2025-10-25 11:04 追加
NECレッドロケッツ川崎・佐藤淑乃「絶対負けたくない気持ちが出た試合だった」SV女子
SV女子
●中谷宏大監督

昨季チャンピオンのマーヴェラスさんに対して、我々はチャレンジャーという立場で挑みました。
序盤の勢いのまま行ければ良かったのですが、第3セット以降、マーヴェラスさんらしいバレーを展開されて苦しいゲームを強いられました。
あの流れからよく第5セットを取り切ったなと率直に感じています。
――第5セットで取り返したのは何が良かったのか?
中谷:うちの良さは、結果に至るまでの過程を大事にしていることなのですが、第3、4セットは結果を先に追い過ぎてしまったと感じています。
結局オフ・ザ・ボールのところだったり、そこに対する準備のところが雑になってしまった。そこでマーヴェラスさんに優位な展開を作らせてしまったと思います。
第5セットに入るときに「もう一回その部分を丁寧にやろう」と。
選手たちが頭の中を整理して、やるべきことをやりきったことが大きいのかなと思います。
――意識せざるを得ない、負けたくない相手だったと思いますが、あえてそこを気にせずにやろうとしたのか。逆に強い気持ちを持って臨んだのか?
中谷:僕自身はまず一試合一試合という気持ちがありましたが、やっぱり去年のファイナルを経験した選手たちはリベンジに燃えるところがすごく強かったのでしょう。彼女たちの言葉からもそのことをあらためて感じました。

――佐藤選手がサーブで集中的に狙われる中で、そこを他の選手で補うことは考えなかったのか?ジア(ジョバンナ・ミラナ・デイ)に対しては児玉(奈津美)選手をフォローに入れたが。
中谷:要因は一つではないのですが、まず言えるのは「佐藤がこのチームの柱であることは間違いない」ということです。
彼女自身がこれから先、日本を背負って立つことを考えても、ちょっとぐらいパフォーマンスが落ちたからといって、その理由で外すことはあまり頭にはないです。そのぐらい彼女には期待しています。
――シッソ(シルビア・チネロ・ヌワカロール)選手のスイッチが入った感じがありました。
特に序盤、シッソ選手が効果的に得点を取っていたのは、どういうところが良かった?
中谷:彼女はすごく賢い選手なんです。事前にミーティングしたところに対してのトライがきちんとできています。
途中から相手も対策してなかなか決まらなくなったのですが、じゃあそこから次はどうするかという、切り替えにも素早く対応できる。
彼女の持つバレーボールIQの高さだと思います。
撮影 堀江丈
U-NEXTから「J SPORTSバレーボールパック」を販売中。加入はコチラから!!
↓↓↓

同じカテゴリの最近の記事
- カミーラ・ミンガルディと福留慧美。昨季イタリアリーグでネットを挟んで戦った2人が姫路でチームメイトとして日本一を目指す SV女子 [SV女子] / 2025.11.14
- 涙の勝利者、ヴィクトリーナ姫路・大島杏花「喜びは3割、7割は悔しさです」 SV女子 [SV女子] / 2025.11.13
- 日鉄堺BZ・大宅真樹「いろんな選手がどこからでも攻撃できるのは、うまく嵌ってくるとプラスになる要因になる」 SV男子会見 [SV男子] / 2025.11.12
- 広島TH・新井雄大「コンディション自体は悪くなかったが、落ちてる時でも自分を信じて使い続けてくれた監督、スタッフに感謝をしたい」 SV男子会見 [SV男子] / 2025.11.12
- 東京GB・古賀太一郎主将「開幕直後のタイミングで難しい試合を最後までみんな戦えたことはチームにとって大きな一歩を踏み出せた」 SV男子会見 [SV男子] / 2025.11.12










