2025-10-18 21:42 追加
NECレッドロケッツ川崎・佐藤淑乃「プレーのフォーカスを個人からチームへ」 SV女子
SV女子
●中谷宏大監督

群馬さんにオフェンス力があることは前週からわかっていました。
うちもオフェンス力を強みにしています。ですので、どちらがディフェンスで粘りを出せるか。そこを今週は大事に練習してきました。選手が我慢強く落ち着いてプレーしてくれたと思います。
――NEC川崎の監督としてどういったバレーを展開していきたいと思っているか、目指しているものは?
中谷:NEC川崎の良さはオフェンス力。そこに全振りしているというか、そういった思い切りの良さがあると思います。
私はどちらかというとディフェンスを整備する方が得意なので、その部分を色付けしています。
昨季同様、アタックの決定率やオフェンス力で相手を破壊するようなストロングポイントを最大限に出しつつ、それを活かすためのディフェンスを組み立てていきたいです。
――島村春世選手が海外挑戦。その穴を埋めるべく、ミドルブロッカーの甲萌香選手が頑張っていますね。
中谷:ポイント自体は多くないですが、特にブロックでの貢献を感じます。前の2試合も含めて、相手にいいプレッシャーをかけてくれています。
ミドルブロッカー陣、両サイドもブロック力のある選手が多くいます。真ん中から打たれることも少なくないですが、そこで良いタッチを取ってくれているので、チームが上手く循環していると思います。
――セッターの中川選手をどう見ている?

中谷:セッターはコート上の監督と言われますが、中川選手はその言葉が日本で一番似合う選手だと思います。攻撃の組み立てや戦略をコーチ陣と話しながらも、彼女自身がすごく考えてやってくれています。コート内で変化が必要な時でもすぐに察知して実行できる、その部分では間違いなく日本で一番の選手だと思っています。
撮影 堀江丈
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