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会見・コメント

2025-03-29 09:00 追加

NEC川崎・佐藤淑乃「試合を重ねるごとに成長するのが自分の目標」 SV女子

SV女子

●金子隆行監督

数字上では我々の方が上回っていました。
バレーでいうリズムに乗る、取り切れる時に自チームのミスや相手に取られてしまったので、自分たちのリズムをつかめなかったと感じています。
今シーズンは13試合フルセットをやって7敗しています。
最終セットで2点差で負けることも多いので、一気に畳みかけられる力が安定していないという実情があります。
残り5試合のレギュラーラウンドがあり、上位のチームと当たることもありますので、さらにチームの強みを磨いて、明日の1戦を立て直したいと思います。

――途中交代した中川(つかさ)選手の正体についてはどうか。
金子:目にボールが当たったというところです。
現状は病院にも行かずに大丈夫な範囲にいます。

――2セットビハインドとなる中で試合を通して1年目の佐々木、佐藤選手を使い続けていたところ、最後に山内選手を起用して3アウトサイドヒッターの形にしたことの狙いは何か。
金子:セッターの中川のアクシデントがあり、2枚替えができないという現状で、ロレイナ(メアリーズダシルバ)はいいサーブもありますが、ミスの率も高いというところでした。
最初は和田(由紀子)がいいサーブを持っていて、後衛の部分でディフェンス面で起用しました。
和田がゲームに入りきれていない状況が続いたので、ベテランで今シーズンで最後になりますが、山内の適応力を買って第5セットに起用しました。
彼女もいいサーブを打ってくれますし、サーブレシーブで急に入っても動じずやってくれるのは頼もしいと思いました。
彼女の適応力と、あとはディフェンスでしっかり粘り切りたいというのがありました。
KUROBEさんも粘っていましたし、ロレイナがずっとオフェンスでも本数が集まっていた部分があるので、少しバックで休ませるという狙いもありました。
アウトサイドに関しては、佐藤、佐々木にしてもよくやってくれていると思います。
彼女らはまだ1年目の選手で、これからいろんなことを乗り越えていかなければいけないと感じています。
佐藤に関しては得点で日本人トップの得点を誇っており、トップ争いをする選手になってきています。
いい時ばかりではなく、悪い時に彼女がどういう存在感を出していけるかというところに、僕自身かけた部分もあります。
これを機にまた彼女が1周り、2周りでも成長してもらえることをしっかり期待したいです。
彼女だけのチームではありませんので、他にも古谷(ちなみ)だったり、いろんな選手がまだ控えている中でも、僕が彼女にかけたというところは僕の責任でもあると思います。
今回の負けは選手たちがどうこうというより、僕自身の采配の部分もトータルで含めた僕のミスだと思います。

写真:黒羽白

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