2025-01-18 08:00 追加
東京GB・後藤陸翔「速いバレーボールスタイルに対して突き通す心がなかった」 SV男子会見
東京GB 会見 SV男子
SV男子
1月12日に有明コロシアム(東京都)で行われたバレーボールSV男子、東京GBvsヴォレアスの試合後会見のうち東京GB分をお届けする。
■東京グレートベアーズ
●大竹壱青選手(ミドルブロッカー)
2週連続ヴォレアスさんとやるっていう面白い組み合わせになりました。
昨日からやっていてそうですけど向こうは、こちらの対策をしっかりしてきていたっていうのは本当に分かりました。
それに対して僕らがちょっと一歩引いている部分もありました。
うまくいかない時間が多くあり、乗れない部分があった中でうまくやられたっていうのが、今日の敗戦に繋がったと思います。
この敗戦というのは、今ずっと連勝(6連勝)してきた中で僕らにとってはとても大きくて痛い対戦です。
やられてから切り替えるのではなくもう1度締め直してオールスター前の来週に向けてホームゲームがあるのでもう1回チームを作り上げていきたいと思います
●後藤陸翔選手(アウトサイドヒッター)
まずはグレベアとして今季のこのゲームで入場者数が最多(7605人)ということで多くの方々が見に来て下さったことはありがたいことだと思います。
自分たちのゲームの話をすると同じ相手と4連続でやるゲームで対策されている部分もあるのは当たり前で、自分たちも対策できる時間もあった中でした。
セットスポーツなので、どちらにどれだけ流れが来るか、流れを引き寄せられるかという中で、難しい時間が多かったのも事実です。
ヴォレアスさんの方がいいバレーボールしていて、いい気持ちでしっかりサーブを攻めてきたので、自分たちを受けになった形が多かったです。
当然流れがこっちに来ないわけで、自分たちもいいバレーをしている時間はありました。
それを長くキープできなかったっていうのは次の試合に向けて良い材料ができたと思います。
どのチームも格下と思ってないので、今シーズンに関してはどのチームも拮抗しているという印象を受けます。
そこプラスに揃えていきたいですし、チームとしても浮き足立っていた部分があったと思います。
そこはもう1回締め直して、ゲームが続きますので、いろんな方々にバレーボール見に来てもらえるように、僕たちもしっかりと結果を残していきたいと思います。
――後藤選手と大竹選手に。浮き足立っていた部分があったという点について。
後藤:浮き足立っているという表現があっているかわからないですがヴォレアスさんと 4戦連続戦うとなった時にチームとしてもいい形で得点が入らないシーンが多かったです。
最初の1戦目もそうですけど、チームとしての状態があまり良くなかったのは自分も印象を持っていましたし、多分皆も感じていることです。
それはヴォレアスさんが対策してきているからこそ、自分たちが気持ちよく決められるシーンがなかったというのもあります。
自分たちが今速いバレーボールスタイルやっていますけど、そこに対しての突き通す心がなかったっていうのもありました。
もう1回シーズンを通して自分たちがやっているバレーをどれだけ突き通せるかというのが、昨シーズンもそれが結果になりましたし、今年もどれだけそこに対してフォーカスできるかが課題となってくると思います。
恐らく技術とかの問題ではないです。皆できる能力を持っていますし、気持ちの部分でどれだけ自分たちのバレーボールスタイルを信じられるかが課題になってくると思います。
大竹:うち自体先週ヴォレアスさんと戦った時もそうですけど、2戦目で出だしが悪いのが2週連続続いたというところで、僕ら自身がそこに対して改善し、その準備はしてきました。
その改善がしきれてなかったっていうのが結果です。
向こうはそのスタートから行こうというのが見ていて思いました。
でもグレベアは僕が思うに本当に強いチームです。
その強いチームになるため、レベルを上げるためと考えたら、こういう落とし方はあまり良くないというのははっきりと言えます。
強くなるため、僕たちがもう一つレベルアップするためにはこういう試合を落とすのではなく、勝ち切ってそれもフルセットでなくてもいいし、 3ー0、3ー1で勝てればもっとグレベア自体が強くなり、良くなると思います。
ヴォレアスさんは今順位が一番下ですがそういう相手には横綱バレーで取る、僕らより順位が上のチームにはしっかりといやらしいバレーをして勝利を勝ち取るというそれをはっきりとできればもっとクレベア自体のレベル上がります。
今日は本当に僕らが弱い部分が全て出たと思います。
――後藤選手に。バレーボールスタイルを信じ切れなかったのは調子が上がってない部分があったのか?
後藤:自分の調子が悪いとかではなく、同じ相手と4戦連続やると相手が対策するのは当たり前です。
この先も何回も当たるようなチームはあります。
速いトス(セット)に対して2枚ブロックが来るケースが今まで少なかった(が今日は来たので)僕、(フェレイラ)アレックス、マサさん(柳田将洋)、マチェ(ムザイマチェイ)を含め、そこに対して2枚来た時のサイドの問題です。
そこに対してどう打っていくのか、リバウンドもらうのかとか、自分たちのスキルセレクトの部分で多分ミスセレクトが多かったと思います。
打っていく部分は打っていいと思いますが、皆冷静に対処できていなかったシーンが多かったと感じました。
――多くの観衆が集まる中で得点取った時に雰囲気を盛り上げようと大きくリアクションしているが。
後藤:僕たちのバレーボールできているのはファンの皆さん、スポンサー、クリエイターさんたちのおかげでもあります。
そこはコートの中に立っている身としては、自分たちだけで戦うのではなくファンの皆さんとも戦っていきたいという意味を含めて鼓舞することが多いです。
――大竹選手に。今週手原(紳)選手プロデュースの「非公式」カレンダーが発売されたが(※100部用意された)
大竹:手原さんが(公式カレンダーの)キービジュアルの選手たちがいるというので、それに入ってない人たちで手原さんが選んだ中で、いいもの話題になるものを作ろうことの一つの発展でした。
結果として完売にもなりましたし「非公式」の中でも良かったと思います。
――選手からファンサービスの企画がでてくるようなチームに今シーズン加入したことについて。
大竹:昨日のは公式ではなく、「非公式」これは一番重要なことです。
手原プロデューサーが作り上げてきたものだったのでファンの方々に喜んでもらえたのは僕らにも声が届いていますし、それができたことは一つの成功ではないかと思います。
――来週に向けて。
大竹:この敗戦を糧にというわけではないですが、これをレベル上げるためのチャンスにもしたいです。
これは悔しい思いとしてしまっておきながら来週まだ続くので、ホームゲームでもあります。この広い有明コロシアムでできるのは本当に嬉しいことです。
光栄なことなので、来て下さるファンの方々にもう一度勝利を届けられるように僕らグレートベアーズ一丸となって戦っていきます。
後藤:今回出た課題は明確になっているので、そこをこの1週間でどれだけ修正できるかがチーム力にも関係してきます。
これから先の勝敗に繋がってくると思うので、すぐに直せるところは直して、リーグを通して改善していくところは少ししっかり見極めて、チームとして戦っていきたいと思います。
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