2024-12-02 21:18 追加
ブレス浜松・荒谷栞「まずはバレーを楽しみたい。チームの好調に乗って自分の調子も上げて行く」、濱田義弘監督「現状維持は停滞と一緒、進化を続けたい」 V女子
V女子
■GAME2
11月24日 ブレス浜松 3(25-19、25-14、25-22)0 カノア
●西行米主将(リベロ)
昨日はカノアさんの高さに困惑する場面が多かったのですが、今日は昨日を踏まえて対応ができました。チームは6連勝、ホームの3節すべてで勝利することを目標にしていたのですが、それを成し遂げることができて良かったです。
――2位のカノアにホームで連勝。大きな勝利ですね。
西行:相手は素晴らしいチームでした。それでも自分たちは今シーズン(すべての試合を)勝ちに行かなければいけないと思っています。その思いの中であらためて勝つことの難しさ、大変さもすごく感じています。
自分たちがやってきたこと、今シーズン始まってからもそうですし、昨シーズンからやってきていることもあります。
それを踏まえてさらに上を目指したバレーができているのは良い状況ですし、その結果、今日はストレートで勝つことができたと思っています。
――濱田監督の目指すバレーにはサーブレシーブの安定性が不可欠です。西行主将は昨シーズンサーブレシーブ賞を取っていますね。
西行:今週の試合は正直難しかったです。相手というより自分自身「なんか感触が合わないな」というのが1週間続いていて、その状態で試合に入ってしまいました。
ダメな時はダメな時なりにやることも普段ならできるのに…今日はそこができなかったと反省しています。
ブレスのバレーを通していく中ではやはりスピードが大事ですので、1本目の質がすごく大事になってきます。それをコントロールする責任はリベロにありますし、自分の調子の良し悪しに関係なくここが崩れるわけにはいきません。
自分のプレーが上手くいかなくても気持ちを抑えてチームとして良いプレーに繋げていく。
今シーズンの自分の課題だと思っています。
●若泉佳穂選手(オポジット)
自分のスパイクに対してすごく対策をしてきてるなと今日の試合で感じました。
でもそこで決めきることが私の仕事です。バックアタックのコースを工夫したり、なるべく人がいないところに打ったり。そういうことも含めて自分のプレーがきちんとできたと思います。
――昨季の得点王。ゆえにマークも厳しいでしょうが、今季はどうやってタイトルを狙っていく?
若泉:今年はアタック決定率で一番になることを目標にやっているんです。今、多分2位か3位ぐらいなのかな。1位が狩野亜衣なんですが(笑)、同じチームでもやっぱり負けたくないです。
それから決定率だけでなく大事なのは効果率、ですね。スパイクを決めた本数からミスを引いて出す数値なんですが、そこもこの1年間こだわっていきたいと思っています。3年連続の受賞(若泉選手は3年目。1年目新人賞、2年目得点王)を目指して頑張ります。
●早川京美選手(アウトサイドヒッター)
カノアさんは高さがあり、ハイレベルなバレーをするチームです。その相手に自分たちがどう勝ち切るかということを考えて1週間やってきました。勝利できて良かったです。さらにプレーの精度を高めて、皇后杯や次の試合に臨んでいきたいと思います。
――今日はずらりとタイトルホルダーが並んでいますね。早川選手は昨季の新人賞でした。
早川:去年の会見で「自分には強みがない」と言ったのですが、今年も何か特別な強みを身につけたというわけではありません。
でもこのチームにはサーブレシーブ賞を取った西行がいますし、得点を決める若泉さんがいる。自分の対角のレイレ(アンドラデ・レイレライニ)だったり、ブレス浜松には本当にVリーグの中でもトップの選手が揃っています。私はその人たちを活かすプレーだったり、攻守ともに安定したプレーをしていきたいですね。
サーブレシーブは今ブレスから3人が上位に入っているので、そこで走り抜けていけたらいいなと思っています。
(早川選手は12/2時点でサーブレシーブ成功率1位)
●荒谷栞選手(ミドルブロッカー)
6連勝している中、良い状況のところで試合に出させてもらっています。そこで自分のプレーを出し切ることが今の課題だと思っています。
チームが好調ですので、個人的な部分もどんどん上げていきたいです。
――ブレス浜松の印象は?
荒谷:ブレスのメンバーはVリーグの中でもトップの選手が集まっていると思います。昨季のヴィクトリーナと同じ感覚というか、連勝も続いていますし、一歩周囲から抜けているんじゃないかなと思っています。そういうチームでバレーができていることをすごく幸せだと思っています。
――多くの思いを持っての移籍だと思います。今プレーヤーとしてどういうことを目指し、ブレスやファンの皆さんに何を伝えていきたいと思っている?
荒谷:あの大きい怪我(姫路時代、荒谷栞選手は2021‐22シーズンの開幕戦に左膝を負傷。約2シーズンを棒に振る)をしてからもずっと怪我続きで、自分的にもいろんな思いがありながら今シーズンはレンタル移籍という決断をしました。
まずはバレーを楽しみたいというのが一番にあります。バレー人生の中で今の自分がピークにあるとは思っていません。怪我があってから上手くプレーができていないという実感はあります。
それでもやっぱり選手として…このチームに参加させていただいています。
最後の最後まで、バレーボールを楽しんで今シーズンを終われたらなというのが今の一番強い想いです。
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