――上原社長に。イタリアなど他のクラブから2年目以降にオファーがあった場合、それも選択肢として考えていらっしゃるのかどうかを教えてください。また、秋本選手は実際に海外行きが決まって、今どんな気持ちでいますか？

上原：そういう可能性は選択肢としてあるかもしれない。ただ、それが目的で秋本選手を海外に出すということではなくて、結果論としてはあるかと思いますので、それはその段階でいろいろ話し合いができればいいかなというふうには思っております。いちばんは姫路の選手なので、日本の姫路のファンが待っていますし、早くここで頑張ってほしいというのが本音ではありますが、選択肢という可能性としてはあるとお返事したいと思います。

秋本：プレーで噛み合わなかったりするかもしれないのが不安ですけど、やっぱり自分がどれだけ試合に出ることができるのかというのがすごく楽しみです。

――どんな姿になって日本に帰ってきたいか、自分の中でイメージはありますか？

秋本：世界に通用する選手になりたいと思っています。日本代表には石川真佑さんのようなすごい選手がいますが、それでもチームとしては世界一になれないという部分があるので、そういう部分で自分も日本のチームに貢献できるように、スパイクだったりレシーブだったり、全ての部分で世界に通用する選手になりたいと思っています。

――今後のタイムスケジュールは？

上原：この後、世界選手権に向けてまた代表合宿に戻ります。世界選手権でもし最終まで行けば 9月8日が決勝と聞いていますので、それまで残ることも前提として、終わりましたら少し休養を取ってドイツ行く予定です。
ドイツリーグの開幕が10月4日と聞いており、ドイツからは早く来てほしいと言われていますが、本人もずっと日本代表で世界大会に出ていますので、ちょっと休養も入れながら、調整して送り出すということになっております。

――上原社長に。姫路として、現地で食事などの生活面のサポートは考えていますか？
秋本選手にはVNLで出た自分自身の課題をドイツでどういうふうに修正していきたいかを教えてください。

上原：言葉は自分で今英語を勉強しているということですので、そこは自助努力してもらうとして、食事面などのサポートは現地のチームと連携して、できる限りのことはぜひサポートしたいというふうに思っております。

秋本：VNLでは2枚替えなど、途中で入ることが多かったのですが、その少ない時間でどれだけ自分のいい面を出せたかなと。コートに立ったときにプレーを発揮できるかどうかというのが、今後も使ってもらうために大事なことだと思っています。コート外でのメンタルの持ち方だったり、コートに入ってすぐにどれだけ体を動かせるかだったりが大事だと思います。自分的には今回は結構いいプレーができたと思うので、そのレベルアップをドイツに行ってしていきたいなと思っています。

――お母さんはどんな言葉をかけて背中を押してくれましたか？

秋本：母は海外に行った方が絶対自分的にも成長できると言ってくれて、前向きな言葉をかけてくれました。

――海外挑戦を経て、どんな夢を叶えたいかを教えてください。

秋本：オリンピックに出て、金メダルをとれるチームに自分ができるような選手になりたいなと思ってます。

――上原社長に。契約期間はいつからいつまでですか？

上原：実は 8月1日、今日からの契約です。ただ、当然、世界選手権がありますので、終わ
り次第合流するということになります。5月末までの契約になります。

――ドイツでの背番号は？

秋本：まだ決まっていません。

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