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会見・コメント

2024-11-14 12:00 追加

負けてなお強し。デンソー・瀬戸杏華「クイックに手応えを感じた」、山上有紀「高さとスピードを活かす」、辻健志監督「誰が出ても結果を出せるチームに」SV女子

SV女子

●辻健志監督

スタートが非常に上手く行きました。
ただ、最近の試合の傾向でもあるのですが、良いセットの次のセットではなかなか流れを掴みきれない。相手がローテーションをずらしてきたことで、少し後手に回ってしまったと思います。
第2セットは序盤に0対9になってしまい、そのまま点差を縮めることができませんでした。
何回かチャンスボールもありましたが決めきれなかった。特に課題と感じている点です。

そのセット以降は対応でも先手を打てましたし、戦術面でも収穫の多いゲームだったと感じています。結果につながったと思います。

――第2セット、0対9になったのはどういう状況だったのか?

辻:宮部藍梨選手のサーブに苦しめられました。
想定していなかったわけではないのですが、そこからラリーに持ち込んで取り切ることができなかった。ミスも多く出してしまいました。
いきなりタイムを2回取って対処したのですが、選手たちも頭の中ではわかっていても、体が動かなかったところがありました。そういう時は指示も明確に出さなければと思いました。

――山下晴奈選手の投入で流れが変わった?

辻:山下はディフェンス能力が高い。相手はオープンスペースに打ったつもりでもそこに彼女がいる。ポジショニングの技術で何本も相手の決定打を拾っていましたね。相手にもプレッシャーをかけられたと思います。
現在は石倉沙姫と併用しています。どちらも優秀な選手ですが、今の形がチームとしてはマッチしているのかなと思っています。彼女は「必殺仕事人」といいますか、後からの投入で非常に高いパフォーマンスを出してくれていますね。

――コネオ・アマンダ選手の評価は?

辻:すごく良いジャンプをしていました。相手のブロックの上であったり、少し前にボールを落としたりとか、彼女しかできないようなプレーがたくさん出ていました。土日の連戦には少し慣れていない部分があるので明日もパフォーマンスが維持できるように頑張ってもらいたいと思っています。

――9連勝という成果に対して。

辻:私自身も少し驚いているところがあります(笑)。
連勝をしようと思ってプレーしているわけではなくて、目の前の一つひとつのプレーを確実にこなすところに、選手もスタッフも集中してくれているのが、この結果につながっていると思います。
選手、スタッフも含めて、「自分が何をしなければいけないのか」という課題をもって、常にそれを更新し続けてくれています。
これだけやっておけばいいというわけではなくて、さらにこれをやる。そういう向上心を持っていろんなことにチャレンジしてくれています。

――最後の1点、サーバーに磯谷実紅選手を送り出したのは?

辻:怪我をしている大﨑琴未、東谷玲衣以外の18名、全員メンバー入りをしています。
ここまで彼女だけ出場機会がなかったのですが、20名全員で戦うという意味でも彼女を今日使うことを考えていました。

彼女の持っているポテンシャルを考えればもっと活躍ができる場所で投入したかったのですけれども、クロスゲームになったことでなかなか投入のチャンスがありませんでした。
最後の最後になりましたけれども、ここで彼女をコートに送り出した、ということです。

「チームで戦う」、「誰が出ても結果を出す」それがエアリービーズです。
彼女はしっかりサーブ打ってくれましたし、ポイントも取れました。起用して大正解だと思っています。

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