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バレーボールマガジン>インタビュー>次の舞台はポルトガル。”旅するバレーボーラー”埼玉上尾メディックス・花澤佳奈「欧州選手権に出るのが今の目標。ヨーロッパに自分を知ってもらいたい」

インタビュー

2024-08-15 10:34 追加

次の舞台はポルトガル。”旅するバレーボーラー”埼玉上尾メディックス・花澤佳奈「欧州選手権に出るのが今の目標。ヨーロッパに自分を知ってもらいたい」

Others / V1リーグ 女子

■埼玉上尾メディックス

●花澤佳奈選手(セッター)

――NECレッドロケッツ川崎を退団。その後、海外移籍までの期間限定で埼玉上尾メディックスでプレーをすることになりました。こういうショットでの契約は女子のVリーガーではあまり例のないパターンですね。

花澤:レッドロケッツを退団して(海外移籍までの期間をどう過ごすか)GMの中西さん(中西了将氏)とお話をしていました。
その中で、サマーリーグなら試合に出ることができるかもということになり、中西さんからも「挑戦してみれば?」と後押しをしていただいたんです。
NECはもう3人セッターがいるので難しかったのですが、今季は各チームのセッターが動いているのでどこかにチャンスがあるのではないかな、と。
その状況を考えたときに、青学で同期の山中(宏予)がいたり、先輩の目黒(安希)さんがいる埼玉上尾メディックスでまた一緒にやりたいなって思って。そこで上手く話がまとまった形ですね。

――なるほど。メディックスは正セッターの岩崎こよみ選手がオリンピックに参加していますし、サマーリーグに出場できるセッターは鎌田咲希選手だけでしたので、メディックスの方から声がかかったのかなとも思っていたのですけれども。むしろ自分でプレーする場所を探しに行った結果だったのですね。

花澤:そうです、そうです。

――その積極性は花澤選手らしいというか、さすがですね。

花澤:海外に行くことが決まっている中、自分がサマーリーグに出場できるなんて考えてもいなかったですし、渡欧まではゆっくり過ごそうかなって思っていたんです。
でも、もしプレーできるならとダメもとでアタックしました。9月には海外に行くという条件だったのにメディックスに受け入れてもらって…自分でもびっくりしました。

――具体的な移籍先は?

花澤:ポルトガルのクラブカイロスというチームです。昨シーズンは9位でしたが、リーグでは何回も優勝をしているチームです。

――短期間でメディックスに馴染んで、なおかつ求められる役割を果たすのはなかなか大変なことなのでは?

花澤:自分はもともと海外志望なので。海外って結構毎年チームが変わるというか、メンバーが入れ替わって短期間で作るところがあるんです。
今度移籍するクラブカイロスもそんなチームです。メディックスでの経験はそういったことに対する心構えにもなりますし、学生時代から知っているメンバーも多くいますので、すぐに馴染めました。メディックスには感謝しています。

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