2025-03-18 21:17 追加
SVLが理事会報告会を実施。来季SVライセンス判定結果(第1回)などを発表。女子の埼玉上尾メディックス、男子のヴォレアス北海道が継続審議に
SVL 理事会報告会を開催。第1回来季SVライセンス判定結果など
SV女子 / SV男子
バレーボールの一般社団法人SVリーグ(SVL)は、18日、2024年度第9回SVL理事会を開催。終了後にメディア対象の報告会を実施した。
理事会にて2025-26 シーズン SVライセンス判定(第1回)が決定し、女子は埼玉上尾メディックス(以下、埼玉上尾)が施設基準(ホームアリーナの確保)を理由に継続審議となり、現・Vリーグのブレス浜松は不交付(Vライセンス審議中)となった。取材に応じた大河正明チェアマンによると、「埼玉上尾は複数のアリーナでホームゲームを行っているが、それぞれにきちんと確約がとれていることが要件になる。埼玉県は今年1月に八潮市で道路陥没事故があり、アリーナ改修よりもインフラ整備のお金が優先されるなど、クラブと直接関係のない事情も影響している。また、ブレス浜松に関しては端的に言うと少し売り上げが足りない。ただ、成績も非常に好調で、浜松は政令指定都市。その中でプロスポーツとして根を張ってやっていただきたいなとは思っている」と説明した。
一方、男子はヴォレアス北海道(以下、ヴォレアス)が財務基準を理由に継続審議となり、現Vリーグの北海道イエロースターズ(以下、北海道YS)にSVライセンスが交付された。現在、入れ替え戦による昇降格がなく、チーム数は奇数では試合が組みにくいことから偶数と決められているため、ヴォレアスの債務超過が解消され、SVライセンスが交付されればヴォレアスが優先となる。しかし、これが解消されない場合は北海道YSが昇格の可能性もあるとしている。「ただ、ヴォレアス、VC長野など下位のチームが勝利したり、敗戦の場合も接戦が増えている。本当に10チームのままがいいのか、場合によっては12にして、もう1クラブ頑張ってSVライセンスを取れるようなところを見出していった方がいいのかなど、具体的な議論を早急にしたいとは思っている」と大河チェアマンは話した。
なお、継続審議のクラブの判定結果については、4月16日(水)開催の第10回SVL理事会にて改めて決議し、決議内容については理事会終了後、2025-26シーズンのリーグ編成と合わせて発表となる予定。また、Vライセンス交付については、3月19日(水)開催のJVL理事会にて決議、発表される。
写真:中西美雁
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