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インタビュー

2025-11-08 21:42 追加

バレー界のレジェンドがついにSVリーグに登場! アンダーソンインタビュー「堺はとてもいいチームでSVリーグも高いレベルになるだろう」

SV男子


――堺、大阪の印象をおしえていただけますか?

アンダーソン:私は大阪を愛しています(笑)。この街はとても素晴らしい。レストランもいっぱいあるし、カフェも数え切れないほどある。子どもたちが遊べる安全で清潔な公園や遊園地もたくさんあります。

子どもたちが探検するための場所が限りなくありますし、退屈することができない街ですよね。それに日本はアメリカやロシアといった国と違って、他の都市に旅行に行くのも近くて行きやすい。日本はもともと好きで、妻がとても日本で暮らしたがっていたんですよ。大阪はこの街自体も楽しいし、日本の他の都市や観光地に行くのにも便利で、とてもいいですね。

――SVリーグは世界最高峰のリーグを目指しているんですけれども、今アンダーソン選手から見て、どれぐらいのレベルにあると思いますか?

アンダーソン:まずは日本のバレーボールの印象からなんですけれども、ディフェンスが本当に強くて、それからもし一度で決めきれなくてもボールをリサイクルして、長いラリーをして、とても技術が高いよいリーグだと思っています。

SVリーグになってからは、世界トップリーグになるために、外国人枠を多く広げて、いろんなタイプの、いろんなポジションの選手を入れていますよね。ですから、それがよい効果を打ち出して、将来的に世界トップのリーグになっていくと思います。それとともに、日本人の選手も自分もコートに立つために、より上手くなろうとしているように見えます。そういうモチベーションの高さも見えるので、本当にみなさんが頑張っている良いリーグだと思っています。

――日本のリーグの独特なシステムだと思いますが、土日連戦というのは初めてですか。

アンダーソン:土日連戦ということに関してだけ言うと初めてですね。連戦自体は国際大会や、かつてのチャンピオンズリーグのプレーオフなどもそうだったので、それについては初めてではないです。むしろよくあることです。ただ、リーグのシーズンを通してというのは初めてになるね。そこは調整を楽しんでいきたいと思います。

――日本では近年、アメリカ代表選手が複数プレーしていますが、たとえばラッセル選手やトーマスジェスキー選手などに日本のリーグについて聞いたりしましたか?

アンダーソン:そんなには。トーマスのガールフレンドと私の妻は友人なので、それについて話したことはあるようです。トーマスは皆さんも御存知の通り、大阪の別のチームでプレーしていましたから、大阪がどんなところかとか、日本のリーグでプレーする、日本で生活するためにやるべきことは何なのかといったことですかね。私自身はもっと一般的な話題しかしていません。

でも、日本に来ることは、その妻も私もすごく楽しみにしていたことなんです。これまでに何度も国際大会などで日本を訪れたことはありますし、日本の良さをよく知っています。だから、日本でプレーしたいとずっと思っていました。

――もちろん今の目標はリーグ優勝だと思うんですけど、それにプラスしてうかがいたいのは、確かパリ五輪の後にロス五輪も目指したいとおっしゃってたように記憶しているのですが、今もそれは変わりありませんか?

アンダーソン:そうですね。今はもちろん堺というチームの勝利を第一に考えています。2つ目の質問ですが、そうです。今もその目標は変わっていません。もちろんそれが厳しい道であることはわかっています。でもロス五輪に出場すること、そこで良い結果を出すことは今も私の大きな目標です。

――ありがとうございました。

聞き手:中西美雁
写真:黒羽白

マシュー・アンダーソン プロフィール(堺ブレイザーズオフィシャルサイトより)
シャツネームANDERSON
生年月日1987年4月18日
身長208cm 体重100kg
最高到達点369cm
出身地アメリカ合衆国
戦歴・表彰
【所属チーム】
・2008~2010年Cheonan Hyundai Capital Skywalkers
・2010~2011年Tonno Callipo Vibo Valentia
・2011~2012年Casa Modena
・2012~2019年Zenit Kazan
・2019~2020年Leo Shoes Modena
・2020~2021年Shanghai Volleyball Club
・2021~2022年Sir Safety Perugia
・2022~2023年Zenit Saint Petersburg
・2023~2025年Ziraat Bankası Ankara

【代表歴】
・2008年パンアメリカカップ 優勝
・2011年NORCECA選手権 2位
・2012年FIVBワールドリーグ 2位
・2012年ロンドンオリンピック 5位
・2013年NORCECA選手権 優勝
・2014年FIVBワールドリーグ 優勝
・2015年FIVBワールドカップバレーボール 優勝
・2016年リオデジャネイロオリンピック 3位
・2017年FIVBグランドチャンピオンズカップ 4位
・2018年FIVBネーションズリーグ 3位
・2018年FIVB世界選手権 3位
・2019年FIVBネーションズリーグ 2位
・2021年東京オリンピック 10位
・2024年パリオリンピック 3位

【受賞歴】
・2013年NORCECA選手権 MVP、ベストアウトサイドヒッター
・2015年FIVBワールドカップバレーボール MVP
・2017年FIVBグランドチャンピオンズカップ ベストオポジット
・2018年FIVBネーションズリーグ ベストオポジット
FIVB世界選手権 ベストオポジット
・2019年FIVBネーションズリーグ MVP、ベストオポジット
・2025年CEVカップ2025 MVP

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