターティングメンバーは、日本チームのスターティングメンバーは、岩崎こよみ、古賀紗理那(主将)、石川真佑、山田二千華、宮部藍梨、和田由紀子、リベロ・小島満菜美(ディグリベロは福留慧美)。
第1セット、イタリアリードで進み、日本はセット前半でタイムアウトを使い果たす。山田のブロードなどで日本も必死に追いすがるもエゴヌ、シッラの攻撃を止められず、最後は日本のスパイクが2本続けてアウトになり、17-25でセットを落とす。
第2セット、和田に代え、林琴奈を入れてスタート。立ち上がりは宮部、石川の攻撃で3-1とリードするも、すぐにイタリアに5連続得点され、リードを奪われる。その後、古賀の攻撃で粘るも、セット後半、日本の攻撃が決まらなくなり、相手のブロックなどで7連続失点する。日本は関菜々巳と井上愛里沙を投入するが、終盤はイタリアのエゴヌが活躍し、第1セットと同じ17-25でこのセットも失った。
第3セット、岩崎を戻し、井上と荒木彩花を入れてスタート。序盤はリードされるが、古賀がダイレクトを相手コートにたたきつけて8-8と同点にすると、その後、井上のスパイクで12-10とリードを奪う。井上は2連続サービスエースを含む3連続得点で活躍し、18-13とするが、相手も譲らず、2点差に詰め寄られる。林のスパイクで20-17と日本が先に20点に乗せ、山田の2連続得点で22-18。終盤はイタリアにミスが出て、25-21で日本がセットを取り返した。
第4セット、イタリアリードで進み、6-11の場面で日本はタイムアウト。中盤は荒木のクイックが効果的に決まり、終盤はコートに戻った和田のポイントもあり、18-21まで追い上げる。しかし、エゴヌに連続で決められ、ボセッティのスパイクでマッチポイント。最後は古賀の攻撃がブロックされ、20-25。セットカウント1-3で敗れた。
この試合の結果、日本の銀メダルが決定した。日本の主要国際大会での銀メダルは2014年のワールドグランプリ以来10年ぶり。現在の三大大会(五輪、世界選手権、VNL)での銀メダルは1978年世界選手権以来、46年ぶりとなった。(過去の三大大会=五輪、世界選手権、ワールドカップでは1981年ワールドカップ銀メダルがある)
なお、決勝戦に先立って行われた3位決定戦では、ポーランドとブラジルが対戦。フルセットの末、ポーランドが勝利し、銅メダルを獲得した。
最終順位は、1位:イタリア、2位:日本、3位:ポーランド、4位:ブラジル、5位:中国、6位:トルコ、7位:アメリカ、8位:タイ、9位:オランダ、10位:カナダ、11位:ドミニカ共和国、12位:セルビア、13位:ドイツ、14位:フランス、15位:韓国、16位:ブルガリア
個人賞では古賀がベストアウトサイドヒッター賞、小島がベストリベロ賞を受賞した。
写真:FIVB
同じカテゴリの最近の記事
- 刈谷が群馬を3-1で下し、ホームで今季初勝利 SV女子 [SV女子] / 2025.10.13
- 男子は順天堂大が流行性疾患蔓延のため、2試合不戦敗に。女子の全勝対決は東女体大に軍配。敬愛大が秋季で初勝利 関東大学秋季リーグ1部 [大学バレー 女子,大学バレー 男子] / 2025.10.13
- 埼玉上尾、NEC川崎、デンソー、Astemoが開幕2連勝。群馬が刈谷を3-1で下し、初戦勝利 SV女子 [SV女子] / 2025.10.13
- NEC川崎がSAGA久光に3-0で勝利し、白星発進。姫路がフルセットを制し、開幕2連勝 SV女子 [SV女子] / 2025.10.12
- 東京サンビームズにモンゴル代表ハンドスレンが入団。クレク夫人、アンナ・クレクは10月末合流予定、元ポーランド代表アウトサイドヒッター V女子 [V女子] / 2025.10.11
コメント
Sorry, the comment form is closed at this time.