2025-03-06 07:00 追加
今は試練、槍は投げても投げやりにはならず。クボタスピアーズ大阪・柳田歩輝「勝負所には自信がある。ラリーの中でしっかりディフェンスに加わることを意識したい」 Ⅴ男子
クボタスピアーズ大阪会見コメント
V男子
3月1日に四日市市総合体育館(三重県)で開催されたバレーボールVリーグ、ヴィアティン三重対クボタスピアーズ大阪(GAME1)の試合後会見から、クボタスピアーズ大阪のコメントをお届けする。
クボタスピアーズ大阪はこの時点で3位。プレーオフ進出の2位確保のためにも必勝を期した試合だった。
VT三重 3(34-32、25-22、25-23)0 クボタ
●枡富滉主将(アウトサイドヒッター/リベロ)

ストレートで負けたのですけれども、全セットうちが序盤にリードする展開でした。それにもかかわらず、すべて同じ展開でまくられて負けてしまう。
終盤、相手側の1点の取り方とか、1点に対する気持ちというところで負けたのかなというのが率直な感想です。明日も試合があるので切り替えて、今日出た課題をしっかり全部持ち帰って対策を練って頑張りたいと思います。
――今シーズン3位(取材時)につけています。プレーオフ圏内にあと一歩というところですが、今季のチームをどう評価する?
枡富:シーズンの前半は連勝していましたが、一番大事な終盤にかけて勝てなくなってきています。チームで修正しなければいけない大事なポイントがあると思うので、それを今シーズン中に見つけ出して、来シーズンにも活かせていけるようにしたいと思います。

――漠然と感じている部分はある?
枡富:見つかったらすぐにでも修正したいのですが、ポイントがなかなか解らずに最近は連敗が続いているのかなと感じています。
それが何かを考えるのもプレイヤーの仕事だと思うので、投げやりになるのではなくて、こういうしんどい時こそ全員で一つでも課題に気が付いて、改善策を見つけて、それに向かって取り組んでいきたいなと思います。
●柳田歩輝選手(アウトサイドヒッター)

3セットとも序盤で先行していて、そのリードを終盤詰められて逆転されるという内容です。先週の大同特殊鋼知多レッドスターの時も同じ負け方でした。勝敗の前にその原因を把握して潰さないと今後も難しい試合になっていくと思います。原因は絶対あると思う。トスを上げる場所なのか、パスの精度なのか、メンタルの部分なのか。しっかり明確にして課題を出さなければと思います。それができなければ今シーズンのプレーオフや来シーズンも含めて、これからの先の試合で同じ展開で負けることが続くと思うので、原因を突き詰めて、そこを早く解決していきたいなと思います。
――自身のプレーに対する今シーズンの手応えや課題は?

柳田:チームの課題でもあると思うのですが、ラリーを自分たちから作れないところがあると思います。例えば1本目が決まらなかった、繋がれたという時に、僕もそうなんですがブロックシステムの中にきちんと戻れていません。
逆にヴィアティンさんは攻撃が決まらなかった後にしっかりディフェンスに戻って、ラリーでディグを拾って、もう1回展開する、その繰り返し動作ができていると感じています。
今日僕らはロングラリーが続いた時にも点数を取り切れていなかった。集中力も違ったのかなと思います。僕自身もその対応が苦手なタイプだと思うのでそこは課題だと認識しています。
サーブレシーブもキャプテンにフォローしていただいているので、そこもしっかり取り組みたい。
攻撃の面では多少ムラがあるのかもしれませんが、最後の勝負どころに対しては自信があるのでこれからの試合でもその強みを発揮していきたいなと思います。
●上杉徹監督

我々にとっては、本当に負けることができない試合でした。負けるとプレーオフが遠のいでしまう。勝つためにはどうするかということを、みんなで話しながら進めてきたのですが、最後の1点2点が足りなかった。ただ選手は本当に最後まで一生懸命やってくれました。切り替えていきたいです。
――3セットとも先行して追いつかれる形。相手のヴィアティンの良かった点は。
上杉:数字にも出ていますが、相手のオポジットの選手(山下晃選手)に60%を決められてしまったことですね。
一番打数の多い選手ですし、その彼を攻略できなかった、彼を仕留めきれなかったところが一番大きいかなと感じています。
そこに加えて、要所要所で本部翔太選手にクイックが出て、しんどい展開になってしまいました。
――クボタスピアーズの目指しているバレーは?
アタックの部分は今もリーグでも1番、2番の数字を出しています。攻撃面の数字をしっかり保ちつつディフェンスを強化する。粘り強いブロックとディフェンスでどんどんブレイクを取っていきたいですね。戦術的な話としてはそういうところになります。
後はどんなに苦しい時でもチームがバラバラにならずに、みんなが一体となって戦えるチームを目指してやっております。
今、苦しい状況が訪れていますが、我々が一体になってもう一度トライできるかどうか、そこが問われています。今はまさに試練の場だと思っています。
撮影 堀江丈
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