2024-11-21 11:41 追加
PFUブルーキャッツ石川かほく・細沼綾主将「ブロックは常に上位をキープ、ブロードも頑張る」、バルデス・メリーサ「たくさん点数を取るためにハードワークする」、藤倉由貴「入団するならここしかない。最後の挑戦でした」 SV女子
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●馬場大拓監督
本日の試合ですが、プレーの精度が勝敗を分けたように感じました。
第1セットの入りも課題ですし、第2セットはオフェンスが機能し始めて良い流れだったところ、最後に連続失点をしてしまいました。
そこに至るまでの1点の重みといいますか、積み重ね方で我々よりNEC川崎さんの方が勝っていました。
NEC川崎さんは粘り強いディフェンスからのオフェンス、その精度が、最後まで高いクオリティで行われていたと感じています。
我々は良い展開も作れていたのですが、第2セットの勝負どころもそうですし、(奪取した)第3セットも相手に詰められていました。第4セットの連続失点もあります。プレーの質とクオリティを保つことができなかったがゆえに今日の敗戦に繋がったと思っています。
NEC川崎さんは強いチームだなと改めて感じました。ディフェンスも粘り強い。しかし、我々も戦えるポイントが多く見られました。
選手は一生懸命やってくれています。明日はそこをしっかりと出し続けて、クオリティーの高いプレーを続ければ勝機が見えると思っています。
――川﨑鈴奈選手をスタートのオポジットで起用。メリーサ選手、ウィリアムズ・カシャウナ選手との使い分けは?
またセッターをジャイサエン・ナッタニチャ選手から藤倉由貴選手に変えた理由は?
馬場:まずオポジットについてです。
バルデス選手がチームの中心でずっとやってくれていましたが、リーグの前に少し怪我をしました。
開幕週はまだリハビリの段階でした。これから上がってくるという状況です。
ウィリアムズ選手もダイナミックで良い選手です。
そんな中、今日、川﨑を起用したのは、まず川﨑の状態がすごく良かったことです。今日もブロックの上からアタックを打つことができていました。
それからディフェンス面ですね。
NEC川崎さんの高いオフェンス力、島村春世選手、山田二千華選手のワンレッグ攻撃。和田由紀子選手、ロレイナ・メアリーズ選手、ライトにも攻撃力がある選手が揃っています。
そこに対してのディフェンスを考えたときに川﨑は計算できる選手です。今日の試合を見ていただいてわかるように、オフェンス面でも遜色なくやってくれました。
次にセッターについてです。 ナッタニチャは非常にテクニックがある選手です。ですが、チームへの合流に時間がかかりました。
ナッタニチャとタットダオ選手はずっとタイ代表で一緒にやっていますが、他のプレーヤーとは時間を作らなくてはいけない。プレータイムを作って、互いのコミュニケーションを上げて行く必要もあります。そこでスタートではナッタニチャでいきました。
ただ、今日のファーストセットはリズムが作れなかった。そこで藤倉にチェンジしました。そこから良いオフェンスができていましたので、そのまま藤倉でいこうと決断をしました。
――1つのセットの中でもお互いに主導権を奪い合う展開でしたね。
馬場:サーブがキーだったと思います。
我々が優位に運べているときは良いサーブが打てていました。相手のアウトサイドの選手にしっかりとストレスをかけられている。
試合の中盤から少しNEC川崎さんのサーブのクオリティが落ちてきたところがありましたが、NEC川崎さんはそこからハードサーブだけではなくて前後に駆け引きをするサーブを入れてきました。
そこに我々が対応しきれなかったところがあります。
――藤倉選手は、クラブチームから加入した異色の選手です。昨季は控えセッターでしたが、今季はメインで上げることも多くなると思います。監督から見てどのような選手か?
馬場:献身的な選手です。今シーズン、ナッタニチャの合流遅かったということもありますが、ずっとセッターを彼女が一人でやってくれました。
黒鷲旗が終わってすぐに参加したVTBカップもそうですし、サマーリーグ、中部総合、それぞれの大会で、しっかりと彼女が上げ切って優勝できています。
彼女の中でも自信になっているんじゃないかなと思います。
信頼できるセッターだと感じています。
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