2025-03-15 07:00 追加
A山形・工藤真帆「第1、2セットは戦えておらず、マイナス思考に陥り、考えすぎてしまう部分があった」 SV女子会見
SV女子
●北原勉監督
悔しい結果になりました。
選手は頑張ってくれましたが、勝ちたい気持ちが前に出過ぎて、久しぶりに自分たちのバレーが全くできなかったと感じています。
明日へ向けてしっかり修正し、頑張りたいと考えています。
戦術戦略というよりもそこにフォーカスしすぎて、自分たちのバレーを見失っていた部分があります。
そのため、第1、2セットは一気に取られる展開になってしまいました。
第3セットでは9年目のセッター田村(愛美)がバレーをシンプルにし、少し持ち直した部分もあります。
しかし、1セットを取るのが精一杯でした。
――自分たちのバレーを見失っていたとコメントしていたが、第1、2セットは序盤リードしていたと思うが。
北原:悪くはなかったのですが、偶然上がった、偶然守れた、偶然決まったというプレーが多くありました。
これでは終盤厳しいと感じていました。
予定していたシステムやディフェンスラインを実行していても決められれば、終盤で挽回できる見込みがあります。
しかし今回は逆で、勝ちたい勢いで突っ込んだものの、やられるべきところでやられ、最後に逆転されてしまいました。
修正を試みましたが、チームに浸透せず、修正できなかったのは私の力不足でした。
――第3セットにセッターの田村選手、アウトサイドヒッターの吉村(優花)選手を起用したが、選手交代で流れを変えようとしたのか。
北原:気持ちが焦り、やろうとした戦略戦術が全く思い通りに行きませんでした。
シンプルにプレーしてくれる田村を入れて、一度チームを落ち着かせたい意図がありました。
吉村は内定選手でゲームの流れをまだ掴めていないため、後半に起用し、今までやってきたことを元気に出すことを重視しました。
終盤では通用するかもしれませんが、SVリーグのセット内でどう戦うかは今後の課題です。
短期決戦では戦術で勢いでいく時もありますが、序盤、中盤、終盤の戦い方を身に染みてわかったところがあります。
――2枚替えで石盛(めるも)、田中(麻帆)選手を起用したが。
北原:田村選手のシンプルなバレーだけでは厳しいと思い、落ち着いてきたところで両選手を投入しました。
我々はディフェンシブなチームです。
ディフェンスラインが崩れるとやりたいバレーが全くできなくなってしまいます。
一味スパイスになってくれればという意図で交代しました。
写真:黒羽白
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