2025-01-07 12:40 追加
慶應義塾主将で191cmのセッター・松田悠冬。左足骨折を乗り越え3回戦へ「支えてくれた方々への感謝を忘れずに戦う」 春高バレー
春高バレー 慶應義塾(神奈川)コメント
高校バレー 男子
6日に行われた第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会(春の高校バレー)2回戦、男子の慶應義塾(神奈川)対鳥取中央育英(鳥取)の試合は最後までどちらが勝ってもおかしくない大接戦となった。第1セットを慶應義塾が25-21で先取するも、第2セットはデュースにもつれこみ、30-28で鳥取中央育英が取り返す。最終セットもデュースとなったが、27-25で慶應義塾が奪取し、セットカウント2-1で慶應義塾がベスト16進出を果たした。
チームを支えるのは191cmの大型セッター・松田悠冬(ゆうと)主将(3年)。3回戦の対戦相手・鎮西とは国民スポーツ大会でも慶應義塾中心のチームで対戦し、この時はフルセットで勝利をおさめている。松田は「前回のようにはいかないと思うが、全員がまた今日の試合のような強い気持ちを持って戦いたい」と意気込んだ。
「松田はチームの心臓のような存在。これまでの試合は彼が勝たせてきた」と渡辺大地監督も信頼を寄せる松田だが、1か月前に左足の中足骨を骨折。「全治3か月と診断された中、本人の努力でここまで回復した。本人の強い希望もあり、この大会は出場してもらっている」(渡辺監督)。スタートからの出場は叶わないが、大事な場面で途中出場し、何より精神的な部分でチームを支えている。
「コートに入ったら気持ちが乗っていたので、痛みはあまり感じなかった。1点でも2点でもチームに貢献したいという思い」と話す松田。「自分一人の力ではここまでこれなかった。サポートしてくれた関係者や保護者の方々、治療の携わってくれた方や、松葉杖の時にサポートしてくれたチームメイトなど、いろいろな方々の支えがあってここに立っている。感謝の気持ちを忘れずに戦いたい」と決意を新たにしていた。
写真:坂本清
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